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公爵令嬢に生まれ変わったセシル=クランドール!異世界転移先はまさかの日本!〜ちょっと見ないうちになんで衰退してんのよ!〜一言言う為Vtuberを目指します♪  作者: 石上 三歳
2章 挑む昭和娘は異世界令嬢〜令和に求む温故知新(ユニゾン・ノスタルジィー)〜

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5話 外れた思惑と満たされぬ好奇心

「誰だ?四番機!?止まれ!」「止まりませんわよ?」


「発進許可は出てないぞ!って四番機(コレ)...エマ様の戦甲翔(シュラハトケーファ)じゃないか?!」


うふふっ...要塞基地(アチラ)でやったら始末書(大目玉)でしょうけど、日本(ココ)でなら大丈夫よね♫


そんな事を考えていると


「大丈夫な訳ないでしょう!」「あら?声には出して「無くても分かりますよ!」流石ね、カーウィン♪」「全く...無駄な事は止めて早く戻って来て下さい」


カーウィンに怒られた。だが、久しぶりに会ったカーウィンは私の事を忘れたみたいね。

そんな台詞(ことば)で止まる私じゃないし、昔の彼なら言葉ではなく行動(先回り)していたわ。


ウィーン...ガヅン


私はそんな彼らの制止を無視して、発着扉(ハッチ)前に到達する。


(何か違う。機体が重い?)


戦甲翔の動作が鈍い...そう感じながら、計器類よりも作業者への注意を優先して私は機体を駆る。


ガッ、ゴ―――ン……ン―…


ハッチが開いたので私は外に出る。太陽とは違う、細長い発光体を目の端に捉えながら


「良し!フォルクラッセ ディハイリゲ...エマ=クランドール!出ま...す?」


掛け声とともに噴射気管(トリープヴェルク)の出力を上げようとするも...


「な!?どうして魔力内(マギフェルブレ)燃機関(ヌングスモートア)の出力値が非活性化(エンプティ)を示してるのよ?!」


「それはこの日本(場所)が大きすぎるからだ。眼の前にその光景(答え)が、見えているだろう」


魔力内燃機関が沈黙していた。機体が重く感じたのは、魔力補助機関(マギアズポート)が無かったからなのか...その事に気付いた私は


「だからカーウィン(アナタ)艦橋(ソコ)から動かなかったのね?」「あぁ、(ハッチ(ソコ)に行く)必要が無かったからな」「酷い人」「代わりは居るだろう?」「そんな事、聞いてません!」


相互風景投影板(ズィヒト・ブレット)越しにカーウィンを()めつけた。

私が素直に彼の性格の悪さを指摘したのに対して、彼は聞いても居ないのに要塞指揮を委任された(お姉様の留守を預かる)ロイの事を口にする。


(結局私の事をロイに押し付けたいだけじゃない)


そんな事を思いながらも


呼吸が出来ない(原子レベルで違う)事を失念していたわ)


私は魔力増幅(マギフェアシ)拡張機能(ュタルクング)が機能しなかった原因に、今更ながらに気付かされる。


「帰投します」「特別ルーム(独房)を用意してお待ちしていますよ」「はぁ?!何を馬鹿なことを「したのはアナタですよ?」だからどうして?!」


その続きは...本当に独房で行われました。






「何をやっているのよ、アナタは」「申し訳ありません」


本当にランシェ(この娘)は...普段から突拍子(とっぴょうし)もない事をやらかすけど


「今回は不発で良かったわ」「......」


気を抜くのが早すぎるわ。


「軍務規定違反...いくつやらかしたか分かってる?」


「そ、それは!私にだって「任務指揮権なら私の元に来た時点で無くなってるし、裁量権を主張するには早すぎるわよ」...そんな!」


これで中佐は失格(ダメ)でしょうよ...


「はぁ...アナタねぇ、交戦規定(R.O.E)の事を言いたいのでしょうけど、()ソレが必要?私の方に(連絡が取れない状況等)不備があったとでも?」


「あ、ありません」「なら、独房(ソコ)でしばらく大人しくしてなさい」


私がそう言うと、妹は言葉を失ったようだ。そんな妹の顔を見ながら、私は足早に艦橋(ブリッジ)へと向かうことにした。


「お、お姉様?!ちょっと厳し過ぎませんか?お姉様?お姉様―――…」


後ろから妹の断末魔(叫び声)が聞こえるが、少しは良い薬になるだろう。


『人の事は言えんじゃろうに』


「そう言いながら、どことなく嬉しそうなのはドナタかしら?」


このタイミングで念話してくる辺り、どうやらリアは何かでこの事態を知ったらしい。


「知るも何も、うるさくて気付かんほうが可怪しいわい」


「あら、こんな所に居たの?」「待っておったのじゃ」


しかも知ってから私を観察(モニタリング)していたみたい。


「いつもの事であろ?」「そうね」


まぁ...リアに覗か(観察さ)れるのはいつもの事なので、気にはならないが...


『アナタは別よ!』『おや?どうしてだい?僕もいつも通りなのに』


耕助(コイツ)だ。コイツは自覚が無いみたいだが、覚醒し(目覚め)てから存在感が出た。増したってレベルじゃない。


『それはお互い様だよ。セシルたち(ソッチ側)も僕を認知したからでしょ?』


『そうか!我が検知する事で、セシルが嫌でも気付いてしまうのじゃな?!』


どうやらリアが犯人らしい。だが耕助に非が無い訳でもない。


『『どうしてなのじゃ(んだよ)!?』』「当たり前でしょ!」


二人の突っ込みに(イヤ、耕助の方は半分ボケに感じながら)私は思わず声が出た事に反省しつつ


『たとえリアが居なくても、アナタの存在感が増した事は事実でしょ?!』


『そういう事かぇ』『それでも君が僕を嫌ってるから、余計そう感じるんだろう?』


耕助にだけ反論したが、どうもソレが良くなかったらしい。


『誰も嫌ってなんかいないわよ』『じゃあ好きなの?』『そんな訳ないでしょ!』『止めておけセシル、忘れたのか?』『あぁ...』『ソレを持ち出されたら、僕は反論出来ないね』


(あのねぇ)と言いかけて止めた。私が耕助の事を自分の前世として(共感出来る)(理解出来るよ)と言っても彼には共感出来ない。理解は出来ても...ソレが分かっているから


『諦めなさい...って言われなくても解ってるんでしょ♪』


『あぁ、そうだね。でも一つだけ...君たちが僕に気を使ってくれている。ソレは分かってるから』


私は冗談めかして耕助に言葉(想い)をぶつけた。そうすると、耕助もソレに応えてくる。


そんなやり取りをしている内に、私は艦橋(ブリッジ)に到着した。



挿絵(By みてみん)



「お姉様ったら、ヒドイ」「酷くないでしょうよ」「サミー!」


私が独り言のつもりで放った言葉をサミーが直に否定し(拾っ)てきた。


「どうして独房(ココ)に?」「昼食(コレ)よ、食べたくないの?」


(食べたくはないわね...美味しくないから)


私が言葉にせず、心のなかでそう思っていると


「なら持って帰るわ」「待ちなさいよ!誰も食べないとは言ってないわ!」


サミーが本気で立ち去ろうとした。


「だったら素直に食べたいって「アナタ、分かってて言ってるでしょ?」...えぇ勿論♪」


しかも私をからかって楽しむ始末...私はそんな彼女に


「要件はこれだけ?何か他に目的があるんじゃないの?」


「勿論あるわよ」「ふ〜ん、ソレは何?」「ソレはねぇ...」


私がサミーに何か目的(要件)があると本気で尋ねたら


「(要件は)何もないのですかぁ〜〜〜〜……」


「あるわけ無いじゃない。私は【悪魔族(トイフェラッセ)】よ♫」


彼女(サミー)の目的は私の傍でサボる事だった。


「失礼な、給仕(サーブ)しに来たじゃない。自分の()に」


「都合良く解釈しないで!」「そうかなぁ〜?」


コイツはぁ〜


彼女が【怠惰を貪る者(サミジナ)】である事をまざまざと見せつけられるも、ふと疑問がよぎる。


「アナタ、独房(ココ)の通路前なんて、寒いし暇でしょう?」


「それなら大丈夫です」「はい?」


コツコツコツ……


そう言って彼女は誰も居ない看守部屋へと入っていった。


「アナタねぇ―――……!!!」『うふふっ...最高♫』


私はこの時、やはりトイフェラッセ(コイツら)は悪魔だと、実感したのでした。

読んで頂きありがとうございます(╹▽╹)

☆☆☆☆☆評価…可能であれば…

リアクション……お気軽にして頂だけたら幸いです♪

感想、レビュー…ハードル高いと思いますが頂だけたら嬉しいです(≧▽≦)b"

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