表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【連載版】悪役令嬢は、偽聖女と踊らない~婚約破棄から始まる溺愛スローライフ~  作者: ラズベリーパイ@天安門事件


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
69/84

疲労のせいかすぐに眠り

 どうやら職務には忠実な真面目な男であるらしい。

 だから先ほどはロジェンに弄ばれてしっまったようだが……そこで私は気づいてしまった。

 ロジェンが何となく楽しそうにイレイズの方を見ていることに。


 これはくぎを刺しておかないと、と私は思ってロジェンに、


「ロジェン、イレイズをあまり困らせたらだめよ」

「え?」

「え? じゃなくて、からかって遊ぼうという顔をしていたから、、先においっておくわ。いい、男の人をからかったりしてはだめよ?」

「でもボク、男だし」

「今は女の子でしょう? だから女の子としての行動をとらないと、襲われるわよ?」


 そう注意をすると、イレイズがえっ、というかのように私の方を見たが、


「物のたとえです。自分の身を守るための行動は必要なの」

「え~、でもリリー、前は僕が後ろから抱きついたりしても全然何もなかったじゃないか」

「……ロジェンは私にとって異性というよりは、弟か何かのように感じるのよね。婚約者といっても実感がわかないし」

「……ボクの男としてのプライドがぞわぞわする」

「もしも戻れなかった時のことも考えて、今のうちにそういった事は覚えておいて損はないわよ?」

「え~、でももしも戻ったら女装癖やらなにやら出ちゃうかもしれないのにいいの?」


 そう聞いてくるロジェンだが私は、


「今のところ戻れる当てもないし、今は女の子だからそんな風に行動するの」

「……なんだか理不尽な気がする。でもボクを心配してくれているからだものね。うん、だから大人しく少しは聞いてあげるよ。一応は、元婚約者で幼馴染だしね~」


 と言いながらちらちらとハルト王子を見る。

 だがハルト王子は無視しているようだ。

 ただこうして話していると、


「大体の話は終わったし、食事をして今日は寝ましょうか。それで……部屋割りはどうしましょうか。大分人数も増えましたし、あの白い女が先払いで借りていたあの部屋も使わさせてもらうとして……どうする?」

「はい! ボクとリリーの二人で一部屋使いたいです。一緒に寝よう!」

「……面倒くさいから、この部屋で全員一緒に寝ましょうか」


 私がそう呟くとそこでイレイズが、


「隣の部屋には二つベッドがありますが……」

「あまりあの女の気配があるところで寝たくないけれど……そうね。では昨日と同じでいいかしら」

「昨日と同じ?」

「私とハルト王子とロジェンで寝て、ロジェンが悪さをしないようにするの」


 そうイレイズに告げると、イレイズは少し黙ってから、


「そうですね、その方が安全かもしれません。では我々は……」

「そっちのベッドが空くから、そちらで二人で寝て」

「……よろしいでしょうか」


 イレイズがミナトにそう聞くとミナトが、


「まあ、この状況だからな。外で野宿をする人もどうにか出ない状況だし……贅沢は言えない」

「では、今日はよろしくお願いします」


 といった話をしつつ、とりあえずは食事をとり私達は眠ることに。

 疲労のせいかすぐに眠り……けれど私は、いつものように【夢】を見たのだった。

評価、ブックマークありがとうございます。評価、ブックマークは作者のやる気につながっております。気に入りましたら、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ