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不穏の旋律

雨・・いらないですね

降ってほしいけどなんだか気分が落ち込んでしまします

今回もお下品注意です

誤字脱字あったらすいません

新宿警察署で一通りの捜査会議を終えていた捜査員の耳に届いたのは女性の変死死体が警戒中の巡査によって発見されたという情報であった。さらに変死死体は渋谷区の開発地区の工事現場で発見され南の事件同様に怪文書が書かれていたという点、最も犯人の残忍さを物語っていたのはみぞおちからちょうど股間の真ん中を切り開くようにして切られている、いや魚をさばくように死体もさばかれていてぽっかりと内臓がくりぬかれていたという点であった。

この一報を知らされた捜査員たちは1件目の事件が片付いてもいないのにまた事件が起こったという偶然とは言えない内容に驚愕の色を隠せなかった

正直、今回の事件は同一犯の事件として考えられるがあまりにもその惨さに困惑し、さらに捜査員の行動をあざ笑うかのように立て続けに起こる事件に皆意気消沈としている時だった

この空気を変えたのは、紛れもなく捜査一課長の橘信義であった

「おいおいお前らぁ!こんなところで何をぼさっと突っ立ってんだ。今回の事件は最初の事件と類似している部分が数多くある、それに少しずつだが凶器の特定や犯人が同じ人物であるというのは確実にわかってきたことじゃねぇか!?

それなのに、何だ?やれ犯人が恐ろしいから尻すぼみ、やれあまりにもやることがおっかねぇから弱腰になるのか!

こんなんじゃ被害者の無念が晴らせれねぇぞ。」

そして橘は背広の左上に光るバッジを捜査員に見せるようにさらに喝をいれる

「俺たち捜査一課の証であるこのバッジがお前らの見ると貧相にしか見えねぇぞ!どうした?まだまだやることはあるだろう?それともここで白旗降って降参するか?」

この言葉に少し腹を立てた捜査員はきつく橘を見つめた。それは下川であっても浅野であっても嫌警視庁本部だろうと新宿警察署だろうと関係なくその悔しさの色ここで終われないという色が全員に浮かんだ。

「おうおういい顔していたじゃねぇか!俺たちの信念は何だ?一刻も被害者の無念を晴らし、そしてほしを上げることだ。何としてでも情報を皆の足で掴んでこい!そしてほしに、被疑者にギャフンと言わせてやろうじゃねぇか!」

捜査員たちの顔が一つの目標へと向かって進んで行く、そして捜査員たちが垣根を越えて事件を解決していくそんな一つの輪が形成されたことを橘はひしひしと感じていた

「これから渋谷の事件現場に向かうものと南との事件との共通点を探すものとで分かれて捜査を始める。全力で当たってこい!!」

けたたましい「はい!!!!!!!」というその号令が響き捜査員たちは一斉に街へと消えていく。

しかし橘は会議室でそのままホワイトボードに書かれている内容にじっと目を凝らしていた

「さっきの言葉はしびれましたよ。橘一課長」

煌々と微笑む下川公平に苦笑いではあるものの笑顔で答えた。

「そんなことはないですよ。ただ俺もここにいる野郎どもと同じなんです、一刻も早く事件を解決していきたいでもなかなか見つけられない犯人との攻防に靴と神経すり減らしていくのがまた難しくてね。」

1件目とこの事件の共通点さらに集積所でも内臓の一部が一体どういったことを示すのか橘と下川公平は二人一緒に考えていた

その時であった浅野が声を荒げて誰かを揺するそんなそぶりが公平には一瞬垣間見えた

「どうしたんだい?」

見ると吉野が鼻血を出し気を失っているそれを必死に浅野がお姫様抱っこをするように医務室へと運び込もうとしているのである。時より、逃げて・・・やめてと何かに懇願する姿が浅野やその場にいた捜査員たちを恐れさせた

 「どうして急に倒れてしまったんだ?一体何に怯えた夢ばかり見ているんだよ」

だが体を硬直させながらも何かに対して必死に懇願する寝言に橘はショックの色を隠せなかった。

 (橘さんを・・殺さないで。浅野さんを傷つけないで。島津さんを苦しめないで。龍一くんを・・・怪我させないで春人くんを・・・拷問にかけないで・・そんな・・いや・・い・・・や)

寝言であるのに事細かく人物の名前を夢の中の何者かに対して止めることを願う吉野の姿が橘にとって、その場にいた捜査員にとって疑問を隠せなかった

「ゆうちゃん、君は一体何を・・・」

公平が顔を覗きこんだ時であった

(ころして、私を殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して

殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して・・・・・・・・・・)

無機質に呟く殺しての一言に浅野は冷や汗が背中をつぅと垂れていく

「一度医務室に行ってきます。主任は彼女を見ていてください!!!」

そういうと浅野は吉野を抱き上げて医務室へと駆け込んだ

困惑する橘の手に握られていたスマートフォンがなりそっとその画面を見た時言葉が出なかった。

相手は(刑事部長)と表示されていたのである

「まさか、あいつの差し金か?だとすると・・・・優お前の言う殺さないでというのは俺が社会的にも警察界そのものからの抹殺を意味するのか?」

突然倒れ、寝言のようにつぶやいた(橘さんを殺さないで)という言葉と刑事部長からの連絡が意味することの両方を考えて橘の頭に浮かぶ言葉は唯一の言葉である

この時、事件とは別の方向で渦巻く権力という悪そのものに直面していくことを誰よりも橘は深く感じ取っていた。



この事件の一報が警察庁の比嘉の耳にも届いていた。

「そう、それじゃあ計画は第一段階の終わりに向かっているんだね。」

電話越しに語られる事件の内容、今までの事件の経緯と現場で動く刑事たちの動向。内容が事細かく伝わるごとに比嘉は口元がほころびさらににやけていく

「そう。なら優子ちゃんも頑張っているんだね。ならこの法案いやREDSNOW計画は着々と良い方向に向いていっているなら嬉しいに事欠かない。むしろここまで頑張って情報を揃えてもらってすまない。」

電話の相手はSであった。そしてSが語る全ての事柄が比嘉の頭をとろりと溶かすように会館へと導いていく。

「南は俺をあのとき苦しめた、あの店にいたのはゲイやそういった類を好むもの。しかし俺を指名するのは決まって若い男から精気を得ようとする金を懐からあふれんばかりに持っていた税理士やら企業の会長やら、中には国会議員もいたかな。そういうむしけらを見ているとどうも殺したくてウズウズするんだ」

比嘉はデスクの引き出しに入れておいたあるノートをまるで愛読書のようにゆっくりと読みふけっていく

「まぁあの子には申し訳ないけど、俺の正体をばらされたら困る。ようやく彼女に出会えて俺のそばにこれるように必死に苦労して実った果実をここで枯らされたくないからな。」

クククと電話越しに聞こえる声に比嘉も心から笑いたくなるほどに大きく目を見開いていく

「それはそうと今度そっちに行くんだ。どこまで捜査を滞りなく捜査できているか、アンケートと面接を兼ねてね。

少し楽しみだろう?あの野獣たちがどんな弱音を吐くか俺は、そこが気になってしょうがないものだよ。」

比嘉はSとの会話を楽しんでいた最中不自然な下腹部の刺激を感じてそれを見てみるとよだれをダラリと垂らしながら必死に比嘉を取り込もうとする上林の姿がそこにあった。そんな下品な姿を見ながらも比嘉は上林の頭を数回軽く撫でた後一気に後頭部を股間に当てて一気に上林を果てさせた。

「おや?少しうるさかったかな?こっちに少し珍客が来ていてね。それよりも計画を第二段階へと引き上げようじゃないか。そろそろ俺もプレゼントばかり送るのは飽きてきてね。優子ちゃんと一対一で話しをしたいのだ。」

比嘉はノートとは別のファイルを手に取りそして愛おしそうにファイルとともに添付されていた写真を見て感じていた

「そろそろ、あの事件のことも俺が一体何者であるかも、そして何もかも思い出してもらわないとね。(あのとき降った雪は赤く黒くそして残酷なほどにも美しく)そう彼女の記憶に残る全てを思い出してもらわないとね)

高らかに響く比嘉の笑い声が意味する事が明るみに出るのはまだまだ先の話である


場所は戻って警視庁の捜査員の方面である

捜査員は二手に分かれて渋谷の事件現場、南の事件との関連性がないか、靴の底がすり減るまで歩きそして一つ一つの捜査を徹底的に行った。

そして確実に証拠という証拠を見つけていく。

再び新宿署に戻ったとき使っていた会議室がいっぱいになって使えなくなってしまいさらに大きな会議室へと捜査員はその手につかんだ証拠をかき集めた確かなのもを手にしていた。今回は新宿署だけではなく2件目に起こった事件のことを考慮し渋谷署に勤務する刑事も新宿署に集まっていた

()ぜ数の捜査員だ。これほどまで()ぜとは」

李が武者震いするほど多くの捜査員が嫌、警察官そのものがこの事件を一緒に解決していこうとやる気を出したのだ

「それほどまでに捜査員たちの本気がここまで膨れてくるとそりゃ会議室広げないと治らないよ人工的にも

精神的にもね」

浅野は軽く固めで李にウインクすると捜査資料に目を通した。

「一同起立!!!!」

そう聞こえ会議室のスクリーンの前に立ったのは新宿署の警察署長、科捜研の研究員、科警研の下川パパ(⇦ここ重要)

そして管理官の萩原正、そして渋谷警察署長の計5人が立っていた。

その場で礼!!!と一同が10度の礼と呼ばれる挨拶を行うと萩原は着席するように合図をした

「皆聞いてほしい、この場に捜査一課長がいないのは15分ほど前に刑事部長に呼び出された。このことの意味はわかるな?我々が行うのは一刻も早く被疑者の特定そして逮捕である。では各自、発表しろ」

最初に手が上がったのは浅野と片桐であった

「警視庁、捜査一課の浅野です。今回2件目の被害者は都内に住む女性、沢村さおりという女性でした。家族から失踪届けが出ていたのでご遺族に確認を行ったところ間違いなく本人ということでした」

「同じく警視庁捜査一課の片桐です。この女性の持ち物、金品は取られた形跡はなく強盗目的の犯行ではないことが証明できます」

他にも鑑識からの凶器の断定、渋谷区内で不審者の情報が次々に挙げられていく中であったあることが島津の頭を軽くよぎった(なぜだ)李に問いかけようとした時ふとその顔を見ると明らかに動揺している李がそこにいた

「どげんした?(ない)かあったか?」

李が明らかに荒く息をしている中被害者の写真を指差し何かを必死伝えようとしていた。

「こん(ひと)(おい)知っちょっよ」

「一体誰だ?」

島津は再び写真を見て何か思い出しそして李に問いかけた

「こん被害者ってこん(まえ)龍一くんが電話で(かた)った人物じゃねか」

「あの店ことの他にも色々と話しっくれたんだ。そがんしてあの名前のなかったストリッパーのことも名前は(きゃあす)れたと()ちょったけど一つ覚えちょったこっがあったって()ちょった」

そして島津は李が最後に言った言葉を聞いて愕然とした。

「そんわろは警察(けいさっ)官でキャリアがどうとか()ちょったそがんして左腕に()んけ傷があってそん傷はある女性警官と(おんな)し傷じゃった。何時(いっ)もそんストリッパーが指名した人は大物の政治家ばっかいじゃったって」

島津は今李が言っていることが全く理解できないでいた同業者がストリッパーであることがなんとも言えなかったのである

「そがんして指名した人間が使()こ合言葉があってそや そや(()っ雪は()()ろ)って()ちょった

だんだんと過呼吸になる李を島津は気遣いながらゆっくりと手を上げて一連の李が述べた内容を周りに聞こえるように伝えた。そして他の捜査員たちはなぜ橘が刑事部長に呼ばれたのかさらになぜあのタイミングで警察庁の次長がきたのかその場で全員が悟ったのである

「これは、捜査続行不可能、迷宮入りするか。それとも幹部たちが捜査員を試しているとしか言えない」

この時再び吉野はある夢を見ながら悪夢に心を蝕まれていくのである

サア最高ノ、ショーノ幕開ケダヨ吉野優子チャン

さてとうとう比嘉の口から語られたREDSNOW計画とは一体なんなのでしょうか?

そして2件目の被害者はどうして殺されたのでしょうか?

そして橘がなぜ刑事部長に呼ばれたか、謎が謎を呼ぶことになってしまいました

 

それと前回前々回、今回と不快な思いをされた方がいるかもしれませんそう思われた方は本当にすいません

私の勉強不足です

それではまた



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