新しい学校と同級生
まあ、こんな感じで日本”出張”(セバスチャン談)は終わり、お城に着いた。
そして、手紙が届いていた。
映画のセットに使わせてもらえないかって?
ちょっと、すごいじゃん!・・・でもやっぱりホラーなんだ。
どんだけ呪われてると思われているのか。
でも、この金額はすごい。
これだけあれば、10年位は税金が払える・・・って、こんな考えばっかりだ。
もっと恒常的に稼げるようにならなくては。
やっぱりホテル?
でも、ね。ホラーホテルとして価値があるんじゃあね。
まあ、映画の話はOK出そう。
そして、そのお金でもっと手入れして、キレイにするんだから。
でも、さすがに遊びすぎだよね。
ちょっぴり反省し、こっちの学校の勉強を・・・と思ったら、「お嬢ちゃんはもうちょっと運動しないと」
とのフェイサー先生のお言葉。うっ運動神経悪いんだもん。
もたもた動いているのを見かねて、動く鎧のお兄さん達が交代で遊んでくれる事になりました。
嬉しいけど、階段登り競争とか、庭園での追っかけっことか、体育会系相手はつらいです。
そして、7月。新しい学校に少しだけ通う。
町の小学校6年(夏休み終わると中学だそうです)に受け入れられ通うことになった私ですが、教室に入ったら、なんか男子が遠巻きに変なポーズしてる。
同じくらいの男子と同じ教室なんて、久しぶりだなー。でも、金髪イケメン系なのに、変なポーズ残念なんだけど。
とか思いながら観察してると、女子が「やめなさいよ!」とか言っている。
「でも、呪われた城に住んでるんだぜ!」とか言っているのを見ると、あれは小学校の時にやった「バリアー!」とか、そんなのか?
同じポーズでバリアー返し(たぶん)をやってみた。
男子は面喰った顔でなんかごにょごにょ言ってたけど、飽きたのか席に付いていた。
『日本から来たモモカです。意味は桃の香りです。呪われてるお城に住んでるから、みんな遊びに来てね♪』
笑顔で誘ったのに、男子が嫌そうな顔をした。怖いのか?
さっそく女子に囲まれた。
「モカ、お城に住むの、どんな感じ?遊びに行きたいなー」
(モモカは言いづらいらしいのでOKにした。ピーチ姫との二択だった。)
遊びに来る気満々なので、土曜日にお茶会をすることにした。
男子も誘ったけど、乗り気じゃないみたいだ。
湖で釣りができるよー大きな魚が取れるんだよね。
と言ったら、5人程来る事になった。
奥の方からする物音にビビっているクラスメイト達。
『古いからね。奥の方の物音が変なふうに聞こえるんだよね。』
「そうなんだ・・・悪魔出ないの?」
『出ないよ。この間悪魔祓いの集団が来たけど、何も出なかったし。』
「「「なーんだ。」」」女子は強い。
「だったらいいけど・・・」とちょっと気の弱い男子。
お昼前、湖に釣りをしに行く事にした。
バスケットにサンドイッチ詰めてもらって、『夕ご飯、期待しててね!』と、手を振ると、フェイサー先生に「今夜はメインディッシュがないな・・・」と言われた。失礼な。
・・・結果、メザシにするんですか?っていうのが一匹釣れました。
『おかしいなー?すごい引っ張ってたから大きいと思ったのに?』
とか言ってると、男子に呆れられた。
みんなで食べたサンドイッチは美味しかったです。
そしてフェイサー先生には、「やっぱり」と言われた。くやしい。




