老兵の教え
「つかもうぜ!ふふふんふ~んふん!♪」
鼻歌交じりに今日も元気に本音を散らす
「ドライブシュー―――!」
振り上げた足を振りぬく
バゴ!
頭蓋骨が粉砕する
「ふ~」
一息つき後ろを見ると
二人は引いていた・・・
一緒にパーティーを組んだ朝
「「おはようございます」」
リゼとロッドが挨拶をしてくれる
「おはよう!」
数日ぶりに人に挨拶をしてむかえる朝だ
「今日はよろしくおねがいします」
ロッドが言う
「こちらこそ!で、もう準備は?」
「はい、できてます!」
「じゃ、いこうか!」
返事をくれたロッドとリゼに言って森に向かうことに
・・・
道中気になっていたことを二人に聞く
「あのさ、二人は男女の組み合わせだけど・・・兄妹?それとも恋人とか?」
「!?恋人なんて!!ただの幼馴染です!」
リゼは慌てて言い返す
「そうです。同じ地方の出身で小さい時によく遊んで・・・それでお互い冒険者に憧れて・・・それで冒険者になるために二人で街にでてきました」
「ふぉうふぉう・・・」
これはあれだ・・・
幼馴染の男女・・・
今は何も感情を抱いてない・・・しかし!!
冒険を通じてお互いを意識して恋仲になるやつや!!!
よくあるやつや!!!なんなら本当は片方はすでにのやつかもや!!!
反応から見るにリゼは・・・
「若いって・・・いいな~」
「え?」
「いんやいんや、気にせずに」
ロッドが反応するがホクホク顔の俺をみて
疑問に思いながらも特に気にせずにいてくれた
はぁ~
いいよな~幼馴染・・・・
女の子の幼馴染・・・いるだけですでにラブコメ!!!
幼いころはタダの友達
けども時間と共に生まれる感情
これは・・・恋・・・
けれど二人は長い時間をいすぎて
なかなか言い出せない・・・いや
言えない・・・だって二人は友達関係を崩すことは・・・
「あーーーーーーーーー」
「「!!」」
「彼女ほすぃーーーーーーーーー!!!!」
「「・・・・」」
・・・・
「ごめん、気にしないで発作みたいなのだから」
「「はぁぁ??」」
つい脳内ラブコメが止まらなくなってしまった
学生時代あまりに不毛な時を過ごしたせいで
反動がすごい・・・
少年少女よ・・・恋は若いうちにしとけ!!キラン!!
心で何者かにエールを送り
冷めた目線を受けて森に歩く
するとこの前の森に
「じゃ、とりあえず浅いところで軽い感じに探索しようか?」
「「はい」」
そういって森に入る
森は今日もどことなく薄暗く
気味の悪い雰囲気を放っていた
二人は緊張気味に歩を進める
すると前方にゾンビが歩いている
すると
「いきます!!」
リゼがそういって手からこの前の火の矢をはなつ
すると見事に命中して
ゾンビに火が上がる
そこにロッドがすかさず
切りかかる
するとゾンビは崩れ落ち
見事に退治
連携ができていてなかなかである
「さすがだね」
そう声をかける
「ありがとうございます」
ロッドがいう
「リゼは魔法が専門?」
「はい、後方から攻撃を今回みたいに先制攻撃をしかけたり最後の止めを刺したりしてます・・・けどまだこのファイアーアローしか覚えてないので幅はそこまでありません」
「そうなんだ、けど遠くから戦況をみて加勢してくれる存在は心強いね」
「あ、ありがとうございます」
リゼは照れながら答えてくれた
「ロッドもいいところで飛び出したし、いいコンビだね」
「「はい!!」」
二人は嬉しそうに返事した
すると横からガサガサと音がする
茂みの中からスケルトンが二体
姿を現す
それにすかさず体制を整える二人
しかし、それに
「次は俺がやるから」
そういって俺が迎え撃つ
・・・
そして話は最初に戻る
「「・・・」」
「・・・だよね、みんなそんな感じだから」
「いや、あのほとんど近接戦闘のみでしかも武器が盾・・・そんな戦い方初めてで・・・しかもあんなに簡単にあしらうなんて・・・」
「ええ、二体を簡単にバラバラくずして的確に頭を破壊する・・・」
なにやら驚愕らしい・・・
「なぜ、あのようなことが!?」
リゼが聞いてくる
「なぜ?・・・うん~・・・・」
すこし考えて
「まずは位置かな?正面に二体だとさすがに手間だからできるだけ一対一になるように・・・あと今回は骨を飛ばせば相手も崩れるのは知っていたからそれを利用できるようにできるだけ敵が直線にくるようにしたかな?」
「位置・・・」
「あとは一体目の叩く場所かな?さすがに巻き沿いくらうっていっても破片が細かいとさすがに無理だから、出来るだけ大きな破片飛ばすようにこいつらは胴体を狙って力いっぱい飛ばす感じで殴ったかな?」
「「・・・」」
言葉を一言だしだまるリゼそして、言葉なく聞いているロッド
「俺は一人だからできるだけ視界に入るところで、出来るだけ効率よくこれが大切になるんだ」
なんとなく今まででつかんだことを話す
「あの・・・できれば奥にいきませんか?もっとタケシさんの戦いがみたいです」
ロッドがいう
「ん?いいけど・・・参考になるかい?こんな戦い方?」
「はい!位置取り・・・それは僕にしたら大切なことです・・・そして戦略はリゼにとって大きな財産かと思います」
「ええ、相手によって戦い方を考える・・・私は距離がある戦いをします。そうなると場面をみて指示することが大切になる・・・そんな気がするんです」
「・・・そうか、わかったじゃ、もうちょっと奥にいってみようか?」
「「はい!!」
二人とも感がいいというか肌がいい
戦いの考え方を理解することはいいことだ
老兵が残せるのは経験
なんて、俺もこの機にすこしレベルを上げたり
ここでの基盤を作っていこうと
二人の力も借りつつやっていこうと思うのだった




