ep.60 四人ぶんの時間
通路が広がってから一週間ほど経っても、GRANZの内部に新しい変化は起きなかった。
優也は仕事帰りに車庫へ寄るたび、最初の数日はほとんど癖のように通路を確認していたが、測っても結果は同じで、鑑定にも『拡張状態』『状態――安定』と出る。外側の車体にも変化はなく、短い距離を走らせても違和感はなかったため、真琴と話し合った結果、しばらくは無理に次を試さず、この状態のまま普通に使ってみることにした。
そんな中、優也の母親から電話がかかってきた。
『あんた、いつになったら見せてくれるん?』
開口一番それだった。
「何を?」
『何をやないやろ。あの大きい車。もう来てるんやろ? お父さんも、写真だけやったら大きさ分からん言うてるで』
「納車してすぐやし、俺もまだ慣れてへんねん。落ち着いたら連れてく言うたやん」
『落ち着いたん?』
「まあ……前よりは」
『ほな今度の休みでええやん』
話の流れが早い。
優也は少し考え、車庫で見てもらうだけなら問題ないだろうと思った。公道を走らせる必要もないし、空間拡張についても、両親は元の通路幅を知らないため、今の状態を見ても違和感を持つことはないはずだ。
「分かった。車庫まで来るなら見せるわ。ただ、勝手にボタン触ったりせんといてや」
『子どもちゃうんやから触らへんわ』
「母ちゃんが一番触りそうやから言うてんねん」
『失礼やな』
電話の向こうで笑う声が聞こえた。
通話を切ったあと、優也は真琴へ連絡した。両親がGRANZを見に来ると話すと、真琴は少し考えてから「私も行ったほうがいいですか?」と聞いた。
「無理せんでええよ。ただ見に来るだけやし」
『でも、前にご実家へ行ったとき、お母さまから「完成したら真琴ちゃんも一緒に乗るんやろ」って言われましたよね。今さら私だけいないのも変な気がします』
「それはそうかもしれんけど……」
『予定は空いてます。行きますよ』
「じゃあ頼むわ。たぶん母ちゃん、真琴おったら俺よりそっちに喋るから」
『それは前回で分かりました』
真琴が笑った。
◇
当日、優也は少し早めに車庫へ入り、GRANZの中を簡単に整えた。
普段から散らかしているわけではないが、人を招くとなると妙に気になる。テーブルを拭き、冷蔵庫の中を確認し、車庫の棚に出したままになっていた洗車用品を端へ寄せる。そこまでしてから、自分でも「家に親来る前と同じことしてんな」と気づいて苦笑した。
真琴は約束の時間より少し前に来て、車内へ入るなり優也の様子を見て笑った。
「掃除したんですか?」
「一応な。母ちゃん絶対あちこち見るから」
「普段から綺麗なのに」
「そういう問題ちゃうねん。親って、見るとこ変やろ。収納開けて『ここ何入れてんの』とか聞くで」
「さすがに勝手に開けないでしょう」
「母ちゃんやぞ」
その言い方で真琴が笑ったところへ、車庫の外から声が聞こえた。
「優也ー、ここで合ってるん?」
「来たわ」
優也がシャッター脇の扉を開けると、両親が並んで立っていた。
母親は中へ一歩入ったところで、GRANZを見上げたまま足を止めた。
「……でっか」
父親もすぐには何も言わず、車体の前から後ろまで目で追ったあと、ゆっくり近づいていく。
「写真で見てたより大きいな。ほんまにこれ日本走ってんのか」
「走ってるわ。俺が運転してここまで持ってきたんやから」
「ようこんなん買ったなあ」
「今さら?」
優也が笑うと、父親も少し笑った。
母親はもう車体の横まで行き、「タイヤ何個あるん」「ここ開くん」「この上なんなん」と次々聞き始めた。
「だから触る前に聞いてって言うたやろ」
「まだ触ってへんやん。見てるだけや」
「手ぇ伸びてたで」
「細かいなあ」
真琴は少し離れたところで笑いを堪えていた。
◇
まず外側を一周してから、四人で車内へ入った。
母親は玄関を上がった瞬間に「え、広っ」と声を上げ、父親も靴を脱ぎながら奥を覗いた。
「これ、ほんま車の中か?」
「俺も最初そう思った。前から後ろまで生活できるようになってる」
優也は設備を一つずつ説明するつもりはなかったが、母親が聞くので自然と案内することになった。リビング、キッチン、冷蔵庫、シャワー、トイレ、後部の寝室。そこまで見せると、母親は主寝室のベッドを見ながらすぐに振り返った。
「ここ誰が寝るん?」
「泊まるときは真琴が使った。俺は前の上から降りてくるベッド」
「なんであんたがそっちなん」
「俺が使ってみたかったからや。変な意味ちゃうで」
「誰も変な意味なんか言うてへんやん」
真琴が横で少し顔を伏せて笑っている。
父親はその会話には入らず、後部の収納や窓、天井まわりをゆっくり見ていた。
「昔、雨の日にワゴンで寝たん覚えてるか」
急にそう言われ、優也は少し驚いた。
「覚えてる。狭かったやつやろ」
「狭い言うても、あれはあれで楽しかったけどな。お前はずっと『足伸ばされへん』言うてた」
「そら子どもでも狭かったもん」
「その反動でこれ買ったんちゃうか」
「二億の反動はでかすぎるやろ」
四人で笑った。
以前、で実家のアルバムを見たときにも思い出した、あの雨の日の車中泊。父親の口から改めて出てくると、GRANZがただ突然現れた趣味ではなく、自分の中にずっと残っていたものの延長なのだと感じられた。
◇
一通り見たあと、四人はリビングへ移った。
優也と父親がソファへ座り、母親と真琴が向かい側へ座る。四人分の飲み物を用意しようと優也が立つと、母親も「手伝うわ」とキッチン側へ来ようとした。
「座っといて。二人来たら逆に狭いから」
「こんだけ広いのに?」
「通路は広なったけど、キッチン前に二人立ったら邪魔やねん」
言ってから、優也は自分の言葉に少し引っかかった。
広なった。
両親は当然気づかない。
真琴だけが一瞬、優也へ視線を向けた。
優也は何でもなかったように冷蔵庫を開け、飲み物を取り出した。
「ほら、母ちゃんは座っといて。コーヒーでええ?」
「私はお茶。お父さんコーヒーやろ」
「ブラックでええ」
四人分を用意し、テーブルへ戻る。
母親は車内を見回しながら、しみじみと息を吐いた。
「これやったらほんまに旅行できるなあ。ホテル取らんでもええんやろ?」
「場所は選ばなあかんで。どこでも勝手に泊まってええわけちゃうし、この大きさやから入れるとこも考えなあかん。でも、停める場所さえちゃんとしてたら中では普通に過ごせる」
「温泉連れてってくれる約束、忘れてへんやろな」
「覚えてるって」
「真琴ちゃんも一緒に行こな」
当然のように振られ、真琴は少し驚いたあと、「はい。私も行きたいです」と笑った。
優也は何も言わなかったが、そのやり取りが妙に自然だったことが少し嬉しかった。
◇
しばらく話していると、四人で座るときの空間の使い方が二人のときとは違うことに気づいた。
二人なら、片方が立ってももう片方が少し身体を寄せれば済む。ところが四人いると、一人がキッチンへ行き、一人がトイレへ向かい、別の一人が立ち上がるだけで、誰かが少し待つ場面が出てくる。
通路が広がったおかげで以前よりかなり楽になっているが、それでも車内であることに変わりはない。
母親が冷蔵庫を見ようと立ち上がり、ちょうど父親がトイレの場所を確認しようと後ろへ向かったところで、二人が通路の中央で止まった。
「あ、ごめん。先行って」
「いや、そっち先行ったらええ」
「ほら、またそうなるやろ」
優也が笑うと、母親は「十分広いやん」と不思議そうに言った。
「普通の車と思ったら広いで。でも四人で生活し始めたら、そら家ほど自由には動かれへん」
「四人で住むん?」
「住まへんわ」
真琴が笑い、父親も戻ってきながら「お前ら二人で使う分には十分やろ」と言った。
その一言に、優也は「まあな」と答えた。
確かに、今のGRANZは二人で使うにはかなり快適になっている。通路が広がったことで、以前のように毎回譲り合う場面も減った。四人になって初めて少し窮屈さが戻るくらいなら、それは車として当然の範囲だと思えた。
◇
母親はキッチンも気に入ったらしく、「ここで何作れるん」「冷蔵庫こんな大きいん」「洗濯もできるんやろ」と質問が続いた。優也が一つずつ答える横で、真琴が実際に旅でどう使っているかを補足すると、母親は途中から優也より真琴へ聞くようになった。
「真琴ちゃん、朝ごはんとか作るん?」
「簡単なものだけです。前はパンとサラダくらいでしたし、夜も毎回料理するわけじゃないですよ」
「優也、何もしてへんの?」
「コーヒー淹れたわ」
「それだけ?」
「前は鍋もやったって」
実際には途中で真琴へ任せたが、そこまで言う必要はないと思って黙っていると、真琴が横から「途中でキッチンが狭くて役割分担したんです」と正確に説明した。
「言わんでええねん、そこ」
「事実でしょう」
「真琴ちゃん、優也の扱い分かってきたなあ」
母親が嬉しそうに笑う。
優也は「何がや」と返しながらも、嫌な気はしなかった。
父親は少し離れたところからそのやり取りを見ていたが、やがて窓の外へ目を向けながら言った。
「これであちこち行くんはええけど、無理だけはすんなよ。でかい車やし、金掛けたから言うて使わな損やと思って遠くばっか行く必要もない」
「分かってる。今も近場から慣らしてるし、狭い道は避けてる」
「それならええ。遊びは長く続けたほうが得や」
父親らしい言い方だった。
優也は素直に頷いた。
◇
昼を少し過ぎたころ、四人で簡単な食事を取ることにした。
外へ出てもよかったが、せっかくなので車内で食べようという母親の一言で、近くで買ってきた弁当をテーブルへ並べる。四人分置いても食事をするには問題ないが、二人のときよりテーブルの上は一気に賑やかになった。
「こうして見ると、ほんま家やな」
父親が弁当の蓋を開けながら言った。
「車の中で家みたいに使いたかったからな」
「昔からそういうの好きやったもんな。車で寝るんも、秘密基地みたいなんも」
「まあな」
「四十五過ぎても変わらんもんやな」
「悪かったな」
優也が笑うと、母親が「ええやん、好きなもん見つけて」と口を挟んだ。
「仕事ちゃんとして、借りたもん返して、無茶せんかったら、何歳でも好きなんやったらやったらええねん。あんた昔から何やっても途中で面倒くさなるとこあるから、これだけ続いてるほうが珍しいわ」
「褒めてんのかそれ」
「褒めてるで」
母親は平然と答えた。
真琴が笑いながら優也を見る。
「私も、ここまで続いてるのはすごいと思いますよ。最初は本当にサイト見ながら『欲しい』って言ってただけでしたから」
「二人して過去の俺いじるなあ」
そう言いながらも、優也自身も同じことを思っていた。
欲しいと思っただけだったものが、今は両親と真琴が同じテーブルを囲んで食事をする場所になっている。
その変化は、空間が数十センチ広がったことより、ずっと現実味があった。
食後、母親はふと思い出したように「ところで、四人で泊まるとしたら寝る場所あるん?」と聞いた。優也は前方の降下式ベッドとリビング側の就寝スペースを説明し、真琴が「大人四人なら使い方を考えたほうがいいですけど、一泊なら十分できると思います」と補足した。
「ほな温泉行けるやん。お父さん、これで一回行こ」
「お前はもう決定なんやな」
「せっかくあるんやから使わな損やろ」
父親は呆れたように笑いながらも、嫌そうではなかった。優也はその様子を見て、少し前までGRANZを買うこと自体が自分一人の夢だったのに、いつの間にか両親の予定にまで自然に入り始めていることに気づいた。
「行くなら近場からやで。俺もまだ慣れてる途中やし、四人で泊まったら今日とはまた使い勝手変わると思う」
「それでええやん。別に遠く行かんでも温泉入って飯食えたら十分や」
父親の返事は、優也が最近ようやく分かってきた旅の感覚とよく似ていた。距離や観光地の数を増やすことより、移動した先で無理なく一緒に過ごせることのほうが大事なのだろう。そう考えると、次に両親を乗せる日が少し楽しみになった。
◇
食事が終わり、母親が「今度はほんまに温泉やな」と念を押してから、両親は帰ることになった。
車庫の外まで見送ると、父親は最後にもう一度GRANZを見上げた。
「ええ買い物やったかどうかは、これからやな」
「どういう意味?」
「買った値段の話ちゃう。これでどれだけ楽しい時間作れるかってことや。置いとくだけやったら、どんな高い車でもただの置物やろ」
「……それはそうやな」
「ほな、ちゃんと遊べ」
父親はそれだけ言い、母親と一緒に帰っていった。
優也はしばらく二人の背中を見送ったあと、車庫へ戻った。
真琴はGRANZの玄関付近に立っていた。
「いいお父さまですね」
「普段あんま喋らんけどな。たまにまともなこと言う」
「『たまに』は余計だと思います」
「本人おらんからええねん」
二人で笑った。
◇
両親が帰ったあとの車内は、急に広く感じた。
さっきまで四人が座り、飲み物や弁当が並び、誰かが立つたびに視線が動いていたのに、今は優也と真琴だけが残っている。広がった通路も、二人で使う分には十分すぎるほど余裕がある。
真琴がテーブルを拭きながら言った。
「四人になると、使い方がかなり変わりますね」
「せやな。二人やったら通路広がって一気に楽なったけど、四人おったらまた待つ場面出てくる。まあ、そら普通なんやけど」
「でも、ご両親は狭いとは思ってなかったみたいでしたよ」
「元知らんからな。それに普通のキャンピングカーと思ったら十分広いし」
優也はソファへ座り、さっき両親がいた場所を眺めた。
「なんか不思議やな。俺と真琴で使ってたときは『二人の車』って感じやったけど、今日親来たら急に人呼べる家っぽくなった」
「それは分かります。誰かを招くと、生活の場所って感じが強くなりますね」
「そのうち親連れて温泉行くんやろな」
「お母さま、かなり楽しみにしてましたよ」
「逃げられへんな」
「逃げるつもりだったんですか?」
「いや、行くけど」
優也が笑うと、真琴も笑った。
◇
しばらくして、二人は今日の記録を簡単に残すことにした。
空間拡張の検証というほど大げさなものではなく、四人で使ったときにどこが混みやすかったか、広がった通路がどう感じられたかを確認するだけだった。
「冷蔵庫の前とキッチン前は、四人になるとさすがに重なりますね」
「でも前の幅やったら、もっと詰まってたやろな」
「たぶんそうです。今の通路だから、誰か一人が少し待てば済んでるんだと思います」
「じゃあ最初の拡張、ちゃんと役立ってるな」
「かなり。だからこそ、次を急がないほうがいいと思います」
真琴はそこをはっきり言った。
優也も頷く。
今日、四人で使ったことで「もっと広かったら」と思う場面は確かにあった。リビングにもう少し余裕があれば、両親が来てもさらに楽に過ごせるだろうし、キッチン前も人が重なりにくくなる。
けれど、それは今すぐ必要なことではない。
「四人で毎日暮らすわけちゃうしな。親来たときだけ狭いからって広げるんも違うわ」
「はい。今日の状態で普通に食事もできましたし、困って何もできなかったわけじゃないですから」
「じゃあ記録だけで終わり」
「それがいいと思います」
以前の優也なら、便利になる可能性を知った時点で次を試したくなっていたかもしれない。今も好奇心が消えたわけではないが、実際にGRANZで過ごす時間が増えたことで、「何ができるか」より「何が必要か」を先に考えられるようになってきた。
◇
その日の夕方、優也は一人で車庫に残り、少しだけ無線の問題集を開いた。
西村から「一日五問でもええから続けたほうがマシや」と言われ、それを律儀に守っている。最初は文字を見ただけで頭が止まりそうだった問題も、最近は何を聞かれているのかくらいは分かるものが増えてきた。
数問解いたところで、優也はふと顔を上げた。
目の前には広くなった通路がある。
その向こうには、さっき両親が座っていたリビングがあり、キッチンには母親が「こんなんまであるん」と驚いていた跡のように、使ったカップがまだ乾かしてある。
魔素の現象だけを見れば、GRANZは急に理解不能な存在へ変わり始めている。
けれど今日一日を思い返すと、起きたことは驚くほど普通だった。
親が遊びに来て、車を見て、飯を食って、くだらない話をして帰った。
それだけだ。
優也は、その普通さがありがたいと思った。
もし空間が広がった瞬間から、毎日が実験と検証だけになっていたら、この車を買った意味が違うものになっていただろう。GRANZは不思議を調べるために手に入れたのではなく、旅をして、誰かと時間を過ごすために選んだものだ。
問題集を閉じた優也は、テーブルへ背を預けながら、父親の「ちゃんと遊べ」という言葉を思い出した。
「ほんまそれやな」
小さく呟いた。
◇
帰宅してからノートを開くと、優也はいつものように今日のことを書き始めた。
『両親、GRANZ初見』
『四人で食事――問題なし』
『拡張後の通路――四人でも有効』
『人数が増えると、キッチン前と冷蔵庫前は少し混む』
『現時点で追加拡張の必要なし』
最後の一行を書いたところで、優也は少し笑った。
以前なら「もう少し広ければ便利」と書いていたはずなのに、今日は「必要なし」と書いている。
便利になる余地があることと、今すぐ変える必要があることは同じではない。
その違いが、少しずつ分かってきた。
さらにページの下へ、今日の父親の言葉を思い出しながら一行加えた。
『GRANZは、広げるための車じゃない。使うための車』
そこまで書くと、優也はペンを置いた。
次の空間変化がいつ起きるのかは分からないし、そもそも二度目があるのかもまだ分からない。今回の通路拡張が偶然の一度きりで終わる可能性もある。
それでも優也には、少しだけ予感があった。
前回は、二人で一晩暮らす中で「あと少しだけ」と感じた場所が広がった。
今日、四人で過ごしたGRANZには、また別の使い方が見えた。
人が増えれば、家の使い方が変わる。
旅を重ねれば、必要になるものも変わる。
もしこの空間が本当に「必要」に反応しているのだとしたら、次に何が起きるかを決めるのは、優也が頭の中で考えた理想の間取りではなく、これから積み重なっていく生活そのものなのかもしれない。
そこまで考え、優也はノートを閉じた。
試す必要はないし、急ぐ必要もない。今はただ次の旅へ出て、その先で本当に必要なものが出てきたとき、GRANZがどう応えるのかを見ればいいのだと思えた。
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