ミアムの町の歴史
村に戻りながら試案する
今回、またキーになるのはイルたちの存在・・・
彼らの力を借りなければ
あの町の状況を変える一歩を踏み出すことは
かなり難しい・・・
そのためにはまだ足りない話を聞いとく必要があるかな?
そんなことを考えて村に帰った
・・・
村に到着
そのまま宿に足をむける
「にいさん!おかえり!ギルドの方はどうだった!?」
トーマスさんが元気に迎えてくれる
「ただいま帰りました。ハイツさんと会ってちょっと話を・・・トーマスさん?あのトーマスさんに聞きたいことが・・・」
「ん?どうした?」
さっきの足りない部分を埋めるためにトーマスさんに話を聞く
「あの、ハイツさんから町のことについてお願いされました」
「町についてお願い?何をだい?」
「まぁ・・・大まかに言うと町を変える考えがほしいと」
「ああ、なるほどな・・・たしかににいさんならなんかできそうな・・・そんな予感を持たせてくれるからな」
そういってこちらに微笑む
「で、聞きたいことってのはなんだい?」
「ギルドが来る前のことを知りたいんです」
「・・・そうだな、あのときはまだあの町にも活気があった。貧富の差はあったが中流階級もいたからな、さほど今みたいな状態ではなかった」
とうとうと話し出すトーマスさん
「当時、いや今もあそこはクリフという商人が仕切っている。普通はそこの領主みたいのがいるんだが・・・ここは離れていたこともあってどこも土地としてそこまで魅力を感じてなかったらしい、そこをクリフがそこを拠点に商売を始めたそれがあの町ミアムだ」
「なるほど・・・でも商売を始めてから町に発展したのですか?」
不思議に思ったので聞いた
「ああ、ここは離れた土地といっても人は住んでる。村にいなくてもここに離れたところに居をかまえて暮らしてるやつも多かった。モンスターが弱いから集団にならなくてもなんとかなるものはなったのさ、しかしクリフが商売をあそこを起点にしたことで物が集まるようになってそれで人もあそこに暮らし始めた。町として大きくなるのはあっという間だった物流がいいからな」
そういって一旦話をくぎる
「でだ、俺たちも物を卸していたしそれなりに形になって初めはよかった・・・けど、人が集まったことで肝心の物流が少なくなった。元は個人がそれぞれ持ち寄って物流を多くしていたが一か所に集まったことで物の確保が難しくなった。人は、町の快適さにそこで商売をしようとして森や野原、そして畑仕事をしなくなった・・・」
たしかに人は快適な生活を知ったらなかなかそこから抜けれないよな・・・
「元は村まで行かなくても集落みたいのはいくつかあったがすべてなくなり村からもいくらか出ていった・・・ムスカ村は残ったがな。それで町はというと、こちらから売るものが少なくなったから町の商売をやってるやつから税金と称して金をとるようになった。最初は払っていたが払えない者も出てきて貧富の差が出来てきた」
「そうだったんですね・・・」
「この辺りはまで序の口でクリフは町で売るものを値上げしていった。挙句にこの周辺でとれる物は安く買いだたいた。そんなのが数年あってギルドが発展したこの地域に進出してきた」
ここでギルドの登場か・・・
「最初はクリフも歓迎していた・・・”自分の町にギルドができた”ってな・・・俺もギルドが出来たときは近隣の村の代表としてギルドの権利をもらいにいった。そして、実際使うとクリフとは比べ物にならない値段で物を買ってくれたし、他の商品も全然違った・・・
そこからだ、ギルドとクリフに軋轢が生じた」
クリフという人間は・・・あれだな
よくあるワンマン社長な感じだな・・・
うまくいったら万々歳
自分の意にそわないと切れるもしくは
無理にでも方向をこちらにしようとする
パワープレイで成り上がってきた
そんなところか・・・
「最初はギルドも市民にも開けていたがその利用した市民が町からいじめを受けていた。しかもクリフ本人は関与を否定しているが、クリフのおかげで財を得た商人たちはみんな味方してクリフの言いなりになって犯行に加担したしかも陰湿にな・・・」
「それでギルドはうごけないと?」
「まぁ、犯行に加担した商人をあげて何か聞こうとしたらしいが・・・チンピラに殺されたり・・・そのチンピラはどこかに逃亡、クリフがかくまってるって話もあるが・・・実質あの町の闇にのまれてわからない。商人も恐怖か、なんだか知らんがクリフの件は頑なに守ってる。ギルドも骨が折れるだろうさ・・・」
「なるほど・・・市民は何もしなかったのですか?」
「市民かい?まぁ、さっきも言った通り貧富の差ってやつか、力がないのがわかってるやつは放置、力のありそうなのには金や町の特権握らせて黙らせてるみたいだ・・・だから俺もあの町はギルドだけ寄ってる。まぁ、町の者には目の敵にされてるよ、しかも町の外だから手も出せないんだろうな・・・疎まれてるよ」
「そうですか・・・わかりました。ありごとうございます」
そういってお礼をした
「いや、俺はただ真実を話しただけだからな・・・それよりなにかの足しにはなったかい?にいさん?」
「はい、何となくですが・・・流れを知れたのは大きいです」
「そうかい・・・まぁ、俺たちでよければいつでも力になるからよ!」
「ありがとうございます!」
本当にトーマスさんには頭があがらない・・・
俺が特典あーだこーだ言ってたが
実は始まりがこの村ってのも特典だったのかな?
そんなことを思いトーマスさんに会釈して部屋に向かう
まぁーこれですこし頭での筋書きができた
あとはどうそこに話をのせるかだ・・・
それにはイルたちの力が不可欠・・・
明日、彼らに話をしよう




