町の会議
町の会議当日
見知った顔がギルドの会議室に集まる
トーマスさん、ニックさん、ハイツさん
そしてクリフさんにカートレットさん、フランクさん
正直町の会議というには偏ったメンバーだが
知ったみなさんに俺の考えを伝える方が
意思の疎通も可能だろうとこのメンバーにした
みんなに考えを伝えるのは難しいからな・・・
「では、みなさん集まっていただきありがとうございます。これから話し合いをしたいのですが・・・まずは町の状況を説明してもらっていいですか?」
クリフさん、カートレットさん、フランクさんに尋ねる
「じゃ~わしからいこうか?まずはあの時に屋敷前に集まった連中はこれからもわしを立てて話をしたいということじゃ、そしてクリフのことを嫌っていた、もしくは排除しようとしていた連中は徐々にだが町から大きな町へいどうするみたいだな・・・言っていた通り、引き止めることはしなかった」
「そうですか・・・カートレットさんは?」
フランクさんの話を聞き次を促す
「そうね、わたしのほうも同じ感じ。でもだいぶ町の人は減ったわね。」
「わかりました。クリフさんは?」
「商人たちは金がないなら違うところに移動するとのことだ。ほとんど残らないと思ってくれ」
「なるほど・・・わかりました」
大方予想どうりではある
これからのことを始めるうえで今は規模は少ないことに越したことはない
この町は町という体裁を保つために外観はきれいだが
中身はあまりなく町というには人だけがいた感じだ
なので、今回は振るいにかけて町になんらかの思いがある人を残す
そんな思いもあって三人には動いてもらった
「では、本題に入ります。大きくいうと町の今後という形になりますが・・・ここにいるムスカ村を手本に一人で運営するのではなく、数人で動かしていく形をと思っています」
この展開をみんなも予想していたのか特に反応はない
「では、ここにいるクリフさん、フランクさん、カートレットさんがということですか?」
ニックさんが聞いてくる
「いいえ、とりあえずお三方には今回の住民投票の実行役として動いてもらおうと思います」
「投票ですか?」
「はい、今回はフランクさんカートレットさんは町の信頼できる人としてイルたちに紹介してもらっていてもらってます。ですがもし町のみんなが他に信頼できる人がいるならその方たちに町の運営を任せていくのがみんなの意見を反映するのに一番かと」
「なるほど」
ニックさんは納得していた
「ちなみに三人は信頼できないって話ではないですよ?」
何となくフォローすると
「ははは、いいってタケシさん」
フランクさんは笑って答えた
「みんなの意見を聞くことは大切だ、今回は特にな」
つづけて答えた
「はい、なので三人が運営にかかわる可能性は大いにあると思います。選出する人数はトーマスさんに聞いてほどよい人数を考えてもらいます」
「それで俺がここにいるってことか?」
「そうです!トーマスさんとニックさんには今後町運営の助言をしてもらうそんな立場になってもらいたいのです」
「なるほどな・・・でも規模が少し違うからな・・・」
トーマスさんは少し不安を口にする
「たしかに規模は違いますが、ムスカ村はいい手本になるのでその経験を伝えてもらえばと思います」
「そうかい、わかったよ!」
トーマスさんは答える
「ニックさんもお願いします」
「はい!」
二人は快諾してくれた
「で、お三方はそのような方針でいいですか?」
「ああ、わかった」
クリフさんがいう
「あとはハイツさんに来ていただいたのは、町との連携をしてもらうためです。前回は溝がありお互いの情報が曖昧で困惑していたので、今回は町としてギルドとしっかり情報をやり取りしてもらいたいのです」
「そうですね、クリフさんのこともそうですがお互いをけん制しすぎたと思います」
ハイツさんが答える
「そうだな」
クリフさんも反応する
「前回はギルドとの足並みを合わせることできずに両者でいがみ合いになりましたが、今回はこういう機会で話を合わせることができると思います」
両者ともに今回はしっかり協力してもらうために町の会議にハイツさんを呼んだ
「ギルドは直接かかわると問題になるかもですが、町にとって有益な情報をやり取りしてもらって双方に利益を生んでもらいたいと思ってます」
「情報ですか?どのような情報を?」
「ムスカ村とのやり取りの際に、ギルドがこの地域からもらって流通させたいものを言ってましたよね?その情報を町にも定期的に流してもらい町もその情報をもとに動く。そうすれば物の流通や町で取り組むべき経済対策もとれると思いますので」
「なるほど、わかりました」
ハイツさんが返事をする
「ギルドもそうですが今後、ムスカ村の協力も得てミアムの町を外部の連携で見守ってほしいと思います」
「わかりました」
「わかったよ」
ハイツさんとトーマスさんが返してくれた
「クリフさん。フランクさん、カートレットさんは今回のこの件を念頭に今後を外部との連携を担う最初の三人として投票の結果関係なく動いてもらいたい思います」
「わかったわ」
カートレットさんが返してくれた
「今回呼んでおいて外部に頼む形になってすいません。正直政治と言うものを俺自身あまりわかっていないので、お三方に見てもらうほうがうまくいくと思います」
「今日はそしたら顔合わせというやつか?」
フランクさんがいう
「そうですね、あとはお三方の考えや皆さんがきいてきた町の意思があれば今この場で教えていただきたいと思います」
「そうじゃな・・・やはり経済的にみんな困っているのが多い今からできる対策はないか?」
「それは私も同じだわ」
フランクさんとカートレットさんがいう
「そうですね・・・今回人が出ていかれたので空いてる家は無償でみなさんで利用するのはどうでしょう?」
「ふむ・・・」
思ったより反応は薄い
「衣食住が整うと人は暮らしをしていると感じます。そういった意味でも住居は必須になるかと。あとは金銭面ですが、そこはやはりギルドの力が必要かと」
「そうですか、では早急に依頼やいま必要な物資を皆さんに集めていただく依頼を出しましょう」
ハイツさんが提案してくれる
「あと、ムスカ村では農業の仕事はありませんか?」
「そうだな・・・すべては無理だが数人なら大丈夫だ。うちに来てもらえば仕事を出そう」
トーマスさんの了承をもらい
「ありがとうございます。当面はそういった感じで仕事を外からもらう形でいいですか?」
「ああ、わかったよ。できる物には仕事の話をしよう」
フランクさんは納得してくれた
「当面ということはこれは一時的ということ?」
カートレットさんの質問に
「はい、ギルドの依頼そしてムスカ村で習得する技術で町独自の仕事を見つけていってほしいのでこれはあくまで一時的です」
「なるほど、わかったわ」
「町独自の仕事か・・・そんなのはあるのか?」
クリフさんは疑問が残るようだ
「今までこの町は外部の物を売りにしていましたが、それでは限界がでると感じていただいてたと思います。なので、町でなにか作り出すにしても、ムスカ村からもたらされる農業の知識を使い町で農業をやっていくでもいいと思います。」
「そうか・・・わかった」
クリフさんは自信なさげに答える
「手探りの状況に不安かもしれませんが、残る方たちは良い方へと歩みだしています。それを信じてみましょう」
「ああ」
クリフさんが答えた
「では今回の話し合いは以上で終わりたいとい思います。他になにかある方は?」
「わしらは大丈夫だ」
「はい、私たちも大丈夫です」
フランクさんとハイツさんが応答して今回の会議は終わった
次回からは町から選出された人とギルド、ムスカ村でのやり取りになるだろう
俺はなにかできることがあれば今後も関わるという形になる
政治や運営は力になることは難しいことだが
実働的なこと、モンスターの狩りだったりは力になれるだろう
今回ムスカ村というある意味民主主義てきな見本があってよかった
最初、町の人の投票を考えたとき一からやらないとと思っていたが
いい見本があるのだからそれを手本にやってもらったほうが今後もやりやすいだろう
今回の件はうまくいくよう願いながら
今日は終えたのだった




