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第十王子との人違い一夜により、へっぽこ近衛兵は十夜目で王妃になりました。  作者: KUMANOMORI


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近衛兵の変死3

 そこへウィリエール様がやって来た。するっと私の背後に近づいてきて、

「魔法の気配だよ」

 と呟くのだ。


 気配もなく近づいてきた王子に、

「ウィリエール様っ!」

 驚きのあまり大きな声をあげてしまう。


 ヴィルヘルム様や刑務官、さらには仲間の兵たちが一様にこちらに視線を向けた。

「ウィリエール様。たった今検分をしております。お目汚しになるかと」


 ヴィルヘルム様がそう言うけれど、ウィリエール様は構うことなく、兵のそばにしゃがみ込んでいく。そして、手の平で扇ぐようにしながら、兵たちの頭上の湯気を吸いこんでいった。


「芳醇な香りだね」

 ウィリエール様の呟きの意図はヴィルヘルム様をはじめ、他の兵にもきっと分からない。祈りの言葉を唱えて、ウィリエール様は兵のそばを離れた。


「ヴィルヘルム。しばらくはランドルフお兄様と、リドムンドお兄様には兵をつけない方がいいと思う。またこんな風に始末をつけられてしまうかもしれない」


「なぜです?もしお二人が狙われているなら、さらなる厳重な警備をしなければいけません」

「いくら人員を配置しても無駄だと思うよ。もし、効果があるとすれば」


 そこでウィリエール様は私の方を見た。

「お兄様に軍神の巫女の護衛としてつければいいと思う。例えば、ミリアのお姉様達、ミリア自身もかな」

「え、ウィリエール様それは」


 ランドルフ様やリドムンド様の元に、私やお姉様達が護衛につく?


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