第十一章 大乱闘スマッシュスピリット
謎 内 容 !!
「・・・・あら?」
またもや懲りずにシレネちゃんと女子会をしていると、シレネちゃんが突然声を上げた。
「どうしたんですか?」
「いえ、勘違いだったらいいんだけど・・・・。」
カランカラン
「いらっしゃいませ。お二人さま・・・
「ベニ!!」
「ジャスミン!!!?・・・・と、ヒメユリちゃん!!!?」
なんたってこのカフェに!!?と、言いたいところだが・・・・ジャスミンの様子を見るに、デートでこのカフェに来たら私たちと鉢合わせたというところだろう。
「あ、もしかして、ベゴニア先輩ですか?初めまして。ヒメユリです。」
「あ、よろしくお願いします。ジャスミンさんからお話は常々伺ってます。」
実は貴方に対してストーカー行為も何回もしてるけどな!!!マジごめん!!!
「・・・・シレネ!!!どうして、ベニと一緒にカフェなんぞにいる!!?」
「女子会よ。」
「貴様、いつのまに性転換したのか!!!?」
そこなのかよ!!!
「違うわよ。僕は男の子のまんまよ。」
「ええい!!とりあえずどけ!!」
「お客様!!?」
能力を発動しようとするジャスミンを店員さんが白目を向いて止めている。
カランカラン
「可愛いお店だねっ♪リナっ!!・・・・って、なんでいるのさ!!?あなたち!!」
とんでもない美少女が突如入店なすったと思ったら、いきなり低い声で叫んだ。あれ?あの子、天使の歌声で有名なクレマチス・センニンソウ・ルレザンじゃ?たしか、フィアーノの養子の・・・。結構な有名人と会えた。ラッキー。・・・・いや、ジャスミンもなんか占いとかで有名だし、シレネちゃんも色んな意味で有名なんだけどね。あ、というか一応この子も攻略対象じゃん。どうりで可愛い見た目だ。
カランカラン
「ここ、結構いい雰囲気じゃなくって?僕・・・・・って、なんでいるんですの!!?あなたたち!!」
とんでもない美少女2(ただしこちらは悪役令嬢顔)が入店なすったと思ったらやっぱり叫んだ。あれ?あの子・・・・天才的な芸術作品と失恋しまくることで有名なオダマキ・ヤドリギじゃね?ミスルトゥの養子でそりゃあ、もう婚約破棄とか散々されてる人。私もまえ舞踏会で見たもん。やっぱりあの人悪役令嬢・・・・じゃなくて、攻略対象のはずなんだけどね。うん。というか、攻略対象めっちゃ集合してるね。凄い。
「あなたこそなにをしてるのさ!!?」
「ここの常連客なのですわ!」
「マジか!!僕も!!」
「げ、あなたも?」
「シレネも!!?」
「最悪の気分だ・・・!!!」
「ジャスミンも!!!?」
そういや、ここにはジャスミンと何回か来たことあるな。たしか、カルティエって店だっけ?
「ええい、全てが鬱陶しい!!風よ!」
「はぁああああ!!?なにやっちゃってるのさジャスミン!!」
「僕の邪魔をするのをやめるのだ!!」
ジャスミンはめっちゃ暴れている。
「・・・火よ!!あれを
「わぁあああ!!やめてよ!!困るよ!!水よ!!!あの火を、
「ちょっと!!?お店がびしょびしょになっちゃうじゃない!!土よ!!あの水を、
風と炎と水と土が舞い上がり店をぐちゃぐちゃにしていく。
「し、死ぬ・・・・!!!!」
つ、土が目に入ったァ!!!!というかあっつ!!さむっ!!!
カランカラン
「え、なんかおかしくないかこのカフェ?」
怪しげな全身黒スパッツのお兄さんと短い髪を一つ結びにしたお兄さんごらいてーん!!
「どう見たっておかしいってレベルじゃないですよ!どうにかしてください、神子でしょ!」
「いやいや無理だって!私の能力覚えてる!?テレビのボタンを一秒間に15回押せる能力だぞ!!?」
「でた!!その高橋名人を少し衰えさせたみたいな能力!!なんでそんなクソ使えない能力なんですか!!神子なのに!!」
「神子だからってそう簡単に事は上手くいかないんだ!!この扉によくくっついてるやつが!!」
「なんでベルをそう遠回しにいうんですか!!それだと鍵でも当てはまっちゃいますよ!!」
「というか、出ようぜ。」
「・・・そうですね。このままここにいると死にそうです。近いうちに絶対なんか直撃する予感g
「ぎゃああああああああ!!!」
「直撃した!!?」
怪しげな黒スパッツのお兄さんに全ての能力が見事に直撃した。
「あ、ははは・・・・・。いった・・・。痛い・・・。痛いぞ私は・・・・・。」
「いやいやいや!あんたは色んな意味で痛いけどここで死なれちゃ困りますって!私の責任になったらどうするんですか!」
「遺書だ・・・遺書を書くぞ・・・。ベルを終身刑に追い込んでやる・・・。」
「よっしゃ遺書かくまえに殺してやる!!!」
よかった。どうやら生きているらしい。
「ちょっと!そこにいるあなたたち!!攻撃をやめなさい!ここでぼろ雑巾みたいにぶっ倒れているお方を誰とお思いですか!神子ですよ!一応!メギ王国の!!」
「ぼろ雑巾に例えるな!それに一応じゃない!ちゃんとした神子だ!!」
嘘だろ。
「皆!!止まって!!」
ヒメユリちゃんの可憐な声が店内に響き渡った。それによってジャスミンの動きはとまった。が、それ以外は止まらない。
「ちっ、仕方ないか。光の手!!あいつらを止めて!」
ヒメユリちゃんの言葉と同時に金色の大きな手が地面に生えた。そしてそれは、
「わっ!!?」
「きゃっ!!」
「いやん!!」
「きゃあっ!」
「うおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
お互いを攻撃し合っていた四人・・・・と、なぜか黒スパッツのお兄さんもふっとばした。
「神子!!!!」
四人は驚きながらもすちゃっ、と地面に着地した。が、黒スパッツのお兄さんは壁にささった。
「どうやったらそんな風になれるんですか!逆に驚きですよ!」
おかっぱのお兄さんがジャージのお兄さんの壁からの救出を試みている。
「とりあえず皆、攻撃をやめてしばらくその場に待機!!」
ヒメユリちゃんはそういってから、ジャージのお兄さんの救出を一つ結びのお兄さんと試みはじめた。
「あ、ぼ、僕も手伝いますよ。」
「別に手伝わなくていいです。」
ジャスミンの言葉を退けて、お兄さんの救出を試み続ける。
「ぷ・・・はぁっ!!よかったー!死ぬかと思った。おばあちゃんが「会いたかった~」と歌いながらかけよってきたぞ。」
お、お兄さん生還。
「大分ヤバくないですかそれ。」
ヤバいと思う。
「このたびはご無礼をいたしまして申し訳ありません。私はこの国の王女ヒメユリ・ユリでございます。神子さまが一体なぜこのような場にいらっしゃるのですか?」
「おー!凄いぞこの人!ベルよりも私を神子扱いしてくれる!ベルはクビでこの人を新たな部下に採用だな!」
「何言ってるんですか神子。この方この国の王女ですよ。」
「え!?いつ言ってた!?」
「今だよこのあんぽんたん!」
「酷い言い様!」
「で?なぜ?」
「・・・・申し訳ありません。このぼろ雑巾人間が一応陽神子です。そして私はこの雑巾野郎の部下のベルフラワー・ホタルブクロ・キキョウです。そして、私たちがこの国にいるわけ・・・ですが・・・・この雑巾野郎が遊びにいきたいとか変なこといいだして、変な魔道具を使ったらこの国に到着した次第でございます。」
「はぁ・・・・。」
なんか・・・すげぇ・・・。
「すぐ帰りますので、どうか見逃してください。そして気にしないでください。それでは失礼します。」
そういうと、ベルさんはスパッツのお兄さんをひきずって去っていった。




