↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48番のシヤ。~俺、器用貧乏なんですよ。外伝~  作者: さんまぐ
少年少女の言葉、願いと仕返し。(全10話)
PR
40/70

第40話 術人間集結。

「シーシー、ごめんね。イブ達が来たら待ってもらってて俺はメロを迎えに行く」

ミチトがディヴァント家にメロを迎えに行くとアクィはそこに居た。


「あれ?アクィはメロと居たのか」

「ミチト?どうしたの?」


アクィはミチトの表情で緊急事態という事は察している。

ミチトは努めて冷静に「ちょっとウチの術人間達がとんでもない目に遭わされていた事が判明してね」と説明をしていると、そこに来るロキとロウアンとローサ。


声色で危険を察したロキが「ミチト君!何事です!?」と声をかけるとミチトは返事をせずに「あ、丁度良かった。王都行きますよ」と言う。


「それはキャスパー邸の後始末で…」

「その後に大仕事です」

ミチトはそう言いながら映像を出さずにシヤとシーシーの見てきたものを術で伝える。



皆笑顔に見えて深く静かに怒っている。

ローサは「ふふ、絶対に行くわ」と言いロウアンも「行くぞローサ!」と声を荒げる。

アクィはミチトが怒る理由を理解して「ミチト、私に任せて」と言った。

ロキは「ミチト君、ヨシと金色様にも頼みましょう」と言う。


「ヨシさんは?」

「金色様とラージポットに行ってるわ」

ミチトの目が金色になり遠視術で遠い東の地を見ると「…いた。金色!ヨシさんとすぐに戻って!仕事だ!」と声をかける。


金色は20分でトウテに来れると言うので、ミチトは背中に術人間の子供達…模式は何人まで乗せられるかを聞くと8人は可能だと言う。

ヨシと8人の模式を乗せられるように頼み込んだミチトは手当たり次第の術人間達を王都に連れて行く。



旧キャスパー邸の前は騒然としていた。

ミチトが来る度に増える術人間達。


「聞け!王都の術人間達!俺がわかるな!俺はマスター!ミチト・スティエット!今すぐに旧キャスパー邸の前に来るんだ!」

王都中に響くこの言葉に王都が震える。


「イブ、後4人連れてくるからここをよろしく」

「了解です。まあ術人間の子達ならイブよりライブですよー」

イブはニコニコとミチトを見てライブを見る。


「そうだね。ライブよろしく」

「うん。チビ共!整列!」

ライブはピシッとした表情で術人間の子供達を整列させていく。


アプラクサスとグローキは何も聞かされないが集まる術人間達を見て恐怖する。

ミチトが保護した200人。

フラとライ。

イサカ・レダナ。


無限魔水晶を使って施術をした…

イブ・スティエット。

ライブ・スティエット。

メロ・スティエット。


そして消えて戻ったミチトの横には…

ウシローノ・モブロン。

イイーヨ・ドデモ。

イイヒート・ドデモ。

イシホ・カラーガ。

貴族から選ばれた4人の術人間も居た。


現れたイイーヨ・ドデモは「いやぁ、驚いたよ。ブチギレマスターが来て今日の予定分を一瞬で片付けて俺達連れて王都だもんな」と言いウシローノ・モブロンが「ミチトさん、全ての術人間を集めてどうするんですか?」と聞く。

ミチトは優しい顔で「見ててよウシローノさん」と言ったところで馬車からモバテとシックが現れる。


「あ、シックさんとモバテさんも来たんですか?」

「来たんですかってミチト君よぉ」

「今日はアプラクサスが見てる所でキャスパー邸を消滅させるだけだと聞いていたのにこの騒ぎはなんだい?」


ここで定位置のようにモバテとシックの横に立つアプラクサスが「ミチト君、君の怒りはわかりますがここにまさかロウアンや金竜様まで呼ぶなんて…」と言う。

金竜が降り立っても騒ぎにならなかったのはミチトが認識阻害術を金色に使っていたからで使わなかったら今頃騒ぎはこれの比ではなかった。



「じゃあとりあえずキャスパー邸は消しちゃいましょう」


ミチトはアプラクサス達の言葉にはキチンと答えないまま前に出る。一瞬止まってシヤとシーシーの手を取ってもう一歩前に出る。


優しい表情で「お礼はこの後で、願いはその後で、今は復讐。ジーナ…じゃないね。シーナの復讐をするから付き合うんだ」と言ったミチト。


「マスター…」

「何をするの?」


シヤとシーシーは頼もしさの中に怖さのようなものも感じていた。

王都の中でこれだけの人が集まっても何のこともなく構えるミチト。

ひと目でわかる貴族の人達すら恐れる存在。

ミチトはシヤとシーシーに「見ていればわかるよ」と言った後で「広域伝心術!」と言った。


「聞け!王都の全ての民達!俺はディヴァントの剣!そしてモバテさん、アプラクサスさんとシックさんの友達!ミチト・スティエット!」


「…おいおいおいおいおい…ここで私達の名前を出すのかよ」と呆れるモバテと「いやはや…後で陛下になんて言おうかねぇ」と言って笑うシック。その横で真っ青で「あわわわわ」と言うアプラクサス。


それを申し訳なさそうに見るディヴァント家の家族。ちなみにローサだけはケラケラと嬉しそうに笑って「やれ!やれ!」と喜ぶ。



「今からロキ・ディヴァントが買い取ったカスケード・キャスパーの邸宅をこの世から消滅させる!見ておけ!インフェルノフレイム!」

この言葉で天まで登る火柱がキャスパー邸を一瞬で消滅させた。

王都中から聞こえるどよめきと驚きの声。


「見たか!これは俺の怒り!カスケードの罪!子供達の恨み!」

このミチトの言葉にハッとなったシックが「ダメだミチト君!」と止めに入るがミチトは止まらない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。