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第十王子との人違い一夜により、へっぽこ近衛兵は十夜目で王妃になりました。  作者: KUMANOMORI


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継承権第九位王子の死5

 私もまたご多分に漏れず葬儀の準備に駆り出されている。


 王宮の回廊で出会ったランドルフ様とリドムンド様は、じろじろと私の身体を舐めまわすように見て来て、

「一晩でどうしてそうなった?昨日までは、平べったくなかったか?」

「おおかた詰め物でもしたのでしょう」

 と勝手に評価をくだす。


 さすがのお二人も弟君の逝去とあらば、喪服を身につけている。


「ミリア、お前の周りでは災難が続いているな。ライオネルは隕石の落下にて死亡。お前を近衛兵にと願っていたベアラルもまた死亡だ。お前は疫病神なんじゃないか?」


「軍神の家系にもかかわらず、近衛兵なんて志したのが運のつきですよ。早々に婚姻して大人しく夫に仕えていればいいのです」


 お二人の舌鋒に対して「夫に仕える才能がないのです」と返すつもりはない。この道を選ぶまでに何度も繰りかえした言葉だ。


 殿方求める淑やかな振る舞いにも、実は才能があるということを多くの殿方はご存知ない。


 殿方が文官と武官とで道を分かつように、私たちにも本来適性があるのだ。姉たちは幸いにも手先が器用だったが、私にはその才がない。


「疫病神かもしれませんね。けれど私にはお二人のような高貴な方々に、お分かりにならない事情があるのです」

 そう言ってその場を去ろうとする。けれど、今日はなぜかすぐには解放してもらえない。


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