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制覇! 1 九州編  作者: 渋谷カナ
17/20

竜の使い新年会

ここは、とある島。竜の使いたちは、忘年会を先月したばかりなのに、今月は新年会を行おうとしていた。


「遅い!」


この荒れ狂っているのが、海竜さまの使いの海ちゃん。


「私をどれだけ待たせるんだ! あいつら着たら殺す!」


性格は、少しやさぐれている。


「お待たせ!」


そこ火竜の使いの火ちゃんがやって来た。


「遅い! 何をやっていたんだ!?」


怖い顔で問いただす。


「地球を一周してから来ました! だって青春だもん!」


火ちゃんは、青春をこよなく愛する使いである。


「これでも、まだ2人じゃないか!? 他の連中は何をやっているんだ。」


海ちゃんは、怒れる荒波のようだった。


「海ちゃん、上を見て。」

「なに?」


火ちゃんに言われる通り、上を見た。上空には、空竜の使い、空ちゃんがいた。


「あ! 空ちゃんだ!」

「あの子、どうして降りて来ないのかしら?」


上空にいる空ちゃんは、陸地に中々、降りて来なかった

「海ちゃんが怖い・・・。」


それが、上空にいる理由だった。海ちゃんと2人きりは耐えられないのである。


「火ちゃんも来たし、まあいいか。」


空ちゃんは、海ちゃんたちの元に舞い降りた。


「空ちゃん、遅い!」

「お空で何をやってたの?」

「上空は強い風が吹いてるから、なかなか降りることができなかったんだ。」


空ちゃんは、適当な嘘で誤魔化す。


「にしても、他の連中は遅いわね。」

「来ないと思う。」

「なに!?」

「どうして?」

「四国に竜は住んでいないし、次は琵琶湖か那智の滝の水竜か、比叡山か高野山、最悪の場合、恐山の可能性もある闇竜だから、中国四国編を何とか終えるまで、竜の使いは、私たち3人態勢だから。」


当分は、3人態勢なのだ。


「空ちゃん、やけに詳しいな?」

「だって、私のキャラクター設定を考えている時に、竜の使い全員の配置を決めたんだもの。」

「なんじゃそら!?」

「恨むんなら、作者を恨んでね。」


空ちゃんに呪いスキルは無い。こうして、新年会は3人で送ることになった。



海ちゃん、火ちゃん、空ちゃんの3人で新年会をすることになった。やはり忘年会同様に、寒いので鍋である。


「伊勢海老をポン!」

「熱した石をポン!」

「お茶をすすります。」


海ちゃんが海に潜り、鍋の食材を取って来る。そして鍋に伊勢海老を入れる。次に火ちゃんが火で熱した石を鍋に入れ、一瞬でアツアツ鍋ができるので、伊勢海老さんは即死。そのおもしろいショーを見ながら、空ちゃんはお茶をすするのだ。


「おまえも、なんか手伝わんかい!?」

「私に、お鍋スキルはない。」

「なにを!?」

「まあまあ、海ちゃん。」


3人の役割分担がハッキリしてきた。


「みんなで伊勢海老を食べましょう! おいしそうよ!」

「当たり前だ! 私が取って来たんだからな!」

「食べてあげる。」


空ちゃんは、伊勢海老を鍋から取り出し、食べ始める。


「どうだ? おいしいだろう?」

「・・・だって、伊勢海老だもの。」

「おいしいと言え!」

「ギャア!?」


おいしいと言わない空ちゃんを、海ちゃんは頭をグリグリして武力行使に出る。


「おいしいです・・・。」


空ちゃんは、涙を流しながら、おいしいと言わされる。


「そうか、涙が出るほど、おいしいか! それは、良かった!」


海ちゃんは、満面な笑顔で満足そうだった。


「あんた、今のネットに投稿したら、いじめって騒がれるわよ?」


火ちゃんは、真面目に突っ込む。


「ポチ。」

「空ちゃんも本当に投稿しないで!」


空ちゃんは、いじめ動画をネットに投稿した。それを火ちゃんが咎めるが、既に遅かった。


「私が悪かった! 許してくれ!」


海ちゃんは、警察に連行されていった。


「これで平和にお鍋が食べられる。」

「確かに、海ちゃんは、やさぐれているからね。」

「海ちゃん、怖いからいらない。」

「ハハハハハ!」


火ちゃんと空ちゃんは、楽しい会話をして盛り上がった。


「さあ、お鍋を食べましょう!」

「あ・・・伊勢海老が無い・・・。」

「しまった!? 海ちゃんがいないと食材が無い!?」


海ちゃんがいないと、海の幸が手に入らない。


「私、被害届を出すの止める。」

「海ちゃんを迎えに行かなくっちゃ。」


3人は、仲良しなのだ。



新年会を楽しんでいる3人は、お腹が一杯になったこともあり、やっと本題の話に入るのだった。


「それにしても、制覇!!! 途中で消えてしまうのかと、心配したな。」

「でも、日本を制覇して、世界に撃って出るんだ! という、明確な目標があるから、簡単には、挫折しないわね。」

「私、登場したばかり、終わったら困る。」


制覇!!! には、竜の使いも、様々な思いがある。


「そのうち、アニメ化とゲーム化は間違いない! 実写化、ミュージカルにもしてもらおう!」

「王道ストーリーだから、権力のある人の目に留まれば、それも可能ね。」

「私、印税が入ったら、厳島神社をリフォームする。」


いつになったら、制作サイドは、ゲテモノから王道にいつになったら、スタンスを変更するのだろうか?


「それでは、制覇!!! 読者からのお便りコーナー!」

「ドンドン! ピューピュー! パフパフ!」

「おお。」


一緒に鍋を食べたことで、3人の絆は深まり、息もピッタリだ。


「まず、渋谷区にお住いの渋谷さんからのお便りです。武将が弱すぎます。若しくは、化け物が強すぎます。鬼を倒すだけで、武将は全員血まみれで、肋骨の2本や3本が折れています。このままでは体がもちません。なんとかしてください。と、お便りをいただきました!」

「作者だわ・・・。」

「おお。」


だって、有名作家ではないので、読者から、お便りなんて来るはずがない。


「確かに、武将が弱すぎるな。」

「中国・四国編では、ライに頼りぱなっしになってしまいましたからね。」

「おお。」


必殺技持ちの主人公しか、鬼とまともに戦えない現状。


「私たちの補助能力、祈りで武将のダメージを回復、恵みで武将の攻撃力をアップ、さらに困り果てた時は、私が海竜化して助けてあげたんだよ。」

「ほぼ、私たちに頼りっぱなしですね。」

「おお。」


竜の使いは、考えた。というべきか?


「武将は、初期から強い武将として登場するから、伸びしろが無いんだよね。」

「そこで、私たちがピックアップしてるんだよね。」

「今更、武将たちが猛特訓やトレーニングしても、ゲーム化しても、レベルアップが苦行で過疎ゲーに一直線だからな。」

「あ! それは私の言葉だよ!」

「まあ、いいじゃないか。」

「おお。」


海ちゃんは、マイペースなのだ。


「とにかく、武将が1人でも、鬼に勝てるようにならないと、話が膨らまない!」

「それが困ってるんですよ。」

「でも、人間が、武将が弱いから、ゲーム・物語として、成り立つのかな?」

「それはあるかも? 人は弱いから、人の手を取り助け合う。それが共感を生む。作品として、大衆向け作品として、売れる作品として、王道であることは間違いないわ。」

「おお。」


ただ、最近の編集さんは、ウケばかり狙って、変な作品を選ぶ・・・。


「今は2つだけ、新しく実装しようと思っているものがあるらしいんだ。」

「おお。」

「空ちゃん、やる気ないでしょう。」

「バレた。」



荒れ狂った新年会だが、新しく実装を考えているものが、2つもあるというのだ。海ちゃんの口から語られる。


「1つ目が、私たち竜の使いの鎧化。竜の使いの鎧を着た武将は、鬼とも互角に戦うことができるという、優れた鎧です。」

「すごい! よく、そんなものを思いつくわね。」

「おお。」


作者は、文章力は無いので、緩さとアイデアだけで書き続けている。


「私なら、義久さまでいいのか?」

「いいな、相思相愛。」

「え!? いや!? どうなんだろうね!?」

「照れちゃって!」

「おお。」


海ちゃんと島津義久は、仲が良い。


「火ちゃんが鎧化した時は、誰が武装するんだろう?」

「・・・今の所・・・立花か・・・。」

「千鳥雷切持ちじゃないあか? いいんじゃないか?」

「カッコよくても・・・性格が・・・。誰かさらってくれないかな?」

「略奪愛もいいな。」

「おお。」


ガールズトークに花が咲く。


「空ちゃんの相手は誰?」

「知らない。だって、私が出た所で、九州編と中国・四国編で編集することになったんだもん。」

「それも不幸ね。」


頓挫ではなく、編集作業の優先である。4月分として、再開するつもりである。


「次に、もう1つが剣技のレベル化。1撃の破壊力のレベルを上げるか、連撃の回数が増えるようになるのか、はたまた、両方ができるようになった方が、ゲーム化には適しているわね。」

「先々まで、考えているんだね。」

「富士山編を書くぐらいになれば、かなりの字数なので、ゲームに、アニメに、漫画に、いろんな話が来てるといいな。」

「おお。」


マルチメディアレベルで作品を考えている。ただ、陽の目を見ないだけ。どこかにスポンサーのお金持ちと、優秀な編集さんいないかな?


「武将の時点で、1撃必殺とか、100連撃とかができてしまうと、クソゲーにしかならないのよね。」

「やっぱり、私たちの鎧を着るから、強い一撃が打てるとか、人間の常識を超えた連撃が打てる方が、私たちも感謝されるよ。」

「そうね。有り難みってやつね。」

「おお!」


ということで、竜の使いの鎧化と、龍鎧を着ることによる、戦闘力アップが決定した。


「それにしても編集したら、あと15000字が足らなくて、ちい物語と竜の使い新年会を書いても、まだ5000字くらい足らないぞ? 制覇は、大丈夫か?」

「もう1つ小話を考えるのも、壮大な作業よね。メインストーリー以外を考えないといけないのが、重労働ね。」

「今日は2月2日だが、時間指定投稿で、2月17日まで予約ができているから、寄り道やアナザーストーリー、ハワイに10日間ほど、旅行に行っても大丈夫!」

「安泰だな!」

「これからも、制覇をよろしくお願いします!」

「おお。」


これにて、竜の使いの新年会は終わった。


つづく。

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