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【連載版】悪役令嬢は、偽聖女と踊らない~婚約破棄から始まる溺愛スローライフ~  作者: ラズベリーパイ@天安門事件


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サポート

 私をかばうようにハルト王子が前に出て剣を構える。

 するとそんな私達の方にロジェンが走ってきて、


「また逃がしちゃった。そして置き土産までこんなのが来ちゃったよ」

「……ロジェン、詳しい説明を後からしてもらうぞ」

「いいよ~、あ、ところでハルトはリリーにいい所を見せたい?」

「……速く倒せるほうだ。リリーやロジェン、そして俺がけがをする可能性が少なくなるから」

「優等生な答えだよ。じゃあさっそく一発ぶち込むから、真っ二つにしちゃってね」

「分かった」


 そう二人で会話して、攻撃に向かった。

 ただそれを聞いていて私は思うのだ。

 私、守られなければならないほど弱くないのです。


 あの城での出来事。

 偽者の“聖女”は私が見ただけでも恐怖を覚える相手ではあったが、目の前の“動物”はそれほど恐ろしとは思えなかった。

 この二人で十分倒せるだろう。


 しかもこの二人で勝手に決めているし。

 私を放っておいて男同士? で決めているのも、なんとなく気に入らないけれど、いまさら文句を言ってもどうにもなりそうにないし、私を守ろうとしてくれているのは分かっているので……強く言えない。

 仕方がないので周りに被害が出ないようにしたり、突然の攻撃に対処できるように準備しておこうと考える。


 “聖女”であるらしい力……の一部ではあるけれど、それがなくてもできる方法で魔法を使う。

 そこでロジェンの攻撃の一部がどこかに飛んでいく。

 その先にあるのは草むらだった。


 私は水系の魔法を持って消す。

 魔法のコントロールには自信があるのよねと思い、そういったサポートを繰り返す。

 そこで、ようやくハルトがその魔物に剣で致命的な一撃を加えたのだった。

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