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第十王子との人違い一夜により、へっぽこ近衛兵は十夜目で王妃になりました。  作者: KUMANOMORI


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継承権第九位王子の死2

 しかし、この口添えにより、ベアラル様の近衛兵の一人が捕まることになってしまった。


 ベアラル様が温室にて絶命していたからだ。ナイフで首元を一撃だという。凶器のナイフはそのまま温室に残っていたというのだ。


 そして、疑いを向けられて捕まった同僚は、自分の罪を認めていた。

 おかしい、と私は思う。彼はベアラル様を探していたのに。あの時、ベアラル様を殺害しようとして探していたようには見えなかった。


 違和感があった私は、彼への面会を求める。


 その後裁判所の面会所にて、

「どうして?そんなことをしたの?」

 そう尋ねる私に、知り合いの近衛兵は頭をふるのだ。


「分からないんだ」と言うのだった。


 ――――分からない?


「記憶がところどころ飛んでいるんだ。気がついたらナイフを手にしていた」

「そんなことがある?魔法の心得がある者の仕業かしら?」

 ベアラル様は継承順位も高くはない。それに穏やかなお人柄であったし、ベアラル様に対して敵意を向けることは少ないと思うのだ。


「誰かがあなたを誘導してまで、ベアラル様の命を狙った?」

 私がそう口にすると、近衛兵仲間は窓越しにこちらをじっと見つめてくる。


「オレを信じてくれるのか?」

「私が見に行ってみればと言ったの。そう言わなければ、こんな事態にはならなかった」


「ミリアの心根は清らかだな。けれど、この王宮には謀略しかない。気をつけた方がいい」

「裁判所に無実を訴えなければ。あなたは何もしていないんでしょう?」

「だが、難しい。証拠もない」


「何とか調べてみるわ」

 私は仲間の無実を晴らすために、決意をする。が――――真実はあっさりと明かされてしまう。


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