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第十王子との人違い一夜により、へっぽこ近衛兵は十夜目で王妃になりました。  作者: KUMANOMORI


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亡者の軍3

 東方のフロスティン国は我が国がシュルリアン公国へ進行した隙を見計らって、国を陥落しにかかる。

 現国王の公示により国民は一時退避しており、国内はほぼのもぬけの殻だ。


 ただ一人、ウィリエール様だけが向かい受ける。ウィリエール様のお力を知らない人間からすれば、無謀な試みだ。


「ウィリエール様、私も共におります」と名乗り出たけれど、

「危ない方法を取るから、ミリアも離れていた方がいいよ。誰一人城門の中にはいない方がいい」

 とおっしゃるのみだ。


 私はヴィルヘルム様と共に、シュルリアン公国へと向かったのだった。


 ※


 その後、シュルリアン公国との友好条約を結び、ヴィルヘルム様や兵たちをともない帰国したところ、城前広場にクレーターのようなものが出来ていた。跳ね橋も破壊されており、城壁も所々瓦解している。


 私達が城門から城に戻ってみれば、白磁の肌を持つ麗らかな王子が城から出てくる。ラドル以外にも何体もの使い魔が飛んできて、ウィリエール様の元へ舞い戻って来る。

 見渡せば都のあちこちに、クレーターが出来ていた。どこにもフロスティン国の兵はいない。


 私の視線を受けて、ウィリエール様は微笑んだ。


 聞くまでもない。ライオネル様が亡くなったときの様子と同じだったからだ。兵たちの動揺は凄まじかったけれど、ヴィルヘルム様は多くは触れずに、

「復旧作業をすれば問題ないな」

 とおっしゃる。


 退避していた国民たちを呼び戻し、何事もなかったように元通りにしていく。


 フロスティン国の兵はどこにもいない。

 その日のうちに、フロスティン国の国王は降伏宣言をした。


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