花咲く君と僕 5
先日勧誘を受けたアルティメットサークルが
昼に投げてるからおいでと連絡をよこすので
哲也と行くことにした。
20人ぐらいの人たちがフリスビーを投げあっていた。
めちゃくちゃ上手。そんなにまっすぐ飛ぶものなんだ。
なんだかすごくジロジロ見られる…新入生だからか。
いや、髪色だ。忘れていた。赤髪と青髪だった。
女の先輩と、男の先輩がフリスビーを持って声をかけてきた。
「すっごい派手だね~。rainの子でしょ?
早速投げよっか。まずは赤い軽いディスクで。
フリスビーじゃなくてフライングディスクって言って、
フリスビーはある会社の登録商標の呼び方だから、
物の名前としてはフライングディスク!だからディスク。」
へー、宅急便と宅配便みたいなもんか。
ちらっと哲也のほうを見るが、真顔だった。
なにその顔。
女の先輩が
「じゃあ、どっちと投げようか?どっちがいい?」
哲也と顔を見合わせ、
(どっちでもいい)
という顔をするが、哲也もなんでもいいみたいな顔をしていた。
そうなると、女性をあまりものにすることはできないので
「じゃあ、女の方と投げます。」
と告げるとペアが決まり、投げることになった。
投げ方には大きく分けて2種類あり、バックスローとサイドスローがある。
右手で持った時、体の左側から投げるのがバックスロー
右手で持った時、体の右側から投げるのがサイドスロー
テニスのバックハンドとフォアハンドみたいな感じである。
バックスローは一般的なフリスビーの投げ方という感じだが
サイドスローはよくわからない。
しばらく投げていたが、どうにも綺麗に飛ばない。ブレブレである。
先輩は「上手!」と言っているけど、思っているスローが飛ばない。
すると横から、
「ゆっき!ゆっき見て~!ちょーーーうまくない?」
哲也がめっちゃくちゃきれいにバックスローを投げていた。
「え、すごーい」
「棒読みじゃん!!!」
先輩がサイドを投げてみてと言ったのでサイドの練習になった。
ディスクを、人差し指・中指・親指で持ち、手首の反動と
指でディスクをはじく感じで投げる。
ぴゅーん
意外とサイドのほうが…いい気がする。
先輩にも褒められた。
哲也は苦戦していた。
綺麗に飛ぶと嬉しいな。
文字だけで投げ方を伝えるのが難しいですね。




