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暗躍

なんだか最近涼しくなったのは良かったのですが家の中にありさん出てきました 

どんだけうちの周りは田舎ー!という感じです

連休なんてなかったのさ

現場に着いた浅野と下川が見た光景は凄惨な場面であった

地面には夥しい量の結婚が残されており近くの店舗から鑑識活動を規制線ギリギリまで行っている鑑識捜査員までの50メートルの距離の壁面に抵抗し逃げようと犯人と格闘の末にできた赤黒い色をした地でできた手形がびっしりと付いていた

同じ臨場していた若手の刑事たちも今までの事件とは異質で猟奇的な側面に嘔吐をするものが多かった

「今までとは違った猟奇的な事件だな」

そう話しかけてきたのは、浅野の相棒の片桐であった

彼も浅野と同じ神奈川県警にいたが警視庁へと移った刑事の一人である

「片桐、これどう見る?」

しかし、片桐は首を横に振ってすっかりお手上げというポーズを取るとただ空虚に空を仰ぐだけだった

「こんな時に橘さんならなんていうかな?それに」

「それに?」

「あの無くなった夢日記にはこの事件の解決方法がヒントとして載っていたかもしれないな」

鑑識の作業だけでは足りない、と考えた下川は徹底的に目撃者を探して回ったが悲鳴を聞いて気がついたらニューハーフが助けを求めているということ、犯人は見ていないという証言だけである

「今回も目撃者がいないのか」

時刻は夕方、会社終わりの人々がいるはずと探しても通報をしたその人以外は誰も知らないというだけでいた

無情にも時間だけが過ぎていくだけだった


それは警視庁本部で待つ吉野と李も同じであった

常に情報が書き留められてホワイトボードがすぐに埋まってしまうが今回は電話の呼び鈴はならずにいた

「この事件、本当に謎が多すぎるね。犯人の意図が全く読まれへん」

うーんと首を李は二度ほどひねっても何も提案はうかばなかったようで

「どうも犯人の意図が釈然とせん

あの怪文書の意味もプレゼントの意味もわからん

本当(ほんのこ)て公平さんが()(とお)いじゃったとしても()い対してなんだ?」

としか言いようがなかった

どうしようもなくただ電話を睨んでいる李だったが吉野の元気のなさがいつもと違っているのに気がつきそっと頭を撫でた

それでもどこか虚ろな表情が気がかりでしょうがなかった

「ねぇヨンイル。ちょっとだけ私の話聞いてくれへん?」

「どげんした?」

それは今日見た夢の内容であった

暗がりの執務室にはたくさんの捜査員がいた

しかし、よくよく見れば背の高い男がある人の首を締め上げている。周りを見れば自分の仲間が血を流して倒れている

その中にはもちろん、浅野、島津、下川、李そして橘がいた

血を流しているにもかかわらず裏切った人間たちはその男対してに歓喜わまり泣くもの、神と崇める者、皆それぞれであった。首を絞められていた者はすぐにだらりと腕が垂れ直感的に死んだということがわかった。その女性は背格好から見て榛原であったということは確信できた

男がこちら気がつくとその女性を手放すとその瞬間から背景が変わりある場所にいた。その場所はわからなかったが男と二人きりでいる

その男は私の体のいたるところに触れると耳元でゆっくりと語り出した

「この法案が変われば優子ちゃんと僕はずっと一緒に入れる

苦しいことも嫌なことも忘れて一緒に暮らそう。もう邪魔者はいなくなったのだから。その左腕の傷と僕があの事件の後につけた傷。お揃いで可愛いな」

必死に逃げようと足掻こうもすぐに説き伏せられてしまう。泣き喚こうが無駄だった

しかしその中で兄の声が聞こえてに触れたような感触があるとそれに気がつきチィと舌打ちをしてゆっくりと光の中に戻されていくしかし最後に男は「もう逃げ場なんてない。最後は一緒になるのだから」

そう呟いて消えてしまったという

「ごめんね。馬鹿馬鹿しい話して。話したところで何も変わらないのに」

なぜかわからなかったが李は突発的にぎゅっときつく吉野を抱きしめた。

「そげなこちゃない。()(ちゃ)けっくれてあいがと。

大丈夫(だいじょっ)(おい)()まん。優子のことを置いて(おい)()しと死んだりせん

そやみんなそうだ。そげなわけのわからん(わろ)は捕まえてやる」

軽く数回頭を撫でてにっこりと李は吉野に笑顔を見せる

「そげなやつ現れたらこう()てやるんだ

手首(てのくっ)(く)ぶよこせって」

「手首よこせ?」

あぁ手錠かけるためかと吉野はすっと考えられると

ドアの方を見ると刑事部長と島津が腹を抱えて笑っている

それを見た李は鬼気迫る顔で二人に近づき暴れ狂った

()ぶ置いてけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

しかしドアが閉まっていたことに気がつかずそのままドアと正面衝突する羽目になった。幸いどこも怪我はしていなかったが醜態を晒したことに変わりはなかった

ゲラゲラと大笑いしながら島津と刑事部長は執務室に入室した

「いきなり()ぶ置いてけってどげんしたんだよ

吉野さん気分はどうだ?()()てか。」

「だいぶ落ち着きました。そういえば今までどちらにおられたのですか?見かけなかったので心配していたのですが?」

ちらりと横にいた刑事部長に気がつきなんとなくわかった、そうお説教である。

「今回は、私自身あのクソっt・・ではなく比嘉警視監のやり方が気に入らなくて腹に据えかねていたのだ。変わりにやり方は別にしろ彼に食って掛かったもんだから。厳重注意という名のお説教を少しな。今回のことは私の懐に閉まっておいたからまぁ科は受けんよ」

深々と頭を下げる島津にただただ笑うしかなかった

しかし、電話が鳴らないためか気分が下がっていくのは確かだ

「あれ?これなんだろ?」

それは優子のデスクに置かれた大きめの茶封筒で大きくおそらく吉野の父の字で(優子以外は極秘事項)と描かれている

「あの人アホなんかな?」

しかし茶封筒の中には何も入っておらずひっくり返しても何も出てこなかった

全員が不審がっていると岳明(まだいたのか!)が制服を着なおし制帽をかぶって帰る支度を済ませ再び執務室の中に入ってきた

「オォ優子気分は落ち着いたようだな?あぁん親父はまーた封筒だけ用意したのかよ。なーんて冗談や」

戦車のイラストが書かれたクリアファイルを鞄から出すと机においてキュッと優子を抱きしめた

「何よ兄ちゃんきもいわ」

しかし岳明は真面目な表情でずっと抱きしめてその光景を見てか

島津以外は仲睦まじい兄弟愛といか考えていなかった

「優子。兄ちゃんちょっとの間優子に会われへん様になるねん。

派遣じゃなくてあることを調べなあかん。優子を守るためや堪忍してな」

「え?兄ちゃん何言ってんの」

「みんなの優子とよー聞いてやるんやで。ええな」

一瞬の放心状態に気をとられ真意を聞こうと言う間に彼は出て行って追いかけようとも足が速くさらに頭痛の影響で追いつけなかった

ため息をつき不意に違和感を覚えスーツの襟首に触れると小さなマイクロチップと細かくおられた紙があった

ゆっくりとメモを広げると岳明の文字でこの事件に使われたナイフのメーカーのことなど様々書かれていた

そして最後に必ずメモとチップを破棄するようにと書かれていた

「どんだけ心配性なんだろうな」

「あながち間違(まっ)げではないと()もどげな」

李がメモを見ようとした時電話が鳴り響いた

「捜査一課・・・・橘さん?一体どこにいるんですか?」

島津が叫んでいる横ですかさずメモを取る李

しかし電話の向こうでは明らかに切羽詰まっている声と捜査員が近くにいるような声が電話口の向こうから聞こえるのだ

『すまん今はゆっくり話す時間がない。あいつとうとうここまでやりやがった』

「あいつって誰ですか?とりあえず今からそちら・・・『馬鹿野郎!!』」

『すまんが後でまた掛け直す。絶対に俺が電話をかけたことをそこにいる人間以外に言うな!あいつのSがいる気をつけろ!絶対だ

俺が戻るまでもう少し耐えてくれ!』

そのあと聞こえてきたのはツーッツーという音声だけで掛け直しても留守番電話サービスにつながるだけだった

「一体どうしたんだよ」

島津が不審がっているとちょうど吉野はもう一つ机に置かれていた書類に目を通した

「面接・・・・・なんで急に」

それは比嘉が日時と場所を指定し描かれている紙であった

名目として現警察法の改正についてのものだったかこの面接が吉野の記憶の閉じ込めていた蓋をあけることになった

まさかあのような面接になろうとは誰もそして吉野自身分からない


お兄さん意味わからない言葉だけ置いて帰りました

一体何が書いているのでしょうか

比嘉さんとの面接。いい気がしない

というかまずい気しかしない

橘さん登場しました

一体何を知ってしまったのでしょうか

来週もどうぞ宜しくお願いします

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