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第十王子との人違い一夜により、へっぽこ近衛兵は十夜目で王妃になりました。  作者: KUMANOMORI


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近衛兵の変死1

 翌日、部屋から出れば王宮内は大わらわだ。

 ランドルフ様とリドムンド様付きの近衛兵がそれぞれ屯所で変死を遂げたという。


 なぜか私がウィリエール様と共寝をして目覚めると、何かが起こっている。因縁めいたものを感じずにはおけない。

 近衛兵の屯所に向かえば、ヴィルヘルム様が検分に立ち会っていた。


「見ない方がいい」

 とヴィルヘルム様はおっしゃるけれど、私も一兵だ。それに、仲間が変死を遂げたと聞いて、平静ではいられない。


 見させてもらった遺体は、想像よりもはるかに穏やかな死を迎えていた。まるで微笑むような表情で亡くなっている。


 変死と言われていた理由はこの表情に理由があったようだ。


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