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策略

巷では花金というようですが私は地獄の金曜日です

レポートが、うへあ

事件の連絡を済ませた浅野と下川は被害者が運ばれた東城医科大学へと急行し被害者の処置が終了していることは連絡が入っていたがなかなか出てこないためずっと処置室の前の椅子で待ちぼうけていた。

「こないなー。もう帰ったとかじゃないだろ?」

下川が顔をプータレていると中から担当医であろうものが上ずった悲鳴をあげて何かから逃げようとするのをすりガラス越しのドアから現認し下川と浅野はドアを勢い良く開けて突入した。

「まっちがえまっしたー」

全力で浅野はドアを閉めて下川は顔色を悪くした

「なんで助けねぇんだよ!」

担当医はいつも捜査一課の人間の定期検診でお世話になっていた人物である加藤だが白衣と青色のスクラブと言われる医師が着るユニフォームの上着がはだけていた

「そいうった趣味だったのですね。加藤先生」

下川が幻滅した表情を見せてしまい加藤があのなぁと言おうといた時だった、加藤を襲ったおかま、つまり被害者がドアを開けて今にも来ていたピッチピチの蛍光色テカテカのドレスの肩紐をとっているのを見てしまい浅野は愕然としてしまった

「ここは神聖な病院では?」

ニューハーフがこちらに気がつくと今度は浅野に対してすり寄ってきた

「あーら、あなた彼と同じ匂いがするわねぇ」

ベタベタとくっついてくるニューハーフに気が引けながらも下川は気にせずニューハーフに謝罪と質問を投げかけた

「今回は、私たちの捜査に協力いただきリがとうございます。

私たちの配慮が足らずこのようなことになってしまい申し訳ありませんでした。さっそくで申し訳ないのですが犯人に心当たりはありませんか?」

ニューハーフは首を横に振って縫合された指をじっと見つめて一つため息をつくと首を横に振った

「あなたたちのせいではないのよ、私の不注意。それに私は情報なんて一つもゲットできていないのよ」

浅野の隣に改め直して座ると首を数回ほどひねって下川たちを見つめてゆっくりとまばたきをする

「今回ね、昔からの知り合いの情報筋の人を頼っても何も出てこなかったの、その帰りに急に襲われて。あとは・・・・ね、ああなったの。」

浅野は数回ほど頭をかいて情報の欠如に憤っていた

「でも、犯人がさ。私に襲いかかる前に(イッツユーアスア、グアラエーターオブマリアージュ)って言っていたんだけどどういう意味か分かる?」

下川は頭にハテナマークをたくさん浮かべて考えきれなくなり必死に浅野に助けを求め浅野は何回か眉間にしわを寄せてボソッとつぶやいた

「It’s you as a guarantor of marriage。婚姻の保証人としてあなたを・・・という意味だけどどういうことだろう?」

そこに口を突っ込んできたのは加藤であった

「そういえば結婚するには保証人とか立てないといけないんだろ?その犯人さんは誰かと添い遂げたいとでも勘違いしてるんじゃないか?民法第739条とか738条とかそこらへんの問題だろ?」

3人は顔を見合わせ気持ちが悪いという顔をした。特にニューハーフは怒りをあらわにする

「冗談じゃないわよ。私が切られて、指まで縫う羽目になったのに保証人ですっておかしいじゃないの!頭狂ってるわよ。そいつ!」

確かにそうだと浅野は繰り返し頷き下川の方を見るとニューハーフの服の上着にあったメモを必死に読み解こうとしていた

そして加藤に対してあるものを要求した

「なぁ英和辞典とかあんなの持ってない?俺英語まったくわからないんだけど」

あ〜あと言って下川からその手紙をハンカチで汚れないようにして持つとゆっくりと読み更ける。学術論文を発表するために英語で書くためにであろうそういったところは加藤に有利なようだ

「When until when doing make me wait, are you satisfied?

Waiting for you all the while, GE, maybe my heart becomes strange.

But even how good is that already?

After having already got happiness, you come to my breast.

I'll love so that it doesn't melt any more.つまりは、(貴女はいつまで私を待たせれば気がすむのですか?

ずっと貴女を待ちつつげている私の心はおかしくなりそうだ

しかし、もうそれはどうだっていいのです

貴女はもう幸せを獲得した、あとは私の胸元においで

溶けてなくなるほどに愛してあげる)

という意味だ」

・・・・。といった印象である

「何すっとぼけてんだ?あんたらこれどう考えたっておかしいだろ?ある意味中二病こじらせてる勘違い野郎とかそんなんだろ?」

気持ち悪いとしか言いようがなく時間がぼんやりと過ぎていった

「気持ち悪すぎる」

加藤がポツリと呟くがあながち間違いではなかった

と言うより本気で気持ちが悪い

何か手がかりはないかと思っていると浅野の携帯に着信が入った

相手は何と失踪中の橘である

「橘さん!あんた一体どこほっつき歩いてるんですか?」

『大体は、優から聞いた!すまん俺もちょっとまずい状態でな!

明日には絶対に戻ってくるこの連続猟奇事件を終わらせる証拠を持ってきてやる!』

電話口から漏れる音声に下川は食い入るように聞き入った

「証拠って一体なんですか?」

『みつけたんだ、犯人の証拠。あの店のロッカーの果実酒のような匂い、怪文書のこともそして、なんで犯人が殺して回ったか!

実行犯と主犯は別にいたのさ!あの事件、長野バスジャックと同じように今回も事件を行ったんだよ!』

浅野は、橘の真意がわからずなぜそのようなことを言ったのか不明でいたが犯人の共通点がわかったのだ

「喫茶、ハネムーントリップ・・・そうかこの事件は全部あの場所を起点に起こっている残りあと1つの頂点」

下川もこの意味がわかったのだ

整理するとこうなる

一つ目の頂点はバスジャック事件で使われたバスの停留所、二つ目にそのあとの残りがと言える南の殺害、三つ目は村沢殺害事件

四つ目に今回のニューハーフ傷害事件

五つ目の頂点の点が混ざりあい示した延長線上にあるのは・・・・警視庁庁舎だった

「しかし、犯人の特徴がわからないのです。なぜそんなことを?」

そういえばと浅野はふと考え込むとある一つに思いついた

一度浅野は事件の調書を置く保管庫でバスジャック事件で犯人が使った凶器がナイフであったことを思い出し

続く南の事件でもナイフ、3件目の事件では鑑別中にしてもナイフであると考えられていて四件目のナイフを用いられていた

『おそらく犯人はやったという自覚が欲しかったんだろうよ

そして、使い勝手のいいサバイバルナイフを用いた

もう一度犯人と昔あったバス事件について下川と一緒に調べろ。

俺は犯人と被害者の関係を・・・あぁくそったれ!』

電話口の荒げた声が気になった橘は誰かに追われていたのだ

聞いたその声に覚えがあり、思い出してみると謀反を起こした若手捜査員たちであった

『いいか!俺は何としてでも証拠を掴んで帰ってくる!そして明日!謎解きしてやるから!優に言伝をしていてくれ!長野に・・事件を、すべてをお前は知る権利がある。もう時間がないとべ』

通話音声が切れて浅野は何度か呼びかけるも何もならずにいたが

浅野の目には橘と同じものが見えていた

「一度保管庫に行く必要ができた、春、戻るよ!」

下川もゆっくりと頷き病院の中を走って出て行った

「行っちゃったわね。」

ニューハーフは呆れて言うがその目は慈愛に満ちていた

「あんたほっといてよかったのか?」

ニューハーフは加藤に手を振ると腕を組んでどこか懐かしむ様子を見せる

「俺たちの後輩が頑張ってあの謎を解こうとしてるんだ頑張ってもらう必要があるさ」

「そうだな。片平元捜査員さん。捜一の誇り消えていないんですね」

片平は彼らが述べた五つの共通点についてもう一つ、最後の一つの場所がどこだか知っていた。それは被害者、前園夏希がレイプ事件にあった場所であるということだった

「その延長線上が警視庁に向いていたなんてあいつら後でびっくりするだろうな」

片平・それはあの名簿に書かれていた元捜査員のことであった

真意に近づくのはもうそろそろである



橘さんは何かに感づいて浅野さんに託しました

一体何を感づいたのでしょうか

明日には帰ると言いましたが本当に帰ってくるのでしょうか

次の話には、島津さんの大切な人が出ます

一体なぜくるのでしょうか

そこもお楽しみに

それじゃ、また来週

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