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新指揮者 比嘉雅仁(1)

暦の上では秋なのにまだまだ夏です

この間知り合いの農家の方の畑を手伝っていたら倉庫からカラス撃退用のAK-47があってびっくりしました

撃ったら動物虐待だそうです

橘がどこかへと失踪し、もしそれで橘の身に何かあれば重大なことである。この責任を取るため捜査から降りる、参加しないという方法を取るべきかそれをひたすら考える李。

あの時、何が何でも引き止めておけば、こんなことにはならなかったという後悔しか頭に浮かばなかった、それほどもでに自分を追い込み周りの目線がきつく感じていく


「どげんしたらいいんだよ」


うぅぅと考えば考えるほど腹部がキリキリと痛くなる。

その時、ふと肩を叩かれた感覚があったためその手の主を見ると浅野が心配そうに顔を覗き込んでいた

その顔を見てか、李はおもむろに泣きだしてしまう。(ここで野郎同士何してんだと思った方は正解です)



ことの顛末を浅野に話すと、浅野の顔はだんだんと曇っていくと同時に窓ガラスがミシミシと悲鳴をあげていき蛍光灯が明るく点いていたはずであるのになぜか、部屋中の電気が途端に点滅し始め部屋の一番はしの電気はぱりんと音を立てて消えてしまった。



怒られるっ!



ぐっとこらえた李であったが浅野は頭を優しく撫で、その後に携帯で電話をかけた。

もちろん相手は橘である。しかし、橘は電話に出ることはなく留守番電話のサービス音声が無情にも流れるだけでいたが浅野は発信音のあとにいつも声に戻り一呼吸置いてからいつもの浅野はどこに消えたという表情を李に見せつけた



「橘さん?これを聞いたらいますぐ秒で帰ってきてください。じゃないとあなたのデスクが地下駐車場に置いてありますのでね。」



「おっ鬼ダァ」



本人はいたって微笑んでいるがその微笑みは、完全に怒りに満ち満ちていて橘ぶっkillyouという感覚でいる

先刻までの橘を慕う気持ちはとっくのとうに消え、好青年好印象の浅野は何処へと李は深く深く考えていた

そして、再び浅野が李の方を見ると李はガタガタと震え怯えきってしまった



「ごめん、怖い思いをさせてしまったしまったかな?でも刑事には優しさも必要だけど冷徹なところも必要だよ。特に橘さんみたいなダメ上司にはね。社会全体にも言えるよ」



他の捜査員もなんども黙りながら縦に頭を振り浅野に楯突くものはいなくなった


「それにしても橘さんはどうして急にいなくなったのだろう?捜査以外はいなくなることはなかったのに仕事の合間

にどっかいっていなくなることは多々あったのに」



事件がなく仕事がなかった日にはどこかにいって夕方にはフラフラと帰ってきて毎度のごとく刑事部長に説教されているのが名物であるがいつもプリプリ怒ってくるのに刑事部長は、入ってくることはなかった。


「橘さんはどけ()たのじゃんそか。こげな事件(こと)がおこきちょっのにどっかに()っことなんちなかて」



 ことの内容を聞いて下川はまとめておいた情報提供を報告書にまとめる作業に取り掛かっていた

またどこかでフラフラと歩いてそのうち帰ってくると信じているからだ、しかし新規に入ってきた若手捜査員はどうやら今まで溜めていた不信感というものがいまにも露わになりそうでいることは萩原は感じ取っていた



「いますぐここに戻ってこないと本気でまずい」



窓の外を見ながら萩原は官庁街を行き交う人々を寂しく見つめるだけでいた

言い争う声が聞こえ見ると捜査一課に置かれている小会議室という名目で置かれた休憩室の中で比嘉と刑事部長が言い争いを始めたのだ

何事かと思えば休憩室から出てきた比嘉は橘専用のデスクに手をかけて捜査員に聞こえる声ではっきりと号令をかけた


「みなさん現状を知っての通り橘捜査一課長はどこかに出かけてしまい、捜査を指揮することをやめました。

これは許し難いことです、ここで今から私が捜査の指揮を行います」


何を言っているんだ!


ふざけるな!



古参捜査員や中堅捜査員が抗議をするが若手のある一人がピタリと喧嘩を止めたのだ


「仕事がある程度終わったらどっかいってしまう一課長なんて俺はもう嫌ですよ、まともに指揮をする人が欲しいです。誰でもいいから誰か指揮をとってください」



周りを見ればまだ捜査一課の仕事に慣れていない若手捜査員たちは不安な表情を浮かべ橘の不信感をさらに大きくしていく、これを好機と思ったのかそれとも同乗したのかは不明だが比嘉は若手捜査員が多く集まるデスクに向かって一人一人に声をかけて行った


「どこかに勝手に出かけて夕方に帰ってくるそんな不安定で仕事をしないそんなのは一捜査員どころか警察官ではない、だったら有能で的確な判断を有するそういった一課長が必要。今回の事件が解決するまで私が指揮をとる、捜査で上がった情報は全て私に提出するようにくだらない捜査ミスなく被害者の無念を晴らす。そのために私に力を貸して欲しい。橘などの不安定要素はいらない。さぁ新しく始めようじゃないか」



若手捜査員たちが比嘉の見方となるような拍手をし始め反対に中堅・古参捜査員や浅野、下川、李は比嘉に対して疑心が加速していくのは必至であった





その時刻、橘はある店にいた



「久しぶりだな、金子アンダーソン。いや金子光巡査部長。」

「橘さん!」



少し、ヒゲが伸びた橘を見て慌てて金子は店に入れさらに奥の部屋へと案内した


「どうして急に、まさか!」


「どうしても、あれを守る必要ができた。お前をかつて依願退職の道に落とし、浅野がかつて神奈川県警の捜査一課にいた時の事件、下川公平の科学鑑定をうやむやお蔵入りさせ、島津の彼女に手を出し、そして吉野や榛原沙耶に危害を加え、もしかしたら李に俺の責任追及をさせている頃合いだろう。」


金子が部屋の奥から持ってきた名刺ファイルを橘に見せると驚きそして落胆の色を見せた


「とうとう、この店にあいつが来ました。俺は仕事中少し化粧をして元の顔がばれないよう少し整形手術を施しました。それでもあいつはここにきた、あまり時間がないようです。」


伸びたあごひげを触りながら橘は携帯を覗いた

そこには、浅野からの留守番電話がかかってきていて再生するとおぞましい内容の電話が部屋一体に響いた


「基ちゃんが怒っているからあまり外には出られないけどでもまだ戻るわけにはいかない。俺の手で証拠を探さないとな、消されるわけにはいかん。協力してくれ金子・・いや榛原翔巡査部長」



捜査一課の支配が本格的に始まろうとしていた


比嘉ちゃんが大暴れします

橘と金子の関係とは?

次回は島津と吉野がびっくらこいちゃいます

暑い日が続きますが熱中症に気をつけて


甲子園もいい意味で暑かった

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