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ギルド登録

街道はすらすらと通り抜けてあっという間にミアムの町へ

町というだけあり建物の雰囲気も変わる

村では木造りだった建築物がここでは

石を使った頑丈そうなつくりが目立つ

道もレンガで舗装され

都会に近い雰囲気がある

しかし

どこか活気にに足りず

人々はまばら

路地裏は薄暗く

浮浪者のような姿がちらほら

自分が思っていた町の幻想とはかけ離れた光景

・・・

「にいさん?どうした?」

怪訝な顔をしていた俺にトーマスさんが声をかける

「いいえ、ちょっと思ってたのと違って・・・」

素直な感想を告げる

「ははは、どんなのを想像していたかは知らんが所詮、田舎の町だ!立派なのをみたいならそれこそ城の近くまで行かないとなかなかないさ!」

「・・・そうなんですね」

自分の想像との違いに驚きを隠せない中

トーマスさんだけでなくイルも淡々とその様子を見流している

これが現実の壁・・・

イルたちやトーマスさんに偉そうなことを言ったが・・・

ことは思ったより深刻なようだ

そんな中トーマスさんは他には目もくれず黙々と奥へと進む

「トーマスさん、どこ行くんだい?広場はあっちだぜ?」

イルがいう

「まぁ、行けばわかるさ」

「ん?・・・こっちは・・・」

イルは何かに気づいたのか少し緊張し始めた

それと共に周りの雰囲気とは違う小ぎれいな建物が前方に

「ギルドに行くのかい??」

「ああ!そうさ!」

イルの質問に軽快に答える

「!?俺なんか行っていいのか?」

「そのための今日だ!」

イルが驚いている理由がよくわからない

そんなやり取りの中

ギルドといわれている建物に到着した

「どうも!!」

トーマスさんが早速はいる

イル、そして俺もそれにつられて入る

イルは少し緊張しているようだ

「トーマスさん!ようこそ!」

「ハイツさん!どうも!!」

トーマスさんはハイツという人物と挨拶を交わしている

「今日は換金ですか?」

「ああ!頼むよ!そしていくつか物もほしいんだが・・・」

そういって今回も乱戦で消耗したろう物と

村に必要な物資の数々を注文していく

それをハイツさんはメモしていく

「以上かな、物は後日ニックが取りにくるよ!」

「わかりました。残りのゴールドはお返ししますね」

そういって袋に入ってるだろうゴールドを渡していた

これはなんかとても異世界っぽいやりとり!

そのやり取りを横目にキョロキョロとしているイル

「どうしたんだ?」

といかけると

「いや、ギルドに入るなんて・・・捕まった時ぐらいしか思ってなかったからなんか・・・」

?そんなに入ることが難しいのか??

「君はたしか・・・町で・・・」

ハイツさんがイルに話しかける

「・・・」

固まるイル

それにつづいて

「それにお隣の方・・・見ないかたですね・・・」

なにやら怪訝に見られる

「ハイツさん実は彼らを私の紹介でギルドに登録してくれないか?」

「!?彼らをですか?」

「ああ!」

トーマスさんの言葉に驚いたように対応するハイツさん

それに

「トーマスさん!俺なんていいのかよ!!」

「さっきも言ったがイルたちには村の力になってもらう。そのために必要なんだ!」

「マジか・・・なんつーか・・・ありがとう」

イルが感動していた

しかし・・・

その横でいまいち状況をつかめない俺・・・

「あの・・・」

話を聞こうと言葉を出すがハイツさんが

「トーマスさん・・・本当にいいのですか?彼、いや彼らがどのような人物か知らないわけではないですよね?」

「もちろん、知ったうえだ!」

「・・・そうですか、わかりました。では彼が問題を起こした時、責任はトーマスさんあなたも負うということでいいですね?」

「もちろんだ!!」

「では、彼の登録を進めます・・・で、もう一方は?」

そういって俺を見るハイツさん

「?ははは・・・なの・・・話が・・・?」

ついていけない俺は苦笑いで答える

「ギルドのことをあまりご存じないようですが・・・本当に大丈夫ですか?」

ハイツさんがトーマスさんに尋ねる

「ははは、このにいさんはあまりモノを知らなくてね!珍しいだろ?」

「そうですね・・・ギルドを知らない方がいるとはまだまだですね。私たちも」

そう言って笑いあっていた

「なんか、すいません」

なんとなく謝る

「いえいえ、私どもの力不足です。説明をした方が?」

「たのむよ!」

ハイツさんの言葉にトーマスさんが答えた

「私どもギルドは冒険者の派遣や品物の売買を行う総合的な地域の総社なようなものです」

「それはわかります・・・」

「そうですか、では流れをお教えしますね」

「はい」

ハイツさんにその先を促す

「私どもギルドはギルドに登録を行ってもらいそれからさまざまな手続きを行うことができます。登録は紹介をいただいてから登録ということになります」

「紹介?」

「はい、信頼ある方からの紹介または紹介状がないとわれらギルドに登録することは出来ずわれわれの以来や商品または売買はできません。」

「ほう・・・」

紹介がないと入れないとは・・・

ゲームなどとは違うな・・・

「なぜ紹介が必要かというと、まぁ言わずもがなですが信頼できる人物とのやりとりでなければ信用を落とすからです。なので地域の長またそれにあたる方からの紹介で登録させてもらいます。」

「なるほど・・・うむうむ」

納得の説明ですな!

「また、紹介していただいた方はその方の保証人のようになっていただき、その方が何かギルドに対して損失また信用を失うことを行なった場合、その方に罰金の請求または、紹介権のはく奪を行なう場合があります」

「はく奪ですか・・・」

「はい、これもギルドの信用または信頼を高めて質のいい仕事を提供できるよう決められた定義です」

「わかりました」

なかなか厳しい掟だが信用を高めるためには必要な処置なのかもしれない

「そういうことで、ぜひ紹介者の期待を裏切らぬようにしてください」

「はい」

返事して背筋を伸ばす

「ところでお名前は?」

「タケシといいます」

「タケシ・・・さんですね・・・わかりました」

ハイツさんはメモをとる

「そういうことでこの2人をたのんだよ!」

「わかりました。タケシさんそして・・・」

トーマスさんに言われて確認をするハイツさん

その確認に

「イルです」

「イルさんですね。わかりました」

イルの返事に淡々と作業を行う

そして

「それではタケシさん、イルさん、お二方はトーマスさんの紹介によりギルドに加入することを許可します。後日他の支部にも連絡がいき全国的にギルドの使用ができます。連絡は伝達まで時間がかかるので今はこの支部でのみギルドの活動を利用できるのでその所をお忘れないように!」

「「はい!!」」

二人で返事した

「その良い返事がトーマスさんの期待を裏切らないものだと願ってますよ!」

そうハイツさんが閉めた

「あとこれからはにいさん、ドロップアイテムを直接もってくるといいよ!正直俺はいくらか間引いとかないと商売にならないからな、直接の方が利率がいいだろ!」

「・・・・そうですね、でもトーマスさんのところも使いながらな感じで」

「?本当ににいさんは変わってるな」

笑ってかえすトーマスさん

たぶんこれがトーマスさんからのご褒美なんだろう

なんとなくうれしかった

信頼を預けてもらうのは本当にうれしい

自分の価値を感じることができるそんな気分にひたり

村に帰ることにしたのだ


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