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乙女ゲーヒロインにおとされるのを待ってたら、エロゲーの主人公におとされました  作者: KUMANOMORI


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パラメータとはなんだ?

 ルークはひどく落ち込んでいた。


「しばらくは、来るなと。ユーリィに言われた」

「え?なんで」


「俺のすすめ方では相手にならないらしい。そして、俺が行くとイベントが強制的に開始されるから、自由度がなくていやだとか」


「なるほど。そういう考えもあるんだな。オレからすれば暇すぎて暇すぎて、ルートに入ってもらえるだけで、御の字だけどな」

 とオレが言えば、ルークはこちらを見てくる。


「ラウリィのルートはどこから入れるんだ?」と奇妙なことを言ってくるのだ。ルートに入る?

「マジアカなら上級者に絡まれているミトリをオレが助ける。そこからが出会い」


「パラメータは?ラウリィ攻略に必要な能力や条件は何があるんだ?」

「え?」


 盲点だった。

 そんな観点はオレにはない。

 だって、落とされるがわなんだ。

 来てくれれば、そのときは主人公がルートに入ったときのわけで、そこまでステップをオレは知らない。


「分からないな。そんなのないんじゃないか?上手いこと会話をしていけば、ルートには入れるとか」

「ミトリなら、当然知っているんだろうな」

 とルークは言う。


「そりゃそうだろ。ミトリはオレたちのヒロインなんだし」

「聞いてくる」

 と言ってルークは立ち上がるのだった。


「なんで?」

「攻略して欲しいんだろ?暇だから」


「そうだけど。なんでお前が行く?」

「ミトリは、どこかでつまずいているのかもしれない。パラメータが足りないとか選択肢が出てこないとかで」


「なんだそれ?」

「ラウリィが協力してくれたから、俺も手伝うよ。ラウリィが攻略してもらえるように」


「うわ、いい奴。オレお前のそういうとこ好きだよ」

 と言えば、ルークは顔を赤くするのだった。


 そして、

「天然でたらし。ラウリィがブリファルの主人公やった方がいい気がする」

 と言うのだ。


「いやいや無理無理。オレは全年齢の攻略対象としての誇りがあるから」

 と言っておく。


 オレのために、ミトリに聞き込みをすると言って、ルークは去って行った。

 なんていい奴なんだろう。


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