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第一王子と第二王子2
「順位がついているということは、十番目には継承する可能性がある、ととらえられますが」
「はっ、十番目!?どんなことがあっても、まずないだろう」
「ありませんね。一応王子である以上、順位を付けないのは忍びないため、付けたにすぎません」
ランドルフ様が王位継承に関して、絶対的な自信を持っているのは分かった。
「ミリア、俺の近衛兵になればいい。一流の男のそばにいる気分だけでも味わわせてやるよ」
ランドルフ様の言葉に、私は眉根を寄せる。
「私の元でもいいですよ。端からあなたに武力に期待などしていませんから」
とリドムンド様もおっしゃるのだった。
「せっかくのお申し出ですが、私の主は、ウィリエール様です。裏切ることは致しません」
と私は告げる。
「ミリア」
「愚か者は、愚か者同士がいいということだな」
とランドルフ様は舌打ちをして、去って行く。私も失礼します、とリドムンド様も去って行った。




