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ギルドへの要請

フランクさんとカートレットさんに話して数日

すこし町へ行くことは控えていた

あまり回数を多くして町に俺自身の行動から

警戒感を抱かせたくなかったからだ

やはり外の人間が何回も出入りするとなんやかんやで

目立ってしまうものだ・・・とゲームやなんやらで見た

そんな、なんやらかんやらで俺は少し時間を置き

その間にやっていなかった子供たちの少しの足しを作ったり

子供たちに戦闘を教えていた。

そのかいあってかイルやリオンは

この辺のモンスターには手こずることはなく

ジンやマリアもほぼほぼ動きに無駄がなくなり

リディアにいたっては後方からの指示も学び

五人はチームとして成熟をしていた

「おっさん?町はいいのか?」

イルがこの期間尋ねてきたが

「急がば回れさ・・・」

「??」

という具合に俺の謎の行動に疑問は持ちながらも

それ以上は聞かずに日々を過ごした

町に比べて平穏な時間が流れる村・・・

いっそのことこっちにイルたちのように

移住させればいいのかもしれない・・・

だけどそれだとたぶん根本的な解決にはならないだろ

それどころかこの村を第二のミアム町にするだけかもしれない・・・

人が動かないことには間違いを正すことはできない

特にこんな風にある程度の偏見をもってしまってる

そんな世界なら尚のこと人がうねりを作りそして波を起こす・・・

そういういい流れを作り出さないといけないのだ

この考え方・・・これが通用するのか・・・

それがこれから試されるそんな日が幕を開ける・・・

その日イルとマリアを呼んだ

「どうしたの?」

マリアの質問それに

「今日は町に行く・・・二人ともついてきてくれ」

二人の顔にすこし緊張が走るそして

「やっとか・・・待ちくたびれたぜおっさん!」

イルが意気込む

「うん、そして二人にはカートレットさん、フランクさんの二人にそれぞれあってほしい。そして、今日から警備の話をするからその後冒険者らしき人が増えて行動すること、俺たちはあまり顔を出さないことそれを伝えてほしい」

「顔をださないって私たちは何もしないの?」

マリアが聞いてくる

「前の話を聞いていたと思うがこれは町の人たちの結束、つまり集団として動くための手助けをするって考えてほしい」

「助けるってでもそんなに行かないのにどうやって助けるの?」

「正直、今回の出来事で俺たちができることはそんなにない・・・ここまでが俺たちの仕事といっていいぐらいだ」

「・・・それでいいの?」

マリアは不安そうに聞いてくる

「マリア?君は手助けはすべてを助けることがいいことだと思うかい?」

「うん、だって助けるんだし最後までしないと・・・」

そうだよな・・・そう思うもんだ・・・

「その心は本当に素晴らしいんだ・・・けど・・・すべてを助けないことが助けになる・・・そんなことがあるんだ。今回はそういうことがあるってこともしってほしいかな?」

「・・・わかったわ」

どこか納得のいかない返事

そのままイルにも尋ねる

「おっさんの言ったことだ・・・俺はそれを信じるぜ」

たのもしい返事が返ってきた

その言葉に答えるように

「うん、じゃ町にいこうか!」

二人に告げて向かうことにした

町に到着

すぐに二人にはカートレットさん、フランクさんのもとへ

そして俺はギルドへと向かう

・・・

「どうも」

ギルドに入り声を出す

すると

「これはタケシさん、ようこそ。今日はどのような用件で?」

ハイツさんが対応してくれた

それに

「今日は町のことについてすこし・・・」

その言葉に反応を示す

「わかりました。ではまた応接間で?」

「そうですね」

そういうとまたこの前のようにその場を他のの方にまかせ

応接間へとあがる

入って早々に

「なにかいい案が浮かびましたか?」

とハイツさんは俺が良い提案をするものだと話を進める

だが

「今日はいい案といいますか・・・町のことについて少し注意を呼び掛けたいと思い来ました」

俺の予想外の言葉に少し困惑したがすぐに切り替えたようで

「注意ですか・・・それはどのような?」

「はい、町で不穏な動きがあるみたいです」

ざっくりと言い放つ

「不穏な動き?それはどのようなものですか?」

「暴力的な行動になるかと・・・」

「!?まさか!!」

ハイツさんは驚きを前面に出す

そして、その言葉の続きはたいてい予想がついた

「暴動・・・ではありません」

「え?」

拍子が抜けたのかハイツさんらしからぬ声が出る

「今回、市民は暴力を振るうことをしません。しかし、町には暴力の火種になることがあるかもしれないのです・・・」

「市民が暴力を振るわずに・・・!!そうですか・・・しかし、本当に市民は暴動をおこさないのですか?」

ハイツさんは暴力が市民に向けられるものだと察したのか

市民の行動に興味を示す

「市民は声を挙げるだけです・・・暴力は無しです。それはギルド的に問題になるでしょうか?」

「私たちは中立でなければなりません。市政に力を貸せばどこかにゆがみが出ます。しかし、市民が市政に要望を伝えること・・・それが暴力行為でないのであれば、市民を抑えることもまた政治に関することになると考えます・・・なので、私たちはそれを抑えることはありません。」

ハイツさんのいう中立というのはなかなか難しい

ギルドの信用性というものを確立するのに中立ということを言ってるのだろうが

それは時に敵ともとられやすい

それはクリフからみたギルド同様

市民からみたギルドも実は

(何もしてくれない)組織というとらえ方をされてしまう

しかし、そこまで徹底して信用性の確保をするギルドだからこそ

今回のような政治的案件は

事が起こるかどうかで動かざるおえない

それはわかりやすく暴動や暴力沙汰になれば危険があったので行動できる

しかし、今回のように市民がもっと良くしてくれと声で応戦したとき

これを抑えると政治的な側面が出てしまい動きづらい

言ってしまえばギルドの突っ込みづらいところを突いた

そんなギルドにはうれしくない方法だ

しかし・・・

「たしか前にタケシさんはギルドの力になれるかはわからないみたいなことを言ってましたね・・・こういうことでしたか・・・たしかにギルドの力にはなっていませんね・・・しかし、本来のギルドの形をみるとこれが一番の方法かもしれませんね」

そういってほほ笑んだ

そしてすぐに顔を引き締めて

「わかりました。冒険者に町の警備を強化するように伝達します。しかし、市民も対象に見回りはします。そのことをお忘れなく」

「はい、わかりました。よろしくお願いします。」

そういってハイツさんに頭を下げる

「タケシさん大きな声では言えませんが・・・応援してます」

ハイツさんが声をかけてくれる

それに対して

「ハイツさん、今回は俺がすることはほとんどないです。市民のみなさんに変えたいものがあるか、良い暮らしを作っていくことができるか・・・その気持ちがどうでるか、それを祈るだけです」

そう答える。

イルやマリアに言った言葉と同じ

俺たちではなく市民のみんなの気持ちが動かす

それをハイツさんにも伝えた

「そうですか・・・良い形でみなさんの気持ちが実るといいですね」

「はい」

最後、言葉少なげにハイツさんと言葉を交わす

現行でできることを今終えた・・・

あとはカートレットさんとフランクさんの働きと

この町に住む人たちの思いがどのようなものなのかによって

結末は変わるだろう・・・

できることなら、ハッピーエンドで向かえる

そんな物語を描きたいと心から願うのだった


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