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亡き王子との関係2
私の似姿が単なる似顔絵ではなく、媚態が描かれているのもまたよくない。
そんな姿を宮廷画家に見せたことなんてないのだから。
宮廷では慰みのために官能的な絵を好んで集める方もいると聞いていたけれど、よりによってベアラル様がそのようなものを収集しているとは知らなかった。
面倒なのはベアラル様の絵の存在を、ランドルフ様とリドムンド様が知ってしまったことだ。
「お前、ベアラルの女だったのか?」
「ひょっとしたら、ベアラルどころか他の弟達もたぶらかしていたのかもしれませんね?」
そんな風に疑いを向けてくる。私に対する仲間や王宮内の風向きが変わってしまった。




