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第十王子との人違い一夜により、へっぽこ近衛兵は十夜目で王妃になりました。  作者: KUMANOMORI


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結実の九夜目1

 謁見を終えて晩餐を終えた後で、客室に通される。

 一体何のお肉だったのか不可解な血の滴るステーキや後味にやや鉄の味が残るワインに舌鼓を打った。


 石の寝台に棺桶が載っている不可思議な寝所だ。

 私が赤い瞳を見つめれば、キリムド様は顔を寄せていらっしゃる。その唇の前に手の平をあてがい、拒んだ。


「ミリア、なぜだ?」

 落胆し諫めるような声音は、ウィリエール様のものではない。


「私の主はウィリエール様お一人です」

「この身体はウィリエールのものだよ、同じだろう?」

 としばしばキリムド様は口説き落そうとなさるのだ。


 どの辺をお気に召していただいたのか分からないけれど、キリムド様は三年前のことを持ち出してくる。


「私達が交わるのは、初めてではないはずだよ」


 そのお言葉が暗に示していることを知り、私はキリムド様を見つめ目を伏せた。

 あの強引な交わりを何度も強要していたのは、キリムド様だったの?


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