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我が君の投獄3
これまで得た情報をまとめているだけだけれど、ウィリエール様がすごいね、ミリア、と感心したようにおっしゃる。
「ベアラルお兄様の衣服についていた粉を拝借しておいたんだ。それが部屋で見つかってしまった」
「ベアラル様が精製なさったものなのでしょうか?けれど、ベアラル様のお命を奪ったのは、使い魔ですよね。だとすれば他に容疑者がいるのかもしれません」
幻覚剤の精製が取り締まられているのは、民間に広がれば風紀が乱れる可能性が指摘されているからだ。
「幻覚剤が取れる植物は少ない。それに生育条件を揃えるのが難しいようだよ。他国から密売して育てていたみたいだ。ベアラルお兄様は知らずに育てていた可能性もあるね」
「では、温室周辺を調べてみます。もし真犯人が見つかれば、ウィリエール様の疑いは晴れます」
まずは、ベアラル様付きの近衛兵だった同僚にもう一度話を聞いてみよう、と目星をつける。
ベアラル様が何か異変を感じていなかったかどうかを知りたい。早速動こうと立ちあがろうとすれば、
「ちょっと待って」
とウィリエール様からお声がかかる。




