お弁当と夏休み
夏休み前のお弁当の日。
こっちのお弁当ってどんなのかと、興味津津でみんなのを覗く。サンドイッチが多いようだ。
私のも開けたら、カレーパン(?)が3つ入ってる。
「あーいいなーペッチャだー!さすが金持ちー1個交換しろよー」
と言っているガキ大将が。
『ペッチャって?』
「昨日イノシシのシチューじゃなかった?」
『そうだよ。』
「あれ、5時間も煮込んで大変だから、お祭りとか、おばあちゃんちとかでしか食べられないんだよ。」
『へーそうなの?』
「その余りをパンに入れて焼いたのがペッチャ。余らなきゃ出来ないから、すごいご馳走なんだよね。」
なーるーほーどー
家に帰って学校の事を話しながら夕ご飯。
大おばさんは、ペッチャの話を聞いて、お店を出す事に決めたらしい。
カレーパンだって人気なんだから、お昼に手軽に食べられればペッチャもヒットするのでは?
と目を付けたらしい。
あと、なかなか家では作りづらい、伝統的なお惣菜とかも売ると言っている。
商魂逞しいな。見習わなくちゃ。
変な時期に転校してきたので、すぐに夏休みになってしまった。
でも、男子とも仲良くなったし、男女混ざって遊べるからいいけど。
湖の一角に温泉が沸いていて、町の湯治場になっている。
でも、裸じゃなくて水着着用。つまり、温泉プール!
熱くなったら、湖に飛び込む。
ぷかぷか暖かい中仰向けに浮かぶ。気持ちいー♪
ジュース飲んだり、プール入ったり、釣りしたり、毎日近所の子達と元気に遊んでいた。
それなのに、夏休み10日目。
身体が重い。まるで、私だけに重力がかかっているかのようだ。
泥の中でも歩いてるように、ちっとも進まないし、息をしてるのに酸素が足りない。
突然、何?
お医者さんは、「ちょっと様子見ましょう。手術もしてるし、まだこちらの気候に慣れていないのかも」
と言っているが・・・
セバスチャンが、見かねて、知り合いを当たり、珍しい症状を研究しているというお医者さんが来てくれる事になった。けど、本人はすぐに来れないので、近くで武者修行している息子を向かわせる。とのこと(細かい通訳:小人)
お医者の武者修行ってどんなの?病院に「たのもー!」とか?




