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公爵令嬢に生まれ変わったセシル=クランドール!異世界転移先はまさかの日本!〜ちょっと見ないうちになんで衰退してんのよ!〜一言言う為Vtuberを目指します♪  作者: 石上 三歳
2章 挑む昭和娘は異世界令嬢〜令和に求む温故知新(ユニゾン・ノスタルジィー)〜

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2話 ハイカラVtuberセシルwithリア...始動?

リアの科白(セリフ)「『』」内は...


「」がクランディア語

『』が日本語


だと思って頂ければ幸いです。

「『なんでなのじゃ?我は大人になりたいのじゃ!ここ(ネット)でなら、なれるのじゃぞ?無体なのじゃあ―――……』」


……ジタバタジタバタ…(チラッ)…ジタバタジタバタ……


『えぇ〜…』「マジか...」「だ、大精霊様?」


なんか...吹っ切れた感あるなぁ...とは感じていたが


『こんなリア...初めて見たわ』「そうだろうな」

「ミトセ様?なんとおっしゃっているのか分かりません!」


俺とセシルは興奮した妹(ランシェ)の事など眼中に無く、駄々をこねるリアを...


ただ呆然(ぼうぜん)と、眺めていた。



挿絵(By みてみん)



『それは、本当なのですか?』『勿論よ』


水槽の中(所定の位置)戻った(帰還した)私たちの(アウラヴィル)戦艇(ファーレン)は無事スマホとの連結も終えた。


『なぁなぁ!スマホ(コレ)、何なん?』『今じゃなくていいだろうが!』『えぇ〜!パパのケチィ〜』『パパって言うんじゃねぇよ!』『駄目なの?』『いや、ゲオルカ(おまえ)は良いに決まってんじゃねぇか』『それならウチかて『場所を弁えろってんだよ!』...ぶぅ』「一気にやかましくなったな」『そうね』


言葉とは裏腹に、俺もセシルもリアとランシェをジッと眺めていた。


『大精霊様〜お久しぶりでございますぅ〜』『......』


『なんでリアはランシェに素っ気ないんだ?』『さぁ?』

『混ざらんようにする為じゃ』『!そうだったのね?!』


今の一言で俺もなんとなく分かった。魔力の質が似ているって事は


『似ておるだけで()()ではないからの』『成る程?』

セシルよ(お主...)、本当は分かっておらぬであろう?』「同調率が下が(ノイズにな)るからか?」


ヤッパリそうだった。似て非なるもの。コレって結構曲者なんだよな...

俺がそう思っていると


『三歳と初めて接触しようとした時にも言ったであろうが...異物(ノイズ)がおると』

『あぁ!』「俺、異物扱いだったの?」『言葉の綾じゃ!気にするでない』


リアがセシルに突っ込みを入れていた。だがその内容が気になった俺は、思わずリアの言った事に反応してしまう。直ぐ様リアがフォローしてくれたが、俺も別に本気で傷付いた訳では無い。ソコはリアも分かっているようだ。


『お主の感情はハッキリとショックを受けておったぞぇ。まぁ直ぐに消えておったから、脊椎(せきつい)反射のようなものだったのじゃろうな』


「そうだな」『そんな事より三歳?自己紹介して欲しいの。入れ代わって(コッチに来て)


俺を異物扱いしてた事をそんな事呼ばわりするセシルに俺は一瞬ムッとなったが、俺自身もそんな事よりランシェ(セシルの妹)たちへ事情説明するのが先決だと思ったのでその事は不問にする。


「入れ代わる前にその事を伝え...ってもう変わってるじゃないか!?」


「なんとまぁせっかちな事よ」『ごめんなさい!つい、いつもの調子で...』


ちょっと呆れ気味でセシルに了承(OK)の言葉を送ろうとしたら、アイツは妹にこれから入れ代わる(魂が共鳴している)事すら説明せずに交代した。当然ランシェは


「お姉様?!ソレは何処の国の言葉って...あぁニホンゴなのですね?ミトセ様と、お話されてたのですか?」


俺の顔(セシル)を見て話しかけてきた。当たり前だが、俺はクランディアの言葉は話せない。

どうするべきか、考えあぐねていると


「エマよ...今、目の前に居るのはセシルではない。三歳じゃ」「はい?」


リアがクランディア語を話せない俺に代わって、コレまでの経緯を解説し始めた。


魂魄の事、階位の事、転生に至るまで全て話した。


「それではミトセ様はお姉様の生まれ変わりなのですね?」


こくり...と俺は(うなず)いた。すると、ランシェは引き続き俺に話しかけてくる。

だがその内容は、俺には意味の分からないものだった。


「では...どこまでお姉様や私達の事を憶えていらっしゃるのですか?」


『ランシェは多分、耕助の事を言ってるのよ』「どういう事?」


セシルの言った言葉で余計に分からなくなったが、その後リアが言った言葉で俺は得心がいく。


「『エマよ、三歳にはセシルのように前世の記憶は無い。かわりに夢として、我らの世界を観ておったそうじゃ』」


「そうなのですか?!でも、その方がなんだか凄そう(ロマンティック)ですね!」


得心を得た(理解が深まった)のはエマも同様で、その上彼女は眼をキラキラさせながら俺に向かって色々話しかけてくる。


「お姉様視点で(夢を)観られてたのですか?」「え?いや...どうだったかな?」「(わたくし)の事はどの程度知っていらっしゃるのでしょうか?」「どの程度って言われても」「あぁ!言葉が分かりませんわ!でも、なんだかとっても紳士的な方のような気がします♪」「コレは...(参るな)」「『そうじゃろうて』」(セシルと違ってこの天真爛漫(てんしんらんまん)さが苦手なんじゃ?)「『それもある』」『ちょっと!三歳?今、私とランシェを比べたでしょ!?』


セシルが言うように俺は(やっぱ似てるけど若いよなぁ)とか(何故か御令嬢感はランシェの方があるなぁ)とか感じていたのは(いな)めない。実際育ちの良さが出てるのはランシェの方だ。


「『長子としての威厳(プレッシャー)が令嬢感を(いっ)しさせておるだけじゃ。ちゃんと着飾(猫を被)ればそれなりじゃぞ♪』」


『ちょっとリア?!』「あはは...いや、ちゃんと観ればセシルだって貴族令嬢(きれい)だなって思ってるよ」『三歳ぇ?!』


俺が無意識で二人を比べた感想にリアが取り繕う(フォローする)も、セシルはまだご不満のようだ。

俺も合わせて自身の失態を補填(カバー)すべくリアの後押し(バックアップ)をしたが、火に油(余計)だったみたいで...


「まぁ...そんな事『そんな事!』より、コレを見てくれ」


俺は少しだけ三歳(自身)の身体を使ってPCを操作した。そこには俺が(あらかじ)め用意しておいたセシルとリアのVチューバーデビューイラストが描かれている。


「コレを見てくれ」


一通り操作が終わったのでセシルの身体(元の状態)に戻り、俺は窓の外に映るPC画面(セシルとリアの衣装)を指差して皆に告知(プレゼン)する事にした。


「あの光る絵(イラスト)は、今後二人が日本で資金調達する為に行う仕事...ネット配信用の衣装(アイドル妖精アバター)だ!」


俺がドヤ顔すると共に皆が硬直する。そうか、そんなに驚いたか...俺がそう思っていると


「『いやじゃ...』」


リアが小声で何かを言った。ご丁寧に二重言語で翻訳(バイリンガル)しながら、しゃがみ込んだと思ったら


「『いやじゃ!いやなのじゃあ〜!!!』」


突然寝転んで駄々をこね始めた!


「『なんでなのじゃ?我は大人になりたいのじゃ!ここ(ネット)でなら、なれるのじゃぞ?無体なのじゃあ―――……』」


……ジタバタジタバタ…(チラッ)…ジタバタジタバタ……


『えぇ〜…』「マジか...」「だ、大精霊様?」


まだ配信については何も言ってないが、頭の中を覗ける(サルベージ出来る)リアには関係がない。


『こんなリア...初めて見たわ』「そうだろうな」

「ミトセ様?なんとおっしゃっているのか分かりません!」


そう言えばさっきからリアは、俺の言葉を皆に通訳してないな...


……ジタバタジタバタ…(チラッ)…ジタバタジタバタ……


オロオロする乗組員(クルー)を余所に、俺とセシルは尚も続くリアの癇癪(暴走)唖然(あぜん)としてしまう。


「『分かっておろう!我を大人に...色っぽい(せくしぃな)美女にするのじゃ!!』」


「えぇ?(聞いてねえよ)」『そんな事考えてたの?』


リアの要望に、俺とセシルは呆れてしまった。


「『当たり前なのじゃ!ずっと我を子供扱いしおって...我が何年生きてると思うておる!!』」


俺は思った。そんな無限の時を過ごした大精霊(神のような存在)が、駄々こねるなよと...

それはセシルも同様だったようで、心底呆れてる感が半端ない。


俺とセシルはそんな事を思いながら...


ただ呆然と、眺めていた。

読んで頂きありがとうございます(╹▽╹)

☆☆☆☆☆評価…可能であれば…

リアクション……お気軽にして頂だけたら幸いです♪

感想、レビュー…ハードル高いと思いますが頂だけたら嬉しいです(≧▽≦)b"

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