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花咲く君と僕 7


嫌なことがあった…か。

なんだろう。

てか直前まではアルティメット楽しいって言ってたよな…


「ゆっき」


「はい?」

急に3年生の先輩が声をかけてきた。

「お前らの体育の時にめっちゃ投げるの上手い金髪って誰?」

「えー、、同じ学科の子です。昔やってたらしくて。」


すると先輩は

「丸井烈?」

と名前を当ててきた。


「そうです。知り合いですか?」

「U-19の日本代表だったと思う。めっちゃうまくて、俺一緒に練習と化したことある。」


日本代表? すっご。


「でも辞めちゃったけどな。」

「本人もサークルに入らないって言ってたんですけど、何でですか?」


「あー、それは…」

と先輩は言いにくそうにしていたが教えてくれた。


「詳しくは俺も知らないけど、あいつの友達もアルテやってて、でも大会で骨折してそのままアルテも辞めちゃって。それであいつも辞めた。って感じ」


友達と一緒に辞めた…?

そういうタイプには見えなかったけど…

何かあったのかな。

少し疑問を持ちながらも僕はそのまま練習に入った。



次の日、

烈くんに投げ方を教えてもらった。

「投げ方はサイドとバックの2種類だけど、両方にアンハイとハイザーがあるから4種類かな。」

「カーブのやつ?」

「そう、アルティメットは風に影響されやすいから投げ分けをしないといけなくて、向かい風でロングスローを投げるときはハイザーを意識するといいよ。」


奥深い…そんなことを考えながらプレーするのは無理だ…

そう思いながらもとりあえず投げ方を教えてもらった。

意外にも哲也はバックのハイザーが上手だった。


「ねぇ、1回来てよ。練習。練習だけでもダメ?」

ダメもとで聞いてみた。もうすぐ大きな大会があるらしく先輩たちは先輩達で練習をしているから1年生は若干放置されている。3人ぐらい先輩たちがローテーションで教えてくれるけど居ない時のほうが多い。アルティメットをするつもりで入ったからアルティメットを教えてもらえないのはやる気が出ない。元々無気力だけど。


「えー、うーん…」

悩んでいる。前までは即答で拒否だったのに結構気持ちが変わったのだろうか。


すると哲也が加勢して、

「きて!きて!横で俺たちと投げてるだけでいいから!1年生だけで投げてて面白くないから来てよ~!」

「放置されてんの?」

「なんか大会が近いらしくて。」

「あぁ、全日本選手権か」


うーん…と悩んでいたが、烈くんは

「行くぐらいならいいと思う…でもサークル的にどうなの?俺は結構目立つと思うんだけど…」


金髪だし、めっちゃ上手いと目立つよな…

それでいてサークルには入らないんだもんな…


確かに。とうなずいていると

哲也はドヤ顔で、

「大丈夫!!俺とゆっきの方が目立つから!」

と言い、

「まぁ、そうだね。2人は韓国のアイドルみたいだもんね」と

烈くんは納得しながら、

「じゃあ今度行くよ」

と言ってくれた。


…韓国アイドルだと思ってたの?

いや、金髪と赤髪と青髪が一緒にいる時点でどう頑張っても目立つけど。



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