双子の第六王子と第七王子1
翌日、新しく配備された兵が再び変死を遂げたことで、検分が入る。
立て続けの変死により、ヴィルヘルム様は頭を悩ませていた。同席していた私はヴィルヘルム様からの提案を受ける。
「ミリア、ウィリエール様に詳しい話を聞いてみてはもらえないか?何かご存知のようだった」
と言うのだ。
連日兵が亡くなったとなれば、大ごとだ。近衛兵は人員不足となっていた。
ヴィルヘルム様の力になれればと思い、私はウィリエール様のお部屋を訪ねる。この頃は別室で会うことが多かったこともあり、ウィリエール様のお部屋に行くことは少なかった。
ウィリエール様のお部屋の前に着いたとき、不意に背中に視線を感じ、私は振り返る。暗黒色の髪と瞳を持つ王子がたたずんでいた。
その容姿に見覚えはあったけれど、即座にはどなたなのかは、判断がつかない。エルドナード様なのか、レイナード様なのか。ウィリエール様には双子のお兄様がいるのだ。お二人はそっくりな見た目をしており、一見見分けがつかない。
護衛に当たっている兵たちですら、時々見間違えるという。
今私に視線を向けていらっしゃるのがどちらなのか、私には分からない。
賭けみたいなものだなぁ、と同僚たちは言っているけれど――――
実はお二人を見分ける方法を調査していた。




