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第十王子との人違い一夜により、へっぽこ近衛兵は十夜目で王妃になりました。  作者: KUMANOMORI


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慰撫の三夜目2

 ウィリエール様は兵装の金具を器用に外していく。シュミーズが露になり私自身が驚く。

 成熟した体つきはこれまでの私のものじゃない。まるで似姿に描かれていた姿のようだ。


「お兄様のコレクションよりも、よっぽど綺麗なはずだよ。ミリアのこんな姿を、お兄様が絶対に見ることは叶わないんだね」

「ベアラル様とそのようなことは、ありえません。ウィリエール様とのこの時間も、本来ならばこんな行為は罰せられてしまう行為です」


 あり得ないのだ。

 手紙の行き違いさえなければ、ウィリエール様と共寝をしてしまうなんて、あり得ないことだった。まだ、誰にも知られていないけれど、大いなるあやまちだ。


「僕はずっとミリアのことを思っていたから、幸運がやって来たのだと思っているんだ」

 ウィリエール様の手が巧みに動き、ミリア、ここがいいの?と話かけながら、私を導いてくださる。影が差した顔つきが切ない。私は身体起こし、無礼を承知でウィリエール様の頬に口づけをする。


 目を丸くするウィリエール様は破顔した。

「ありがとう、ミリア」


 今度はウィリエール様が私の頬に口づけをくださる。今度は唇に口づけがやって来て、私をとろかしていく。舌先までも器用なので、私は気を失いかけた。


 ベアラル様の死や手紙の行き違いなど、不可解なことがたくさんある。


 けれど今は、どこか不安定さを抱える我が君主の心を支えなければ、と思った。


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