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氷河期の雪が溶ける頃   作者: Osharena


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プロローグ

平成という時代・・・


日本は長い氷河期に入った。


終身雇用が失われ理不尽なリストラの中

派遣、パート、アルバイトと

様々な働き方を余儀なくされた。


就職が厳しかった時代を生き抜いた

彼等と彼女達の第二の人生が幕を開ける。


『平成3年度卒業生 3年5組 

 小成高等学校同窓会のお知らせ』


小成高等学校は普通科の全日制で

就職する者と進学する者が半々である。


地元では

ヤンキー校でもない

進学校でもない

ごく普通の高校が創立80周年を迎え

3年5組だった全員の元に葉書が届いた。


彼等と彼女達の元にも届いた。

丁寧に封を開けていく。


4人の生きてきた証にも

封を開けていく。


そこから何が見えてくるのか?




地元で有名な居酒屋『錦』は

企業の宴会や同窓会などに使われる。


夏の暑さも和らいだ頃

小成高等学校のクラス会が開かれていた。


「本日はお忙しい中

 小成高等学校

 3年5組のクラス会に

 お集まりいただき

 ありがとうございます」


生徒会長だった

増渕(ますぶち) 実(みのる)が挨拶した。






























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