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第十王子との人違い一夜により、へっぽこ近衛兵は十夜目で王妃になりました。  作者: KUMANOMORI


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双子の第六王子と第七王子1

 翌日、新しく配備された兵が再び変死を遂げたことで、検分が入る。

 立て続けの変死により、ヴィルヘルム様は頭を悩ませていた。同席していた私はヴィルヘルム様からの提案を受ける。


「ミリア、ウィリエール様に詳しい話を聞いてみてはもらえないか?何かご存知のようだった」

 と言うのだ。

 連日兵が亡くなったとなれば、大ごとだ。近衛兵は人員不足となっていた。


 ヴィルヘルム様の力になれればと思い、私はウィリエール様のお部屋を訪ねる。この頃は別室で会うことが多かったこともあり、ウィリエール様のお部屋に行くことは少なかった。


 ウィリエール様のお部屋の前に着いたとき、不意に背中に視線を感じ、私は振り返る。暗黒色の髪と瞳を持つ王子がたたずんでいた。


 その容姿に見覚えはあったけれど、即座にはどなたなのかは、判断がつかない。エルドナード様なのか、レイナード様なのか。ウィリエール様には双子のお兄様がいるのだ。お二人はそっくりな見た目をしており、一見見分けがつかない。

 護衛に当たっている兵たちですら、時々見間違えるという。


 今私に視線を向けていらっしゃるのがどちらなのか、私には分からない。


 賭けみたいなものだなぁ、と同僚たちは言っているけれど――――

 実はお二人を見分ける方法を調査していた。


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