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RE:WORLD  作者: おみこ
10/16

吹雪の帝王【ブリザードドラゴン】

ブリザードドラゴン(♂)

討伐ランク:レイド

備考:推奨パーティーLv.900以上


「ブレス来るぞ!」

「【ブレスガード】!」

4人ははっきり言って苦戦していた。

じわじわと削ることは出来ていたが、決定打に欠ける戦闘だった。

まずドラゴンが頻繁に使用してくるブレス攻撃はレベルの低いケイが直撃を食らうと確実に死ぬ威力がある。

が、壁役が1人では完全にブレス攻撃を抑え込むことは出来ない。

必然的にブレス攻撃を防ぐための魔法の維持にケイが集中することになり、魔法による大ダメージが与えられないのだ。

更に、ドラゴンは基本飛翔しているので、エムティーとハルが大ダメージを与えるのは難しい。

一応、ハルは【飛翔】スキルが使えるので空中戦も出来るためじわじわと削れてはいるが、【飛翔】スキル中は一部攻撃スキル等が使用不可になるため、大ダメージを与えるスキルが使えなくなっていた。

ユーイの弓ならば大ダメージスキルを使えるが弓はそもそもの攻撃力が低いため決定打にはならない。

既に戦闘開始から30分が経過したが、未だにドラゴンのHPバーは7割以上残っていた。

「くそっ、ブレスの合間に魔法で攻撃出来ないのか!?」

「ブレスの間隔が短すぎる!10秒に1回とかふざけてるとしか思えないけど!」

このドラゴンに大ダメージを与えるような魔法をケイが使うためには、最低でも15秒程度の詠唱が必要だった。

魔法の気配を察知しているのか、ケイの魔法が完成しそうになるとケイに向けてブレスを吐いてくる。

「グシャァァァァァァァ!!!」

「くぅ〜!強いねぇ!」

ハルは楽しそうに空中戦を繰り広げていた。

ハルは根っからの戦闘狂(バトルジャンキー)だった。

「楽しんでないでなんか大ダメージ与えられないか!?」

「一応候補はあるよ」

「じゃあ早く!」

「えー……しょうがないなぁ、了解!クールタイム中動けないからちゃんと守ってね!」

「おう!任せろ!」

ハルがエムティーの後ろに着陸する。

二刀を収め、左手を左側の刀の鞘に、右手をその刀の柄にかけ、抜刀術の構えを取る。

「行くよ!」

刀が光を放ち一気に抜き放たれる。

「【空閃】!!!」

抜き放たれた刀が衝撃波を発生させ、その衝撃波がドラゴンの左翼へと飛んでいく。

「グギャアァァァァァ!!!」

衝撃波は見事に翼へと直撃し、ドラゴンは飛び方が不安定になる。

事前に言っていたようにハルは抜刀した構えで静止していた。

しかしドラゴンはその間に攻撃する余裕など無く、空中で姿勢を維持するのに必死になっていた。

その隙をケイが見逃す理由もなく、残り5割程になったドラゴンのHPバーを減らしにかかる。

「【ヘルファイア】!」

炎系最上位魔法【ヘルファイア】はドラゴンの残りHPを全体の3割ほどを消し飛ばし、力尽きたドラゴンは地面に墜落した。

残り2割となったHPはクールタイムを終えたハルとエムティーが削り、ドラゴンとの戦闘が終わった。

討伐ランク

討伐するに当たっての戦闘規模を指す。

ソロ(1人)、パーティー(最大6人)、レイド(最大36人(パーティー6つ分))、ギルド(最大180人(レイド5つ分))の4つの区分がある。

基本的に身体の大きさ、攻撃範囲、強さによって決定される。


ちなみに推奨パーティーLv.は攻略サイト等が勝手に付けたもの、討伐ランクは運営が発表しているものです。

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