竜の使い新年会
ここは、とある島。竜の使いたちは、忘年会を先月したばかりなのに、今月は新年会を行おうとしていた。
「遅い!」
この荒れ狂っているのが、海竜さまの使いの海ちゃん。
「私をどれだけ待たせるんだ! あいつら着たら殺す!」
性格は、少しやさぐれている。
「お待たせ!」
そこ火竜の使いの火ちゃんがやって来た。
「遅い! 何をやっていたんだ!?」
怖い顔で問いただす。
「地球を一周してから来ました! だって青春だもん!」
火ちゃんは、青春をこよなく愛する使いである。
「これでも、まだ2人じゃないか!? 他の連中は何をやっているんだ。」
海ちゃんは、怒れる荒波のようだった。
「海ちゃん、上を見て。」
「なに?」
火ちゃんに言われる通り、上を見た。上空には、空竜の使い、空ちゃんがいた。
「あ! 空ちゃんだ!」
「あの子、どうして降りて来ないのかしら?」
上空にいる空ちゃんは、陸地に中々、降りて来なかった
。
「海ちゃんが怖い・・・。」
それが、上空にいる理由だった。海ちゃんと2人きりは耐えられないのである。
「火ちゃんも来たし、まあいいか。」
空ちゃんは、海ちゃんたちの元に舞い降りた。
「空ちゃん、遅い!」
「お空で何をやってたの?」
「上空は強い風が吹いてるから、なかなか降りることができなかったんだ。」
空ちゃんは、適当な嘘で誤魔化す。
「にしても、他の連中は遅いわね。」
「来ないと思う。」
「なに!?」
「どうして?」
「四国に竜は住んでいないし、次は琵琶湖か那智の滝の水竜か、比叡山か高野山、最悪の場合、恐山の可能性もある闇竜だから、中国四国編を何とか終えるまで、竜の使いは、私たち3人態勢だから。」
当分は、3人態勢なのだ。
「空ちゃん、やけに詳しいな?」
「だって、私のキャラクター設定を考えている時に、竜の使い全員の配置を決めたんだもの。」
「なんじゃそら!?」
「恨むんなら、作者を恨んでね。」
空ちゃんに呪いスキルは無い。こうして、新年会は3人で送ることになった。
海ちゃん、火ちゃん、空ちゃんの3人で新年会をすることになった。やはり忘年会同様に、寒いので鍋である。
「伊勢海老をポン!」
「熱した石をポン!」
「お茶をすすります。」
海ちゃんが海に潜り、鍋の食材を取って来る。そして鍋に伊勢海老を入れる。次に火ちゃんが火で熱した石を鍋に入れ、一瞬でアツアツ鍋ができるので、伊勢海老さんは即死。そのおもしろいショーを見ながら、空ちゃんはお茶をすするのだ。
「おまえも、なんか手伝わんかい!?」
「私に、お鍋スキルはない。」
「なにを!?」
「まあまあ、海ちゃん。」
3人の役割分担がハッキリしてきた。
「みんなで伊勢海老を食べましょう! おいしそうよ!」
「当たり前だ! 私が取って来たんだからな!」
「食べてあげる。」
空ちゃんは、伊勢海老を鍋から取り出し、食べ始める。
「どうだ? おいしいだろう?」
「・・・だって、伊勢海老だもの。」
「おいしいと言え!」
「ギャア!?」
おいしいと言わない空ちゃんを、海ちゃんは頭をグリグリして武力行使に出る。
「おいしいです・・・。」
空ちゃんは、涙を流しながら、おいしいと言わされる。
「そうか、涙が出るほど、おいしいか! それは、良かった!」
海ちゃんは、満面な笑顔で満足そうだった。
「あんた、今のネットに投稿したら、いじめって騒がれるわよ?」
火ちゃんは、真面目に突っ込む。
「ポチ。」
「空ちゃんも本当に投稿しないで!」
空ちゃんは、いじめ動画をネットに投稿した。それを火ちゃんが咎めるが、既に遅かった。
「私が悪かった! 許してくれ!」
海ちゃんは、警察に連行されていった。
「これで平和にお鍋が食べられる。」
「確かに、海ちゃんは、やさぐれているからね。」
「海ちゃん、怖いからいらない。」
「ハハハハハ!」
火ちゃんと空ちゃんは、楽しい会話をして盛り上がった。
「さあ、お鍋を食べましょう!」
「あ・・・伊勢海老が無い・・・。」
「しまった!? 海ちゃんがいないと食材が無い!?」
海ちゃんがいないと、海の幸が手に入らない。
「私、被害届を出すの止める。」
「海ちゃんを迎えに行かなくっちゃ。」
3人は、仲良しなのだ。
新年会を楽しんでいる3人は、お腹が一杯になったこともあり、やっと本題の話に入るのだった。
「それにしても、制覇!!! 途中で消えてしまうのかと、心配したな。」
「でも、日本を制覇して、世界に撃って出るんだ! という、明確な目標があるから、簡単には、挫折しないわね。」
「私、登場したばかり、終わったら困る。」
制覇!!! には、竜の使いも、様々な思いがある。
「そのうち、アニメ化とゲーム化は間違いない! 実写化、ミュージカルにもしてもらおう!」
「王道ストーリーだから、権力のある人の目に留まれば、それも可能ね。」
「私、印税が入ったら、厳島神社をリフォームする。」
いつになったら、制作サイドは、ゲテモノから王道にいつになったら、スタンスを変更するのだろうか?
「それでは、制覇!!! 読者からのお便りコーナー!」
「ドンドン! ピューピュー! パフパフ!」
「おお。」
一緒に鍋を食べたことで、3人の絆は深まり、息もピッタリだ。
「まず、渋谷区にお住いの渋谷さんからのお便りです。武将が弱すぎます。若しくは、化け物が強すぎます。鬼を倒すだけで、武将は全員血まみれで、肋骨の2本や3本が折れています。このままでは体がもちません。なんとかしてください。と、お便りをいただきました!」
「作者だわ・・・。」
「おお。」
だって、有名作家ではないので、読者から、お便りなんて来るはずがない。
「確かに、武将が弱すぎるな。」
「中国・四国編では、ライに頼りぱなっしになってしまいましたからね。」
「おお。」
必殺技持ちの主人公しか、鬼とまともに戦えない現状。
「私たちの補助能力、祈りで武将のダメージを回復、恵みで武将の攻撃力をアップ、さらに困り果てた時は、私が海竜化して助けてあげたんだよ。」
「ほぼ、私たちに頼りっぱなしですね。」
「おお。」
竜の使いは、考えた。というべきか?
「武将は、初期から強い武将として登場するから、伸びしろが無いんだよね。」
「そこで、私たちがピックアップしてるんだよね。」
「今更、武将たちが猛特訓やトレーニングしても、ゲーム化しても、レベルアップが苦行で過疎ゲーに一直線だからな。」
「あ! それは私の言葉だよ!」
「まあ、いいじゃないか。」
「おお。」
海ちゃんは、マイペースなのだ。
「とにかく、武将が1人でも、鬼に勝てるようにならないと、話が膨らまない!」
「それが困ってるんですよ。」
「でも、人間が、武将が弱いから、ゲーム・物語として、成り立つのかな?」
「それはあるかも? 人は弱いから、人の手を取り助け合う。それが共感を生む。作品として、大衆向け作品として、売れる作品として、王道であることは間違いないわ。」
「おお。」
ただ、最近の編集さんは、ウケばかり狙って、変な作品を選ぶ・・・。
「今は2つだけ、新しく実装しようと思っているものがあるらしいんだ。」
「おお。」
「空ちゃん、やる気ないでしょう。」
「バレた。」
荒れ狂った新年会だが、新しく実装を考えているものが、2つもあるというのだ。海ちゃんの口から語られる。
「1つ目が、私たち竜の使いの鎧化。竜の使いの鎧を着た武将は、鬼とも互角に戦うことができるという、優れた鎧です。」
「すごい! よく、そんなものを思いつくわね。」
「おお。」
作者は、文章力は無いので、緩さとアイデアだけで書き続けている。
「私なら、義久さまでいいのか?」
「いいな、相思相愛。」
「え!? いや!? どうなんだろうね!?」
「照れちゃって!」
「おお。」
海ちゃんと島津義久は、仲が良い。
「火ちゃんが鎧化した時は、誰が武装するんだろう?」
「・・・今の所・・・立花か・・・。」
「千鳥雷切持ちじゃないあか? いいんじゃないか?」
「カッコよくても・・・性格が・・・。誰かさらってくれないかな?」
「略奪愛もいいな。」
「おお。」
ガールズトークに花が咲く。
「空ちゃんの相手は誰?」
「知らない。だって、私が出た所で、九州編と中国・四国編で編集することになったんだもん。」
「それも不幸ね。」
頓挫ではなく、編集作業の優先である。4月分として、再開するつもりである。
「次に、もう1つが剣技のレベル化。1撃の破壊力のレベルを上げるか、連撃の回数が増えるようになるのか、はたまた、両方ができるようになった方が、ゲーム化には適しているわね。」
「先々まで、考えているんだね。」
「富士山編を書くぐらいになれば、かなりの字数なので、ゲームに、アニメに、漫画に、いろんな話が来てるといいな。」
「おお。」
マルチメディアレベルで作品を考えている。ただ、陽の目を見ないだけ。どこかにスポンサーのお金持ちと、優秀な編集さんいないかな?
「武将の時点で、1撃必殺とか、100連撃とかができてしまうと、クソゲーにしかならないのよね。」
「やっぱり、私たちの鎧を着るから、強い一撃が打てるとか、人間の常識を超えた連撃が打てる方が、私たちも感謝されるよ。」
「そうね。有り難みってやつね。」
「おお!」
ということで、竜の使いの鎧化と、龍鎧を着ることによる、戦闘力アップが決定した。
「それにしても編集したら、あと15000字が足らなくて、ちい物語と竜の使い新年会を書いても、まだ5000字くらい足らないぞ? 制覇は、大丈夫か?」
「もう1つ小話を考えるのも、壮大な作業よね。メインストーリー以外を考えないといけないのが、重労働ね。」
「今日は2月2日だが、時間指定投稿で、2月17日まで予約ができているから、寄り道やアナザーストーリー、ハワイに10日間ほど、旅行に行っても大丈夫!」
「安泰だな!」
「これからも、制覇をよろしくお願いします!」
「おお。」
これにて、竜の使いの新年会は終わった。
つづく。




