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RE:WORLD  作者: おみこ
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冒険者ギルドにて

「ってわけで冒険者ギルドに入るから」

『了解、すぐそっち向かうね』

「おう……じゃあ、行くか」

「うん」

通話でエムティーとハルに連絡を入れてから、冒険者ギルドへと入っていく。

冒険者ギルドは、正にギルド、と言える雰囲気だった。

併設された酒場で荒くれ者達が酒を飲んでいる。

とりあえずケイ達は受付へと向かう。

「冒険者ギルドへの加入をご希望でしょうか?」

「いえ、地図を探しているのですが」

「あぁ、地図のご購入ですね。あちらのドアの先に雑貨店があるのでそこでお買い求めください」

「ありがとうございます」

受付の綺麗なお姉さんから案内された通り、酒場とは反対側にあるドアへと入っていくと、そこは武器や防具を中心に様々な物が売ってある雑貨屋だった。

「すいません、地図を買いたいのですが」

「おう、地図か。どのサイズのだ?」

「とりあえずこの街の物と世界地図もあればください」

「あいよ。この街のが500ゴールド、世界地図が1500ゴールド、合わせて2000ゴールドだ」

「ありがとうございます」

こちらの貨幣は基本日本円と同じ感じで使える。

今回は1000円の紙幣2枚で支払いを済ませる。


地図を買いドアを開けてギルド内部へ戻ると

「綺麗な嬢ちゃんだな、そっちのは捨ててこっちに来いよ」

「あんたみたいなのには興味無いから」

「あんだとてめぇ!!!」

エムティーとハルが……というよりハルが酒を飲んでいる男に絡まれていた。

男は相当飲んでいるようで、顔は赤く、机には瓶が多数転がっている。

「あぁー、俺の連れに手を出さないでくれるかな?」

「うるせぇ!!!」

「あー、止めといた方がいいよ?」

男がエムティーに殴りかかる。

エムティーは何もせずに殴られた。

しかし、結果は

「ぐあぁぁぁぁ!!!」

殴りかかった男の方が吹っ飛び、エムティーは微動だにしていなかった。

「ったく、だから止めといた方がいいって言ったのに」

「ヤマちゃんに殴りかかるなんて……馬鹿だねぇ……」

「まぁ知らなければしょうがないだろ、重戦士然とした装備じゃなくて柔らかそうだしな」

エムティーの革鎧へと殴りかかったことで【反撃(大)】が発動し、男を吹っ飛ばしたのだ。

「ち、ちくしょう……てめぇら、憶えとけよ!!!」

そう言って男は走り去っていった。

「なんだったんだ今の……」

「おっ、ケイにユーイ。ハルが絡まれてなぁ……」

ハルはかなりの美女の部類に入るし、スタイルも抜群だ。

どことは言わないが出るところはしっかり出ていて、非常に魅力的である。

そのため今回のように男に絡まれるのは慣れていたりする。

「まぁいいや、地図は買えたぞ」

そう言って空席に座り、地図を机の上に広げる。

すると、隣の席に座っていた男が声をかけてきた。

「あんたら大変なことしたなぁ……」

「ん?大変なことって?」

「さっきそこのあんたが吹っ飛ばしたのは、この街をナワバリにしてるギャングの幹部でな、このままじゃあんたら狙われるよ」

「へぇー、そうなのか」

「あいつらは非道だからな、さっさと街を出ることをオススメするよ」

そう言って隣の席の男は去っていった。

「どうする?」

「まぁ大丈夫じゃね?さっきのやつもLv.400ぐらいっぽいし、あいつが幹部なら大丈夫だろ」

そう結論をつけ、地図の確認に入る一行であった。

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