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【連載版】悪役令嬢は、偽聖女と踊らない~婚約破棄から始まる溺愛スローライフ~  作者: ラズベリーパイ@天安門事件


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女子会をやろう

 別荘に一緒に行く。

 女体化したロジェンはそう言い出した。

 それも私の別荘に来るらしい。


「そうね、女の子になってしまったわけだし、無駄な混乱を招かないためにもそこに行って、元に戻る方法を探すのもいいかもしれないのかな?」

「え~、ボク男に戻っちゃうの?」

「……いいから戻りましょう。王子様」


 私は女の子ライフが楽しいらしいロジェンにそう返した。

 そろそろ色々と疲れてきて、考えることすべてを放棄したい気持ちになったけれど、そこでハルト王子が、


「で、でもリリー、婚姻前の男女が同じ別荘なのは……」

「? お友達だし幼馴染だし。私もハルト王子の別荘に行くし」

「それはそう、だが……」


 ハルト王子は口ごもっている。

 そこでようやくロジェンは何かに気づいたらしく、頷き、


「リリー、ハルト王子の別荘に誘われたんだ」

「ええそうよ。そういった理由にして回り道して、貴方を探しに行くはずだったの。でも、こうなっていたと」

「えへ☆」


 ロジェンが笑って誤魔化した。

 斜め上に行く展開を思い出しながら、もともとの理由はそうだったのよねと私はぼんやり思う。

 そこでロジェンが、


「でも今は、ボク美少女だもん。そう、女の子なの。だから、リリーと同じ別荘でも特に問題ないよね。女同士だし」

「……それは、そうだが」


 だがハルト王子は渋っている。

 ロジェンは今は女の子だが中身は男。

 ハルト王子は真面目なので、そういった事は良くないと思っているのだろう。


 でも今は女の子同士だしそこまで気にすることでは……と私が思っていると。


「今は女の子同士だし、リリー、女子会をやろう!」


 などと言い出したのだった。


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