第七部 第一章 プロローグ
用心しながら山を俺達が平原に向かって降りていく。
何で、こんなヤバイ話になってしまったのか良く分かんない。
とりあえず、平原に水があるかどうか分かんないから、現在持ってる水筒だけでは心もと無いので、水場の近くの竹林で竹を切って簡易の水筒を追加で作ることにした。
食糧はともかく、水は3日無いと終わりだし。
「じゃあ、穴あけとかは私達でやろう」
和弘おじさんが察してくれてお弟子のエルフさんとで穴を開けて、竹で作った蓋も作って水を入れてくれた。
さらに、竹の水筒をツタの細いのを使って、腰に下げれるようにしてくれただけでなく、別でエルフさん達が竹とツタで背負子を作ってくれた。
肉なども運んでるし、確かに背負子があった方が速いだろう。
「あんたも背負子を背負ってくれる? 」
由宇が非常食さんに頼んだ。
一番力持ちだからなぁ。
「いや、戦う時邪魔だ」
流石、非常食さんだ。
実も蓋もない。
「ええ、でも、オシャレじゃない? 」
由宇が必死になって背負子を背負わせようとしている。
確かに、エルフさん達が作る背負子は作り慣れていて、非常によく出来ている。
「戦う時に邪魔だから駄目」
非常食さんがきっぱりと断る。
「いやいや、戦う時は背負子を降ろしたら良いじゃ無いですか」
和弘おじさんも説得したが、駄目だった。
何か、こだわりがあるのだろう。
「でも、袋に入れてデカい肉持ってる方が邪魔じゃ無いの? 」
雄二が横から突っ込んだ。
「いや、これは食料だからな」
非常食さんが笑って答える。
そのこだわりが良く分かんない。
とりあえず、それと竹で四メートルくらいの長い長い杖を作った。
「ああ、平野が湿原だったらいるよね」
和弘おじさんは流石に分かってる。
湿原だったら、いきなり小さな穴が底なし沼みたいだったり、結構ヤバいのだ。
実際、地形が動き出した時の対応にも使えると思う。
それで、非常食さん以外の全員に二本ずつ持たせた。
非常食さんは相変わらず、邪魔ってんで拒否した。
もし、穴に落ちたら一番助けれないのだが、まあ仕方ない。
「非常食さん、どうすんの? 」
雄二がそれを察して聞いてきた。
「いや、放置」
「なるほど」
だって、どうしようもないもの。
と言う事で準備が出来たから平原に降りていく。
ちなみに、この竹はうまく使えば、ブルーシートで何もない平野で屋根にするのにも使えるし、非常にありがたい代物なんで重いけど仕方ない。




