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第十王子との人違い一夜により、へっぽこ近衛兵は十夜目で王妃になりました。  作者: KUMANOMORI


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近衛兵の変死4

「軍神の巫女は魔物の気配を払うんだ。だからこそ、軍の者たちは軍神の家系との接点を欲しがる」

「魔物の気配」


 言葉をくり返せば、ウィリエール様を目が合う。ウィリエール様ご自身は魔族にルーツがあるとおっしゃっていた。


「でも、あまり現実的じゃないかなぁ。じゃあね~」

 そう言ってウィリエール様は去って行った。


「まるで、春風のようなお人だ」

 とヴィルヘルム様は言う。そうですね、と同意する私は、ウィリエール様の言葉が頭から離れない。


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