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第十王子との人違い一夜により、へっぽこ近衛兵は十夜目で王妃になりました。  作者: KUMANOMORI


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停戦協定破棄3

 キリムド様を宿すことは、そのまま采配者の加護を受けることとなる。

 国王はキリムド様の魂を受け入れた者を次期国王にすると、明言したからだ。


 血なまぐさい王宮のはかりごとの末に、候補者である王子はほとんど消え去っている。


「僕が受け入れるのはどう?」


 ウィリエール様が口にすれば、宰相もリドムンド様もあっさりと賛成した。国力は急速に衰退しており、国外退避した者も多い。反対者はいない。


 王位を得ることよりも、自身の安全を求めるようだ。

 レイナード様もエルドナード様を失い、すっかりと魂が抜け落ちたようになっていらっしゃる。


 キリムド様の魂はウィリエール様に宿すことにした。

 軍部の司令官たるヴィルヘルム様と、軍神たる私の責務は、東方、西方からそれぞれの侵略から国を防衛することだ。


 軍は絶対数で負けていた。これもまた、ウィリエール様の案で解決する。ヴィルヘルム様と共に、ウィリエール様に導かれるままに地下室に行く。


「死人を使えばいい。例えば、ライオネルはちょうどいいと思う」


 自身の指先を齧り取り、血液で床に魔方陣を描いていく。床の下からぞろぞろと死者が這い出てくる。ライオネル様やラルズス様などの王子様たちから、近衛兵など、最近命を落とした者達ばかりだ。


 ただし、亡くなった姿のままのため、損壊の激しい死に方をしていた者達はそのまま、身体の一部を失った状態だ。


 ヴィルヘルム様は目を見開いて、驚きの表情を浮かべるけれど、さすがに取り乱すことはない。


「これで、人員は揃うと思う。僕の記憶にある死者はこうして霊界から連れてこれる」


 ウィリエール様のお力添えをいただき、人員を増やしていく。


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