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一家  作者: 大和香織子
第二章 確信
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第二章 確信




 私はその人が、突然家にやってきて私の部屋を奪った事も私の家族を奪った事もどうしても許すことが出来ない。


 どうして 私だけ正月にもお盆にも自分の家なのに帰る事を遠慮しなければならないのか。


 考えれば考える程に、寂しさと怒りが心の底からフツフツと込みあげてくるのだった。


 やり場のない怒りを感じつつ、ネットを検索していた時に「天の風」という宗教集団の被害者の会というのが目に入った。


                     

『被害一覧


①もっと楽しく過ごしたいという方、若いときのようにもう一度ときめきたいと言う方、貴方の人生より楽しく良い人生にしたいと言う方…という誘い文句の集団です。

 

心が弱りきっている時に、入会したのですが気が付けば家の資産を全て盗られていました。初めは普通な感じで、どこもおかしい所もありませんでしたが、会員ランクが上がるたびに評価の証しとして裸の写真が送られてきました。今からでもお金を返してください。


②もっと楽しく過ごしたい…という勧誘文句の「天の風」という宗教に入り気が付いたら、家をまるごと盗られてしまいました。権利証もないのでどうにもなりません…悔しいです。5千万円も請求されました。


③私の母がこの宗教に入り、その後この宗教の人が一人暮らししている母の家に住み始めるようになりました。一人暮らしだった母は一人が寂しかった為喜んでいましたが気が付くと、印鑑や通帳類が全部なくなっていたそうです。人の弱みに付け込んだ極悪宗教です。 』





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