↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/39

28

読んでくださりありがとうございます。

今回、説明回です。

思い出したんです。

私が断罪された後の事を。

この作品ー光猫は、第1章と第2章に分かれています。

第1章では、ヒロインがリリアーネにいびられつつ、攻略対象達と仲良くなっていきます。

そして、高校1年の終わり、卒業パーティーでリリアーネを断罪する事で、第1章は終わります。

第2章は、リリアーネが居なくなったのに、だんだんとヒートアップしていく虐めに対し、疑問を抱くことから始まります。ヒロインは、ソフィアやルートに入った攻略対象などに慰められつつ、虐めが誰によるものか、調べ始めます。そして、虐めをする真犯人を見つけ、本当の意味で断罪するというストーリーです。

そして、第1章と第2章の間、閑話的な形でモノローグが入るんです。

攻略対象達が中等部生だった頃の、ある出来事を示すモノローグが。


なぜか今は違っていますが、原作での中等部の生徒会は、ソフィーと王太子さん始め全員攻略対象なんです。

そして、王太子さん達が中等部3年になった武闘会前の準備日で、ある事件が起こるんです。

ーーカイリアス・レトナスが、武闘会用の看板に押しつぶされて死んでしまうんです。


カイリは原作にも出てきています。

元気が良くて単純明快なサバサバした女の子、騎士に憧れる元平民貴族として出てきます。

ただ、カイリも元平民です。

それを、よく思わない方がいたようです。

今回起こったような事故が、誰かに引き起こされ、カイリは死んでしまうんです。

それが、攻略対象達のトラウマになり、ヒロインを遠ざけたり、自分が遠ざかったり、性格が変化したりする理由になります。

プレイヤーは、ルートに入った攻略対象目線で、そのエピソードを知り、第2章でのヒロインの行動に影響してきます。


…第2章のクライマックスの形、もうお分かりですね?

ええと…なんでしたっけ…

22回目の転生でありましたよね。

トラックの目の前に走り出て、『僕は死にまちぇん!』って大号泣するやつです。

あんな感じの展開になります。


…なぜ、今まで忘れていたのでしょうか。

いや、今までも、そんな感じの事もあったなぁ、と思ってはいたんですが、でもなんだかぼんやりしてたんですよ。

それが、看板の足に切り込みが入っているのを見て、急にはっきりし出しました。

なんででしょう…


「お嬢様?そろそろご領地に到着いたしますが大丈夫ですか?」


「え?あ、うん。大丈夫よ。ありがとうカナ。」


危ないですね。

領地に向かう途中だったのに、考え事にふけってました。

カナに、必要以上の心労をかけちゃだめです。


「そうですか?まあ、リリー様の現実逃避ぐせは昔からですからね。」


「重ね重ね、ごめんね。」


「構いませんよ。そういうリリー様が好きでお仕えしてるんですから。」


「そんな事…いえ、素直に受け取っておくわね。ありがとう。」


「いえいえ。」


こういう事を言われると、少し申し訳なくなるんです。

断罪される事は決まってますからね…


断罪から逃げるつもりもないですし。


え?なぜ領地に向かってるかですか?

単純ですよ。

今は夏季休暇です。あっつい夏です。

まだ幼いカトには厳しいかもしれないんです。だから、王都より標高が高く涼しい領地で過ごす事にしたんです。

勿論、家族でですよ?

なので、今、領地に向かっているんです。


ちなみに、あの武闘会看板落下事件は、犯人探しは学園に丸投げして、後片付けを終わらせました。

え?何回フィクシリアくんが(レベッカちゃんが)吹っ飛んだ(ハリセンを振るった)かですか?

んー何回でしょうかね…?

少なくとも20回は雄に越えるでしょう。

ーあれだけ、空を舞ったのに10秒後には完全復活してるあたり、フィクシリアくんの回復力が伺えます。


「そろそろ着きますぜぇ?」


ほんとですね。

目の前には雄大な酪農地帯ーエクステリアス伯爵家の領地の1部ーが広がっています。

ちょっと、王都よりは気温が低いですかね。


「リリー様。こちらを。」


「…えへへ。バレちゃった?」


「寒いなぁと思っている事くらい、すぐ分かります。」


さすが、カナですね。

ショールを差し出されちゃいました。

鋭いです。


「さあ、着きましたよ…」


「あ!おねーさまかえってきたよ!!」


「ちょっとまて、アン!!落ち着け!」


「タグ!貴方が落ち着きなさい。」


「はい。かしこまりました。母上…あ、こら!アン!急に飛び出すな!」


「…はぁ。」


賑やかな声が聞こえてきましたね。

では、久々の家族団欒としましょうか。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。