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任務終了

一仕事終え町へと帰還

ギルドに報告にいく

「ハイツさん?」

「ああ、タケシさんどうでしたか?」

「はい、あらかた洞窟の中のスケルトンは片付けました」

「よかったです。これで洞窟の探索に人を出せます」

そういってハイツさんは微笑む

「それと、報告ですが、中は一本道で奥に広い空間があってそこで洞窟は終わってます」

「なるほど・・・」

「それと奥の空間の盤面だけキラキラと反射していたので、もしかしたら鉱物を含んでいるかもです」

「あはは、そこまで情報を持って帰ってきてくれるとは・・・ありがとうございます」

そういって頭を下げるハイツさん

「いえいえ、何かの役にたてればと」

「では早速、洞窟には地質に明るい人間と数人の冒険者を付けて探索してもらおうと思います」

そのようなやり取りの中今日手に入れたドロップアイテムを換金しようと話す

「それと、今回大量の骨が手に入ったのですが・・・」

「ああ、ドロップアイテムですね?うーん・・・」

ハイツさんが少し考える

「どうしましたか?」

「いいえ、もしかしたら今回のドロップアイテムは村の方にお持ちになった方がよろしいかと・・・」

「?・・・あ!なるほど!!」

骨は土地の改良などにいいみたいな説明有ったな

「わかりました、それではムスカ村へもっていきます」

「はい、で、今回の報酬は今取り寄せているのでしばらくお待ちください」

「はい!」

一通りの話を終えてハイツさんと別れて村に向かう

気が付けば結構な時間がたっていたようでもう夕日が傾いてる

足早に村に帰り

トーマスさんに先ほどの骨の話をする

「おお!こりゃーありがたい」

嬉しそうにいうトーマスさん

「今、ちょうど新しい畑の開墾を始めるところで肥料や水はけのいい土地に改良するところだったんだ!!」

「それはよかったです!」

喜んでいる姿をみて安心する

「で?いくらで買う?」

「いつもと同じでいいですよ」

「そんなわけにはいかない!それなりの量もあるし、いつもと同じ値段だと損するぞ?」

「いつもお世話になっているんでそれは感謝のしるしということで」

俺のことばに少し困惑するトーマスさん

「だが・・・」

言いかけた言葉に

「最近、宿賃もサボってましたし」

「宿賃って・・・それはもうすでに十分すぎるほどもらっているからいいわけで、そんな気にしてないんだぞ俺は・・・」

「まぁ~そんな話したらお互い様ですから」

トーマスさんは何かいいたげにしていた

「・・・なんかな・・・にいさんにはこちらが感謝してることばかりでな・・・最初の村の出来事もそうだが最近の町の件の働き、あれだって結果俺たちの村にまで恩恵があったのに・・・」

「いやいや、トーマスさんやニックさんそして村の人たちがいないとあの町は変化できなかった、それを手助けしてるんです。なにかあってあたりまえですよ」

そう返した

するとなにか表情がほころんだように見えた

「今回の開墾も町から新しく人手を募って新しい畑を作ろうって、そうやって始まったんだ・・・前は衰退していくだけかと思ったが人の出入りがあって、前より活気がでてきた・・・にいさん、あんたのおかげさ」

なんか味わい深い顔でそんなこと言われると

うれしいとか先に泣きそうになる

今までの経験からしてもそうなんだが

この世界にきてから人の役に立つということがある

それはなんとかしたいって思うからこそ必死に取り組んだだけで

見返りを求めたわけではない・・・

なにのにこうやって感謝の言葉を聞くと

心の準備や慣れてないこともあり

何となく戸惑う

そしてなんか泣きたくなる

人の情を感じるかな?

でも泣くのも変なので笑いながら

「ありがとうございます」

そう答えてみた

そして、その場を離れて自室に戻る

「ふ~なんかあれだな・・・長くいると情がでてここにいたくなるな~」

そんな独り言をいう

なぜならスケルトンを相手にして思ったのだが

そろそろこの地での俺の役目

いや、俺のLv上げは限界ではないかと感じている

モンスターの強さがもういじめに匹敵する感じになっている

これは新しい旅を始めるときのいい目安になる

あと、イルたちの件も村の人たちは受け入れて

もう俺で助けることがあるようには思えないほど溶け込んでいる

町の件もトーマスさんたちのおかげでうまくいっているようだし

今ここでなすべきことはあらかた終わった・・・

そんな気がした

そしてなにより自分自身新たなものを見たい気持ちもある

その中で一番最初に提示された魔王討伐の道を歩みたいと思っている

そのために俺は次の土地に向かうべきだと

部屋で考えるのだ

正直どこに行こうかはわからないけど

それをのらりくらりと知っていくのもまた

RPGの醍醐味だろう

そう思いながら

明日みんなに報告しようと胸に決めて

今夜は眠りにつくのであった


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