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0488勇者の夜明け
「な、なんでだ!? なんでこいつ戦えるんだ!」
「陣を乱すな! 手負いになったからと言って甘く見るな!」
「やりぶすまで近づけるな! こいつ飛ぶぞ! 上にも構えろ!」
コボルトは槍で密集隊形をとり、盾で勇者の剣をしのごうとしている、勝ち目はあるのか?
「勇者ナマエナンダッケ斬!」
「アッピャラボッケブルピッパ!? なんでその傷で戦える!? ブギャアバワン!」
コボルトの犬のような首がいくつも転がって、
ひたすら勇者の斬撃が闇夜に光る! 火花が散る!
「陣を乱すな! 連携を取れ! 常に人員を保て! 後方に援軍を!」
「お前が、頭か」
勇者はコボルトリーダーの前に飛び出した!
「あ、ばっばばかな!? この陣だぞ!? 長槍のやりぶすまを飛び越えて!?」
「勇者ナマエナンダッケ斬!」
「ギャッパグヘルバニラアジッパッパ!? こ、コボルトジェネラル様ァアァアアアア!!!?」
コボルト軍は総崩れになった!
「はあ、はあ、はあ!? やった、魔法で殺してやったわ!」
「あ、あうう、こ、殺してしまった!」
「僕の酸液で目つぶししてやったんだい!」
石造りの家の中に、朝日が差しこんだ。




