表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/30

他人の目といたずら

久しぶりの投稿です。

少しずつですみませんが、一応完結させる予定ですので、お付き合いいただければ嬉しいです。

今日のお昼はロー兄のお気に入り、ナポリタン。

ゲンさんが作るのは、本物のトマトをたっぷり使うから、赤いんだよね・・・

ロー兄、また口に付いてるよ。


しかし・・・

薄暗い部屋、細身の体に黒い服、目の下は窪んでひどい隈。無表情な顔に鋭い目。その上青白い肌には生気がない。

おまけに整った顔には口から赤いものが、じゅるって・・・見た目だけなら超不気味。


「バンパイアだ」と名乗ったのを聞いたせいか、おばさん達もちょっとおとなしくなってる。

ホントは気が小さいんだよね。この人達。


私から見ると、

日陰の部屋で、いつもの服を着て、常に寝不足で隈が取れない上、うるさいから不機嫌、その上、生気を分けたからちょっと疲れて、しかもスタイル抜群のイケメンなのに、口からトマト汁・・・って。

笑いをこらえるのが大変なんだけど。


そうだ!ちょっと、からかってやろう。

『セバスチャン、あれ(リンゴワイン)、暖めてきてあげて?疲れに良いんでしょ?』

「なんだ、ずいぶん気が利くな。」

『うん。ロー兄に飲ませてあげようと思って、ちゃんと残しといたんだ。』

「よし、褒美に血ィ吸ってやろう。」

『ご褒美でも血ィ吸うのか。』


結果的に言うと、成功だけど、超怖い!!まさにバンパイア!!

わざわざ透明のグラスに注いだ、セバスチャンもお茶目だけど・・・(いや、仕返しかも?)

真っ赤な液体を、ニヤッと怖い笑みで舐めているのは、ロー兄の演出だろうな。

意外と冗談好きだから。

血のように赤い液体(暖めたワイン)を飲んで、見る見る顔色が良くなっていくロー兄。

『おいしい?』

「ああ。生き返るな。」フフフッとおばさん達を横目で見る。

なんだ、バレてたか。でも、その顔、悪そうに見えるよ。


おばさん達は、明日帰る事にしたらしい。なんか、顔色が悪かった。

バンパイアすげー!

『もう、血ィ吸ってもいいよ!』と言ったら、はたかれた。

「吸わねえよ!」

吸わないんだ。


一応、駅まで馬車でお見送りをし(お客さんに好評)、リンゴワインをお土産に差し出したら、怒られた。

名産品になるかもしれないのに。



ロー兄がワインのいたずらを褒めてくれた。

「俺を利用するとは、なかなかやるじゃないか。」だって。やったねー。

「でも子供のくせに働き過ぎだ。ちょっと休め。」怒られた。

クロちゃんが来た。抱っこ?すべすべプニプニで気持ちいい。

明日は何をしようかな。

「寝ろ。」『はい・・・』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ