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【連載版】悪役令嬢は、偽聖女と踊らない~婚約破棄から始まる溺愛スローライフ~  作者: ラズベリーパイ@天安門事件


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探していたの

 こうしてロジェンが生きていた、よかった、というよりも……どうしてこうなった、といったような気持ちが強くなってしまった今日この頃。

 そこでハルト王子が頭痛がしたように、


「それで、一体どうしてこんな事に?」

「うーん、でもそれよりちょっと聞いていいかな」

「なんだ?」

「実はボク、一部記憶が飛び飛びなんだけれど、男だった時に『お前の居場所は、もう代わりのものがいるから……安心して死になさい』って、きれいだけれど人間じゃないお姉ーさんに言われたんだけれど、どうしてそうすぐに信じてくれたのかな?」


 そう聞いてくるロジェン。

 答えたのは私だった。


「偽物は数日前に私達が倒したの。それで今はロジェンを探していたのよ」

「倒したの?」

「ええ……あのままいっていたら私は殺されていたかも」

「そうだったんだ……あいつ、リリーたちにまで手を出そうとしたんだ……それでその人たちは?」

「とらえて尋問中よ。仲間もいるようだったから。それに本物の貴方も今は捜索中よ」

「そうなんだ……でもよく偽物ってわかったね。なんだか洗脳だか魅了の変な力を使ったとか言っていたような」


 それを聞きながら私は、


「なんでも私が、彼女たちが言うには本物の“聖女”らしくて、それは全部解いて……何とか今回の敵は倒しておいたわ。その時にその、“聖女”としての能力? が目覚めていて、本物の貴方が生きていることが分かったから、今、私達はこっそりだけれど探しているのよ」


 大まかにこれまでの経緯を話したのだった。

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