前編 今日は休みの日まゆみはどこへ行く?
今日は会社がお休み まゆみは普段のストレスを発散しようとあちこちを一人で歩く
今日は会社がお休みの日。まゆみは手提げバッグを手に、お散歩を楽しんでいた。
「はー、久しぶりのお休み! サイコー! あのタヌキ社長もいないし、気が楽だわー」
そんなことを言いながら歩いていると、普段は見かけないカフェを見つけた。
「あれ? あんなところにカフェなんてあったっけ……?」
少し疑問に思ったものの、たまには普段行かないお店に入るのも悪くない。そう思い、まゆみは店内へ足を踏み入れた。
「いらっしゃいませー!」
店内に入ると、店員さんの元気な声が出迎えてくれた。
窓側の席へと案内される。
「ご注文がお決まりになりましたら、こちらのタブレットからご注文ください。それではごゆっくりどうぞ」
店員さんは深々と頭を下げて去っていった。
「さあて、久しぶりの休日を満喫するぞー!」
まゆみはワクワクしながらタブレットを操作し、豊富なメニューを眺めていく。
「くーっ、このハンバーグ美味しそう……! でも、このエビフライも捨てがたい……! あーもう迷う! メニューが多すぎるー!」
散々迷った挙句、まゆみは夢のコラボ「エビフライ付きハンバーグ」を注文した。
〜10分後〜
「お待たせいたしました、エビフライ付きハンバーグです。ライスは普通盛りでお間違いないでしょうか?」
「はい!」
「鉄板が大変お熱くなっておりますので、お気をつけくださいね。それでは、ごゆっくりお過ごしください」
店員さんが離れると、目の前の熱々メニューにまゆみのよだれが止まらなくなる。
「あー、小さい頃からエビフライとハンバーグを一緒に食べたいと思ってたけど……やっぱりこの組み合わせは悪魔的……!」
右手でナイフを握り、左手のフォークで肉汁あふれるハンバーグをカットする。ふうふうと息を吹きかけてから、口へ運んだ。
「はっふ、はっふ……! 熱いけど、お肉の旨味が溢れ出てきて最高……五臓六腑に染み渡る〜っ!」
ハンバーグを堪能したあとは、いよいよエビフライの番だ。
「エビフライの食べ方って人それぞれだけど、私はフォークをドスッと刺して豪快に食べるのが好きなのよね」
フォークに刺さった大きなエビフライを見つめ、うっとりと目を細める。
「では……いただきます!」
大きな口を開け、エビフライをパクッと口に放り込む。
「ん~~~っ! 美味しいーっ! エビもプリプリで熱々だし、大満足……お腹いっぱい〜!」
食後のコーヒーをゆっくり味わい、お会計を済ませて店を出た。
「はー、お腹いっぱいって言葉は何回言っても幸せね。さて、次はどこに行こうかな」
スマホの地図アプリを開きつつ、ふらふらと街を歩く。
「でも、たまに歩くと新しいお店や発見があって面白いなぁ。可愛い猫ちゃんも歩いてるし、幼稚園児たちが元気に散歩してるし……ずっと日本が平和だったらいいのに」
そんな平和な気持ちで歩いていると、目の前にゲームセンターが現れた。
「お、ゲーセンじゃん! UFOキャッチャーあるかな?」
吸い寄せられるように店内に入り、景品棚を散策する。
「へえ、今のUFOキャッチャーってこんな種類があるんだ……すごいなぁ」
その時、まゆみの足がピタッと止まった。
「あ……! あれは……『焼きそばパン抱き枕』……!?? これはゲットせねば……!」
まゆみは吸い込まれるように100円玉を投入し、緊張した面持ちでボタンを押した。
「これ……取れるかな? 取れないのではない、取るのだ! それが私のモットー……!」
そして、格闘すること1時間後——。
「ひーん……全然取れないよぉ……(泣)」
すっかりサイフを軽くし、涙目で諦めかけたその時。
まゆみの目の前に現れたのは——“あいつ”だった。
こんちゃー 渡り鳥ですいつも見てくださりありがとうございます 今回はまゆみは会社がお休みであちこち歩きましたね 一体誰がまゆみのピンチを救うかは後編でお楽しみにー




