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マウンティングと同窓会①
「おーい!増渕、久さしぶりだな~」
クラスで学級委員だった
須藤隆が
右手を挙げて手を振りながら
生徒会長をやっていた
増渕実に
声をかけた。
「おう!須藤、久しぶり!!」
増渕は問いかけに
同じく手を振り答えた。
須藤はクラスメイトの
ほぼ全員に声をかけては
自分の会社の名刺を配っていた。
彼の父は上場会社の役員で
就職氷河期の厳しい時代
コネ入社で入り
部長職まで昇進していた。
本人的にはそれが自慢で
同世代の中では
自分は常に恵まれており
何事に対しても
誰に対しても
常に高見の見物だった。
一方、増渕実は
高校受験の時も
第一希望の高校には一歩届かず
小成高等学校普通科に進学し
自分より少し学力が低めの
生徒達の中で生徒会長として
活躍し教員の信頼も熱かった。




