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校長先生の秘書  作者: しーもあ
第2部 えにぐまとエニグマ 
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11/17

えにぐまとエニグマ③

 翌週、校長室でminiをやっていると、カウンセリングルームへ行っていた美衣さんが戻ってきた。

『美衣校長のお悩み相談室』の大半の案件は美衣さんがカウンセリングをして対処している。相談してくるのは生徒のみならず、先生、職員、保護者などもいるようだが、守秘義務もあるし、デリケートな話題なので聞いてもほとんど教えてくれない。


「ただいまー」

「乙」

「むっ。さすがに乙はないでしょ、仮にも校長先生に向かって。真路くんねらーなの? そこはサンイチでしょ」

「サンイチ? 意味がわからん。つか、ねらーは美衣さんでは?」

 ま、私も某掲示板はたしなむが、美衣さんの足元にも及ばない。

「それでSNSの調査はどう? 何かわかった?」

 その後順調に進み、つぶやっきーは三十数人の相互読者、miniの友だちは二十七人にまで増えた。そのほとんどが新雪の生徒だ。

「順調は順調だけど、匿名でやっている人も多いし、日記やつぶやきにはロックがかかっていることも多いからそう簡単にはいかない」

「それは先生方もいっているわね。先生だと生徒が警戒するから日記とかつぶやきとか見せてくれないって」

 そりゃそうだ。悪いことをしていなくても先生に見られていたら居心地は悪い。だから私に内偵させるのもまあ当然といえば当然だ。

「いまのところ、法や校則にふれるようなことをしている生徒はいない」

「そう、まずはよかった。でも、これは継続的に行ってこそ意味のあるものだから引き続き頼むわ。これから時間が空いたときはネットパトロールよ。略してネッパトね」

 私も一過性のものではないと覚悟していた。昨日まで問題なくても、今日「クラスのみんなと居酒屋で打ち上げ~」と書くおバカさんがいないとは言い切れない。

「それはそうと、miniってサイトいま真路くんやっているんでしょ?」

「イエス。それとつぶやっきーがメイン」

「この前相談がきたんだけど、これ真路くんに頼みたいの。メール転送するわ」


 岩崎美衣校長先生へ

 

 一年E組の千草さちさんが、同じクラスの熊代さんと近田さんという二人から嫌がらせを受けているようなので助けてあげてもらえないですか。

 miniというサイトで千草さんが何か書くたびに二人から侮蔑するようなコメントをされていました。最近miniの日記は消したようなのですが、今度はブログのほうが荒らされています。クラスでも千草さんを蔑(さげす)むようなことをいわれているそうです。

 入学したばかりなのにこんなことになって彼女がかわいそうです。

 わたしは千草さんにも楽しい学校生活を送ってもらいたいのです。

 どうかよろしくお願いします。


「これは誰から?」

「それがわからないの。詳しい話が聞きたいと返信したんだけどね。フリーのメールアドレスからだから匿名希望なのかな」

 メールの差出人は[r3-rvdqdqdmlpl]で、アドレスは[r3-fa-sol-la-sdun@xxx.co.jp]となっている。意味のない文字の羅列でこれでは何もわからない。美衣さんのいうように捨てアドでメールしてきたのだろう。

「真路くんE組に知り合いいないの?」

「うーん」

 私は名簿を出して一年E組の生徒たちを調べた。

「あ、それっ、プリントアウトしたでしょ?」

 やべっ。

「真路くんのアカウントでも校内情報をいろいろ調べられるようにしてあるけど、扱いには注意して。特に個人情報とテスト情報、入試関連。それが流出したら私でもかばいきれないわ。真路くんといえども退学よ、退学。まあその名簿くらいならたいした情報ではないけど、いい? 印刷やUSBメモリーで大事な情報を外に持ち出しちゃダメだからね。くれぐれも気をつけて」

「はい、気をつけます」

 私は敬礼した。

「よしっ」

「E組って香(きょう)がいるんだ。香に聞こうかな」

「香ちゃんのクラスなんだ。そうしなさいよ」

 高梨香(たかなしきょう)は中学時代の同級生で奈緒と仲がよい。『かおり』ではなく将棋の駒のように『きょう』と読む。中学・高校と陸上部で、体育会系というかボーイッシュというか、『名は体を表す』の通りまっすぐ進む、決して戻ることのできない切ない人生を体現したような女子だ。

 名簿を見て思い出したが、この前寮で会った小林もE組で、担任はクラスの雰囲気が悪いとるみちゃんにこぼしていた藤村先生だった。

「その依頼メールいいこと書いてあるわね。そう、千草さんにも楽しい高校生活を送ってほしいし、彼女にはその権利がある。だからそれを妨げようとするものは問答無用で駆逐すべきなの。ということで、真路くんがんばって」

「お、おう」

 この前は私を信頼して任せているのだと思ったが、実際はたんに面倒だから丸投げしたいだけなのかもしれない。この人ならやりかねない。

 

 私はまず小林にminiでメッセージを送ってみた。

「聞きたいことがあるんだが、E組の千草さんってどんな人? なんかいじめられてるっていう噂を聞いたんだが、本当か?」

 夜自宅に戻ると小林から返信がきていた。

「本当だよ。熊代と近田、二人のせいで千草さんいじめられているっていうかハブられてる。千草さんに話かけると邪魔してくるんだ。なんであんなことするかわからないけど最悪だよ、あの二人。千草さんと直接話したことはないけれど、素直そうだし、とても嫌われる人には見えないよ」

 そのあと香にも同じような内容をメールすると、すぐに返事がきた。

「おひさー。そうなの。千草さんかわいそうなの。わたしもなんとかしたいなって思ってるんだけど、なかなかうまくいかなくてさ。でも、なんでそんなこと真路が知ってるの?」

「いや、ちょっと小耳にはさんだから気になって」

「ねっ、明日の昼休みE組にきなよ。詳しく教えるから。同じ学校に入ったのに真路とは全然話してないし、お昼一緒に食べようよ。千草さんもいると思うし」

 いい提案かもしれない。とりあえず一度千草さんを見ておこう。香も味方してくれそうだし。

「オーケー。じゃあ明日の昼休み行くんでよろしく」と香に返信した。

 

 そのあとminiで千草さんを探してみると、同級生のなかに『ちぐさち』という人がいた。さちという名前だし、これが千草さんに違いない。依頼メールに書いてあったように日記などは消されていたが、プロフィールは残ったままだった。

『長川町からこの春新雪学園高校に入学しました。出てきたばかりで、まだ知り合いがいないので早く友だちできるといいなあ。ぬいぐるみや毛糸の小物が好きで、自分でも編み物したりします。あんまりうまくはないけれど楽しいです♪ ブログもやっているので見てくれたらうれしいな。どうぞよろしくお願いします』

 

 千草さんも本田たちと同じく地方出身者のようだ。プロフィール欄のリンクをたどりブログを見ると、更新は三月の高校入学前で止まっていて『合格!』『旅立ち』とかそういうタイトルの記事が残っていた。

 記事を開くと、コメント欄が荒らしコメントで埋まっていた。

 たとえば『旅立ち』という最後の記事では、新雪に通うため十五年間過ごした町を離れて新雪学園の近くにあるおじさんの家にお世話になるという内容が書いてあるのだが、「いや、こなくていいから」「なんで来たんだよ、呼んでねーよ」「いますぐおむすび山へ帰れよ」などの誹謗中傷コメントが十数個あった。

 もう少し前の『花』という記事では、毛糸を編んで花のモチーフをつくりました、という内容を画像付きで書いているのだが、こちらもまた「ただのゴミ」「なんだそれ、鍋敷きにしかみえねー」「そんなものつくってる暇あるなら、おまえのおにぎり頭をなんとかしろよ」などのコメントで埋まっていた。

 ひどい――。どんな理由でやっているのかは知らないが、都会での新しい暮らしに思いをはせている子に対してこんな心ないことをいうのはとても理解しがたい。

 いろいろ調べていくと、荒らしコメントを書いているのはどうやら「かおり」「ももか」「たけし」の三人で、名簿を見ると、熊代が佳織という名前で、近田が桃花、たけしというのはF組の黒峰健史という男らしい。miniには友だちの紹介文を書くことができるが、黒峰のページの熊代からの紹介文には『マイカレ』と書いてあるので、どうやら黒峰と熊代は付き合っているようだった。


 翌日、私は弁当の当番日だったので弁当を二つつくった。ウチでは私と母親が週に二日ずつ弁当をつくり、残り一日と土曜日はパンか学食で食べることにしている。弁当といっても実際につくるのは卵焼きとほうれんそうのおひたしぐらいで、あとはごはんと昨日の余りものと冷凍食品をつめるだけだ。入学後はさすがに苦戦したが、二カ月経ちだいぶ手慣れてきた。

 昼休み弁当を持ってE組の教室に入ると、香が手を挙げた。

「真路ひっさしぶりー。ここ」

 私はいわれた通りの席に座った。

「おう、ひさしぶりだな。高校でも陸上部入ったんだろ? 練習はどうだ?」

「中学とは比較にならないよ、やっぱり。いまはついていくのがやっと」

「そっか。香でも苦戦するんだな。で、千草さんってどの子だ?」

「窓側のうしろにいる子」

 そういって香はうつむきながら弁当を食べているおかっぱ頭の女子のほうを向いた。おにぎりとはなんてひどいあだ名だと思ったが、わりと言い得て妙だったりするから困る。

「何があったんだ?」

「それがよくわからないんだよね。ある日突然熊代と近田が嫌がらせするようになったって感じでさ。前に二人と千草さんが話しているの見たことあるから、きっとなんかあったんだろうね。何があったのか、千草さんに聞いた人いるんだけど、教えてくれなかったみたい」

「熊代と近田ってどれ?」

 香は教室を見回した。

「いまはいないよ」

「嫌がらせってどんなことされるんだ?」

「千草さんに近づくとイモくさくなるぞとか、おまえもおにぎり頭にされるぞとかホント子どもみたいことをいってくるの。けど、くだらないことでもあの二人強面(こわもて)だから効果あってさ、みんなからまれたくないから千草さんに話しかけづらくなっちゃって。要はあの二人千草さんを仲間はずれにしたいんだろうけどさ」

「そっか、わかった。サンキュー。香、悪いが私は千草さんと弁当食べることにする。香はこなくていいから」

「はあ、なにそれ? あたしも行くし」

 私は弁当を持って千草さんの前の席に座った。彼女は突然の事態に顔を上げ驚きの表情を見せる。

「B組の古口。ここ座ってもいい?」

 千草さんは戸惑っていうようで何もいわない。

「こいつ真路っていうんだ。まろって『~でおじゃるー』とかいいそうだよね」

 香もやってきて私の横の席に座った。

「そんなこといわないでおじゃるー」

 千草さんは「えっ?」という顔をしている。

「真路じゃなくて、マーロウって呼んであげると喜ぶよ」

「バーローうれしいじゃねーか、灰原」

「ねっ単純でしょ」

「香ほどではないな。香なんてうまい棒の構造くらい単純だからな」

「何さ、うまい棒の構造って?」

 そろそろ笑っているころだろうと思って千草さんをチラ見したが、困った顔のままだった。おふっ。

「ブログ読ませてもらったんだが、千草さんって長川町出身なんだよね?」

「えっ、あ、あの……わたしのブログ読んだんですか?」

「うん。まずかった?」

「あの、その、困ります。それに恥ずかしいです……」

「長川町ってあの米どころの町だよね。やっぱりお米おいしい?」と香が割って入る。

「いえあの……ウチは農家ではないので……」

「香ほら千草さんコメってるだろ」

ついに、笑いの神が降臨――しねー。

「あ、でも長川町の米うまいよな。大好(ライス)き」

「真路……」

 0‐5で負けているサッカーチームのベンチのようなムードになってきた。

「と、とりあえず弁当食べよう」

 私と香は弁当を食べながら、千草さんに私らは中学時代の同級生なんだとか、この前やった中間テストの成績どうだった? とかそういう話をしたが、千草さんはぼんやりした返答に終始した。このままでは埒(らち)があかないので最後にダメ元で私は聞いた。

「ねえ千草さん、なんで嫌がらせされてるの? なんとかしたいんだ。教えてくれないか」

「……」

 千草さんはうつむいてしまった。

 そこへ、やたら短いスカートに空いた襟元、ヘタな化粧というDQNセレクション最高金賞受賞の女子二人組が入ってきた。

「誰だ、おまえ?」

 背が高く目つきの悪いほうが私を見ていった。

「熊代と近田か?」

 二人は反応せず、代わりに香がうなずく。

「なんで千草さんにかまうんだ?」

 向こうははじめから敵視している感じだが、私は平静を装って聞いた。

「あ、てめーには関係ないだろ」ともう一人の茶髪パーマの女子がいう。

「いや関係はある。私は千草さんの友だちだからな」

「男のクセに私とかきめえ」

「そろそろ時間だから戻る。千草さん明日もまた来るよ」

 そういって私は香と千草さんに手を振り、E組の教室を出た。

 

 私は中国の兵法書『孫子』が好きだ。

 孫子は紀元前に成立し、三国志の曹操、ナポレオン・ボナパルト、毛沢東ら古今東西の英雄を魅了してきたいわば兵学のバイブルだ。

『彼(敵)を知り己を知れば、百戦危うからず』や武田信玄の旗『風林火山』の元となった『疾(と)きこと風の如く――』などがあまりにも有名だが、同じく有名な言葉にこれがある。

『百戦百勝は、善の善なる者に非(あら)ざるなり。戦はずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり』

 これは百回戦って百回勝つことは最善ではなく、戦わずして相手を屈服させることこそが最善だということだ。つまり戦った時点ですでに最善ではない。

 屈服というのは言い過ぎかもしれないが、千草さんのケースも争わずして和解できればそれがベストだと思っている。

 熊代と近田に対し千草さんのブログを荒らしたことへの怒りはあるし、生理的にあの二人は私も好かないのだが、千草さんに悪気はなくても、何か二人にとって面白くないことをしてしまった可能性だってあるかもしれないし、いきなり二人を悪認定するわけにもいかない。まずは冷静に和解の道を模索しようと考えた。


 翌日の昼休みE組の教室に入ると、熊代と近田があからさまな舌打ちをするのが聞こえた。それを無視すると、二人はそれ以上何もせずに教室を出ていった。昼飯は教室ではとらないようだ。

 香と軽く話していると、うしろからパンを持った小林が話しかけてきた。

 昨日の夜、小林から「明日は僕も一緒にお昼ごはん食べたいんだけどいいかな?」というメールがきた。私はそれに対し「いいのか? 面倒に巻き込まれるかもしれないが」と返信したが、「大丈夫」と小林は返してきた。

「ホントいいのか?」

 私は小林に再度聞いた。私はこの先もずっとこのクラスに来られるわけでもないし、同じクラスの人が手助けしてくれると後々のためにも助かるのだが、小林まで面倒に巻き込まれるのもまた本望ではない。

「うん、少しでも力になりたいんだ。前からこのこと気になっていたし」

「そっか、サンキュー。香いいだろ?」

「もちのろんよ。小林くんよろしくね」

「こちらこそ。高梨さんとゆっくり話すのはじめてだね」

 千草さんに「座っていい?」と聞くと「えっ、あっ」と相変わらず生返事なのでなかば強引に、三人で千草さんを取り囲こむように座った。

 だが、千草さんに話を振っても相変わらずのってきてくれない。

 

 次の日の昼休みはE組の教室へ行く途中で奈緒に声をかけられた。

「香から聞いたよ。今日はわたしも一緒にE組で食べる。以前千草さんの話を香から聞いたから大丈夫かな? ってわたしも気にしてたんだ。でもそこに真路が出てくるなんてね。ママに頼まれたんでしょ?」

「そっ。千草さんを助けてあげてくださいという匿名メールがきた」

「そうなんだ。真路変わったね。面倒事に巻き込まれるの嫌いだったのに」

「そりゃ面倒事はいまでも好きではないが、仕事だし、佐々木さんのときもそうだったけど、千草さんの場合も見ているとなんとかしてあげたいなって思うんだ。千草さんいい子だし、美衣さんがよくいうようにつまらない学校生活を送ってほしくないからな」

「うん、やさしいね。真路ならきっとできるよ」

「お、あ、まあ努力するよ」

 なんか照れてしまった。

 

 さらに次の日には本田が小林から話を聞きつけ加わった。

「ちょっ、昼休みどこ行ってるのかと思いきや、美女三人と昼飯食ってるとか、なぜ俺を呼ばん? ひどいぞ古口」

「面倒事に巻き込むのはあれかと思ってな」

「この手のことはむしろ好物だ」

 人数が増えて全体での会話や千草さんへのふりが難しくなるかなと危惧したのだが、本田の的確なふりとさして面白くはないが気のきいた冗談、何よりその憎めないキャラクターで、かえって会話がスムーズに進むようになった。

 さすが本田。世界のホンダ。本田△

 千草さんも心を開いてくれているとはいいがたいが、嫌がっているふうではないし、会話をふると時折加わってくれるようにはなっていた。

 少しずつ心境が変わりつつあるのかもしれない。


 週が替わった月曜日の放課後、私はいつものように校長室へ行こうと廊下を歩いていると、突然うしろから襟首を掴まれ、強引に腕力で身体を反転させられると、そのまま壁に押しつけられた。

 ズドンと背中と後頭部に衝撃が走る。

「てめえがふるぐちか」

 うしろ髪の長い下品そうな男が眼前にいた。身長は私より高い。

「こぐちだ。人の名前は間違えちゃいけないよってお母さんに教わらなかったのか?」

「てめえ、なめてるのか?」

「ああおまえ、黒峰か」

 すっかり忘れていた。miniで顔写真を見たが、たしかこんな顔だった気がする。

「調子のるんじゃねえよ。今後E組に近づくな」

「顔ちけーって。だいたいなんでおまえら千草さんにかまうんだ? 彼女が何か悪いことしたのか? どうせどうでもいいようなことなんだろ? ほっとけよ」

「ケッ。てめえに指図する権限はねえんだよ。これは命令だ。絶対だぞ」

 そういうと黒峰は去っていった。

 絶対だぞ、と最後につけるところがどうにもバカっぽい。

 騒ぎに気づいた野次馬たちが遠巻きに見ていた。そのなかに口を両手で覆い、私を見ている女子がいた。

 千草さんだった。

 私はいまにも泣き出しになっている千草さんに声をかけようしたが、彼女は踵を返すと脱兎のごとく走り去ってしまった。

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