ep.90 閑話 『二人の知らぬ所』
福山優也が、自分はそれほど変わっていないと思っている頃。
彼の知らないところでは、その変化を、別の形で覚えている人間がいた。
◇
道路工事の現場で昼休憩に入ると、久保田は詰所の椅子へ腰を下ろし、弁当の蓋を開ける前に一度だけ外を見た。
さっきまで誘導に立っていた福山は、別の場所へ飲み物を買いに行っている。昔から愛想が悪いわけではないが、必要以上に誰かへ話し掛けるほうでもなく、休憩中は一人でスマートフォンを見ていることが多かった男だ。それが最近は、無線の問題集を持ち歩き、西村へ分からないところを聞き、時には自分から次の休みの話までしてくる。
「なあ西村。福山、ちょっと変わったよな」
久保田が何気なく言うと、向かいで缶コーヒーを開けていた西村が眉を上げた。
「何がや」
「前より人の話聞くようになった」
「そこなんかい」
「いや、前も聞いてへんわけちゃうけどな。何か、聞くだけ聞いて自分で決めて終わり、みたいなとこあったやろ。最近は『これやったらどうなる』とか、『ここまでならええんか』とか、妙に確認するやん」
西村は少し考えてから、そうかもしれんな、と答えた。
「無線の勉強してるからちゃうか。ああいうのは、資格取ったら何でもできるわけちゃうからな。使える設備があっても、条件や手順が別にある。そこを分けて考えんと危ない」
「それ、お前が何回も言うてるやつやろ」
「言わんと福山、機械あるだけで安心しそうやからな」
「本人に聞かれたら怒るぞ」
「もう何回も本人に言うてる」
二人は笑った。
そこへ、ペットボトルを一本持った優也が戻ってきた。
「何笑ってんねん」
「お前の悪口」
「堂々と言うなや」
「最近ちょっと真面目になったって褒めてたんや」
「それ悪口寄りやろ」
優也はそう返しながら、いつもの席へ座った。鞄から問題集を出し、付箋を一枚剥がしてページを開く。久保田はその様子を見ながら、やっぱり変わったなと思った。
別に、急に立派な人間になったという話ではない。
面倒なものは面倒と言うし、暑い日は普通に愚痴をこぼす。仕事が早く終われば喜ぶし、余計なことはしたくないという性格もそのままだ。けれど、以前より「できること」と「できないこと」の境目を気にするようになっている。
仕事でも同じだった。
以前から安全を雑に扱う人間ではなかったが、最近は自分の担当外のことへ無理に首を突っ込まなくなった。何かあれば必要な相手へつなぎ、自分がやるべきところだけは早く動く。派手ではないが、現場ではそのほうが助かる。
久保田は弁当を食べながら、西村へ小声で言った。
「女の影響か?」
「知らん」
「ほら、よう一緒に出掛けてる子おるやろ。真琴さんやったか」
「本人に聞け」
「聞いたら絶対めんどくさがるやん」
「ほな聞くな」
二人の会話が聞こえたらしく、少し離れた席から優也が顔を上げた。
「何こそこそ言うてんねん」
「何でもない。次の休みも、あのでかい車でどっか行くんか?」
「たぶん。まだ決めてへんけど、近場かな」
「また真琴さんと?」
「そうやけど」
返事があまりにも普通だったので、久保田は少し拍子抜けした。
以前なら一瞬間があった。
別に隠しているわけではないくせに、少しだけ言い方を選んでいる感じがあった。それが今は、休日に真琴と出掛けることを、天気の話でもするように答えている。
「何やねん、その顔」
「いや。お前、前より普通に名前出すようになったなと思って」
「そうか?」
「そうやで」
優也本人は気付いていないらしい。
西村は缶コーヒーを飲みながら、どうでもよさそうに言った。
「本人らがええなら放っとけ。久保田が気にする話ちゃう」
「分かってるわ。ちょっとくらい気になるやろ」
「お前は人のこと気にしすぎや」
「孫おると、若いもん見てたら気になるんや」
「福山を若いもん扱いするんは無理あるぞ」
「おい」
優也の声が飛び、詰所に笑いが起きる。
久保田は笑いながらも、ふと思った。
あの大きな車を買った頃、福山はもっと単純に楽しそうだった。高い車、珍しい装備、行ける場所。話の中心はそういうものだった。
今は違う。
どこへ行くかより、どう使うか。
何ができるかより、何をしないか。
そんな話が少しずつ増えている。
何があったのかは知らない。
久保田が知っているのは、福山がとんでもなく大きなキャンピングカーを買い、そこへよく三浦真琴という女性を乗せて出掛けていることくらいだ。
車の中が外より広いことも知らない。
何もない場所へ部屋が増えたことも、玄関の内側へ余白ができたことも、そこで見えないはずの文字が少しずつ外へ出始めていることも知らない。
ただ、福山優也という男が、以前より少しだけ「できないこと」を口にするようになったことは知っていた。
そして久保田にとっては、その変化のほうが、二億円を超える車より少しだけ面白かった。
◇
山間の小さなキャンプ場では、夏の終わりを前に、管理棟の裏で非常用電源の確認が行われていた。
「これ、前より取り出しやすくなりましたね」
若いスタッフが収納庫を開けながら言うと、管理を任されている男性が頷いた。
「前の停電で懲りたからな。奥に入れといて、いざって時に荷物どけるところから始めたら意味ない」
「スマホの充電も、管理用と利用者用で場所分けたんでしたっけ」
「ああ。管理の連絡手段が先。利用者向けはそのあと。全部こっちで面倒見ようとすると、人手足りんくなるからな」
収納庫の横には、新しく折りたたみ式のテーブルが二つ置かれている。延長用の電源ケーブルも、以前より分かりやすくまとめられていた。
どれも大げさな設備ではない。
あの停電のあと、管理側で見直して増やしたのは、その程度だった。
それでも、前よりは動きやすい。
「そういや、あの時の大きいキャンピングカー、また来ませんかね」
若いスタッフが笑いながら言う。
「来たら普通に客として扱え。頼る前提にすんなよ」
「分かってますって。でも、あれ助かりましたよね。中は電気生きてて、外まで持ってきてくれたやつ」
「ああ」
管理の男性は短く答え、電源ケーブルの状態を確かめた。
あの日、施設側の電源が落ちたとき、最初に困ったのは派手な設備ではなく、連絡だった。
管理用のスマートフォンの電池が減り、無線機も充電が必要になった。停電自体は長期化する見込みではなかったものの、復旧時間が読めない。そんな中、ひときわ大きなキャンピングカーに乗っていた男が、「これくらいなら」と外から電源を貸した。
不思議だったのは、何でも引き受けようとしなかったことだ。
利用者が困っていると分かっていても、勝手に人を車内へ集めることはしない。管理側がどう配るか決め、それに合わせて必要な分だけ外へ出す。管理用の無線機についても、充電はするが自分では触らないと言った。
そのときは少し慎重すぎるようにも見えた。
だが後になって考えると、あれでよかったのだと思う。
もしあの車が何でもやってくれていたら、その場はもっと楽だったかもしれない。その代わり、施設側に何が足りなかったかは曖昧なまま終わっていただろう。
「店長、あの人、何か救助関係の仕事なんですかね」
「知らん。本人はそんなこと言ってなかったやろ」
「でも、妙に手順気にしてたじゃないですか」
「だからって勝手に職業作るな。でかい車持ってるだけで、何でもできる人に見えただけかもしれん」
管理の男性はそう言ってから、自分でも少し笑った。
「まあ、でも助かったのは確かや」
「ですよね」
「せやから、次はこっちが困らんようにしとくんや」
新しい非常用電源の位置を確認し、チェック表へ印を付ける。
あの日の男も、その隣にいた若い女性も、ここで何かを変えようとしていたわけではない。
名前を大きく残したわけでも、後から礼を求めたわけでもない。
それでも、一度貸された電気が、施設側の手順を少し変えた。
ACROSSという名前も知らないスタッフたちの間では、今でも「あの八輪のでかいキャンピングカー」で通じる。
彼らにとっては、それで十分だった。
◇
別のキャンプ場では、受付を担当していた女性スタッフが、雨雲レーダーを見ながら空を気にしていた。
午後から天気が崩れる予報になっている。
「今日、テント多いですね」
隣のスタッフが予約表を見ながら言う。
「うん。夕方早めに声掛けたほうがいいかも。風も出るみたいだから、張り綱の確認お願いしよう」
「前みたいに急に降ったら大変ですもんね」
前みたいに。
その一言で、女性スタッフは以前の出来事を思い出した。
突然の強い雨で、テント泊の家族が一時的に行き場を失った日。
施設側で空いているキャビンを確認し、利用できるようにするまで少し時間が必要だった。その間だけ、大きなキャンピングカーに乗っていた二人が、家族を車内へ入れて待たせてくれた。
子どもの服が濡れていたので、シャワー室で着替えさせてもらった。
トイレも使わせてもらった。
折りたたんだベビーカーや濡れた荷物は、入口の内側にまとめて置かせてもらった。
それ以上はしなかった。
家族をそのまま泊めると言い出すこともなく、施設側で用意したキャビンが使えるようになると、普通に送り出した。
「そういえば、あの時の車、すごかったですよね。中、ホテルみたいでした?」
隣のスタッフに聞かれ、女性は少し考えた。
「ホテルっていうほど中まで見てないよ。受付として確認しただけ。でも、広かったのは確か」
「一回乗ってみたいなあ」
「お客さんの車なんだから、そういうこと言わないの」
「冗談ですって」
笑いながらも、女性スタッフは、あの日のことを少し違う形で覚えていた。
大きな車だったから助かった、というだけではない。
車の持ち主と一緒にいた女性が、子どもを車内へ入れる前に、濡れた状態や足元を確認していた。誰かを抱えて無理に段差を上げたりせず、入れる人だけを安全に入れる。その姿が妙に印象に残っている。
その後、施設のスタッフ同士で「雨の日に一時待機させる場所が足りない」という話が出た。
すぐに新しい建物を作ることなどできないが、受付前の屋根下に荷物を置けるスペースを増やし、簡易ベンチを動かしやすい位置へ変えた。小さな改善だった。
それを提案したとき、誰も「あのキャンピングカーを真似しよう」とは言わなかった。
けれど、きっかけの一つになったことは確かだった。
「今日も降りそうなら、空いてるキャビン早めに見とこうか」
「そうですね。埋まってから慌てるよりいいですし」
二人は予約表を確認し、使える場所を先に整理した。
あの日の二人が、そんな変化を知ることはない。
優也と真琴にとっては、雨の中で困っていた家族へ、少しだけ場所を貸した一日だった。
施設側にとっては、自分たちの不足が見えた一日でもあった。
◇
救急隊の詰所では、その日の出動記録を見返していた隊員が、少し前に対応した一件を思い出していた。
旅先で体調を崩した人のもとへ駆けつけたとき、現場にはすでに一人の女性が付き添い、状態を確認していた。本人から医師だと名乗られたので、到着後は必要な情報を簡潔に引き継いでもらい、そのまま救急隊側で対応を引き取った。
もう一人の男性は、周囲へ指示を出すような立場ではなかった。救急要請を済ませ、人が集まりすぎないよう少し場所を空け、救急車が入りやすい位置を確認していただけだった。
「この前のキャンピングカーの人ら、覚えてる?」
若い隊員に聞かれ、先輩隊員が頷く。
「ああ。でかい車の横やったやつな」
「最初、あの男の人も救急とか医療関係かと思いました」
「違ったやろ。本人もそう言うてたし」
「ですよね。でも、妙に落ち着いてましたよね」
「何でも自分でやろうとせんかったからやろ。ああいう時、知識ある人ほど逆に手出しすぎることもあるけど、あの人は呼ぶところ呼んで、場所空けて、あとは任せた。それで十分や」
若い隊員は記録を閉じながら、なるほど、と呟いた。
現場で印象に残るのは、大きな判断をした人ばかりではない。救急隊が到着するまでに最低限のことをして、到着したらきちんと引き継ぐ。実際には、その切り替えが上手くいかない場面もある。
あの日の二人は、そこを越えなかった。
女性は医師として見た範囲を伝え、男性は自分がやったことだけを話した。知っていることと知らないことを混ぜないので、確認も早かった。
「でかい車、何か救急設備でも積んでたんですかね」
「さあな。そこまで見てへんし、聞く必要もなかったやろ」
「確かに」
「必要ないことまで知ろうとせんでええ。現場で要る情報が取れたら、それでええねん」
話はそこで終わった。
隊員たちにとって、優也と真琴は多数ある出動の中で、一度だけ会った協力者にすぎない。名前を覚えていない者もいるし、あの大きな車のほうが記憶に残っている者もいる。
それでも、若い隊員は後日、別の現場で周囲の人が善意から一斉に手を出そうとしたとき、あの日の光景を少しだけ思い出した。
できる人が、できるところまで。
その先は、次の人へ渡す。
優也も真琴も、そんなことが別の場所で思い出されているとは知らない。
◇
さらに別の日。
海沿いのサービスエリアで、小さなキャンピングカーを停めた年配の夫婦が、飲み物を買って車へ戻る途中、遠くの大型車両を見て足を止めた。
「あれ、前に見たのに似てない?」
妻が指した先には、別の大型キャンパーが停まっていた。
八輪ではない。
色も違う。
夫は少し見てから首を振った。
「違うな。あの時のはもっとでかかった」
「そうね。あんな大きいの、何台もいないわよね」
二人が思い出したのは、以前、自分たちのキャンピングカーが動かなくなり、サービスを待っていたときのことだった。
修理そのものをしてもらったわけではない。
知らない機械へ勝手に触ることもなく、救援が来るまでの一時間ほど、暖かい場所で待たせてもらっただけだった。
その車の中には、持ち主の両親らしい二人もいて、結果的に六人になった。
広い車ではあったが、入口付近は靴や上着で少し混雑し、持ち主は何度も「大丈夫ですか」と気にしていた。
妻は、あの日に一番印象へ残ったことを今でも覚えている。
「あの若い女の人、お医者さんだったのかしら」
「知らん。そういう話はしてなかったやろ」
「でも、すごく落ち着いてたから」
「お前、後から勝手に話作る癖あるぞ」
「だって、あの二人、不思議だったじゃない。夫婦でもなさそうなのに、ずっと一緒に動いてて」
「そこ気にしてたんか」
「ちょっとだけ」
夫は笑った。
「まあ、助かったのは確かやな。あの車なかったら、寒い中でずっと待ってたかもしれん」
「そうね。でも、泊めてもらうとかじゃなくて、ちゃんとサービス来たら終わりだったのも良かった」
「人ん家やからな」
「車だけどね」
二人は笑いながら、自分たちの小さなキャンピングカーへ戻った。
故障したあと、夫婦は整備の周期を少し早めた。
非常用のブランケットも増やした。
あの日の出来事を教訓と呼ぶほど大げさに考えてはいないが、一度困った経験があれば、次は少しだけ備える。
それだけの話だった。
◇
優也と真琴が知らないところで、ACROSSは少しずつ違う名前で覚えられていた。
「八輪のでかいキャンピングカー」。
「停電のときに電気を貸してくれた車」。
「雨の日に子どもを待たせてもらった車」。
「修理を待つあいだ暖かく休ませてもらった車」。
誰も、車内に存在する本当の広さを知らない。
《鑑定》のことも、魔素のことも知らない。
スマートフォンへ現れ始めた追加表示も、運転席のモニターに一度だけ浮かんだ『共有――』の文字も、もちろん知るはずがない。
外から見れば、それは少し変わった大きなキャンピングカーでしかなかった。
けれど、その車が通ったあとには、ごく小さなものが残っている。
非常用電源の置き場所を変えた施設。
雨の日の待機場所を見直したキャンプ場。
整備を少し早めるようになった夫婦。
そして、同僚の変化を何となく気にしている久保田や西村。
優也と真琴は、それを知らない。
そもそも、自分たちが誰かを変えたなどと思っていない。
停電したから、できる範囲で電気を外へ出した。
雨に濡れた家族が、キャビンへ移れるまで少しだけ場所を貸した。
故障した夫婦が、救援を待つあいだ寒くないよう中へ入れた。
そのたびに二人は、ACROSSだけで全部を解決しようとはしなかった。
施設があるなら施設へ戻す。
サービスが来るなら任せる。
できないことは、できないまま残す。
それは本人たちにとって、特別に立派な考えではない。ただ、何度か失敗し、迷い、話し合った末に身についた順番だった。
その順番が、二人の知らないところで、少しだけ他人の中にも残っている。
◇
同じ頃、久保田は家へ帰る電車の中で、スマートフォンに届いた孫の写真を見ながら笑っていた。
ふと昼間の会話を思い出し、福山のことを考える。
大きな車を買った。
若い女性とよく出掛ける。
無線の勉強まで始めた。
それだけ並べれば、四十代半ばになって急に趣味へ全振りした男にも見える。
けれど、久保田には少し違って見えていた。
「まあ、楽しそうやからええか」
誰に聞かせるでもなく呟く。
一方、西村は帰宅後、以前優也へ貸した問題集の控えを見つけ、次に会ったら補足しておこうと思った項目へ付箋を貼っていた。福山が本当に資格を取るかどうかは本人次第だが、珍しく続けているなら、分からないところくらいは教えてやればいい。
山のキャンプ場では、非常用電源の確認表に今日の日付が増えた。
雨の多いキャンプ場では、夕方前にテント利用者へ天候の案内が回った。
年配の夫婦は、自分たちの車の収納へ新しいブランケットを二枚追加した。
どれも、優也と真琴へ知らせるほどのことではない。
知らせたところで、二人ともたぶん困るだろう。
優也なら「俺ら何もしてへんで」と言い、真琴なら「施設側が判断した結果です」と少し困ったように笑うかもしれない。
実際、その通りだった。
二人は何かを広めようとしたわけではない。
誰かの手本になろうともしていない。
ただ、その場で必要なことを考え、無理なものは無理と切り分け、できる範囲だけを使った。
それでも、人が何かを覚えるとき、本人の意図まで必要とは限らない。
大げさな功績ではなくても、少し助かった経験や、目の前で見たやり方が、次の行動へ混ざることはある。
それは《鑑定》にも表示されない。
ACROSSのどこかに記録されているかどうかも分からない。
けれど確かに、二人の外側にも残っていた。
その夜、優也はそんなことを何も知らず、次の休日にどこへ行くかを真琴とメッセージで相談していた。
真琴もまた、どこか近場で十分だと思っていた。
二人が気にしているのは、運転席のモニターに次の文字が現れるかどうかでも、誰かが自分たちを覚えているかどうかでもない。
次に乗るときも、普通に使う。
何か起きれば、そのとき考える。
起きなければ、それでいい。
その少し離れたところで、二人が通り過ぎた場所だけが、それぞれのやり方で小さく変わり続けていた。
それはまだ、ACROSSの声ではない。
けれど、二人が知らないところに残ったものもまた、これまで使ってきた時間の一部だった。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
続きが気になりましたら、ブックマークしていただけると嬉しいです。
評価・感想も励みになります。




